オプーナ「相変わらずということですね。全く成長のあとが見られない…」

スライム「実はそう言いつつ、いい加減決断を下したんだけどね。今これを書いているのはまだ途中段階だから最終的にどうなるかは分からないけど、やっぱり今日改めて思ったこととしては、どうしても、『自分が売ったら即上がってしまうのではないか…』という心配というか不安が大きすぎて、どうしても、ど~うしても売却の決断を下す前に尻込みしてしまうということだね」

オ「そうなったらそうなったで、また次のエントリータイミングを見極めればいいだけなのですから、満期というものが存在するオプション買い取引では、速やかにポジションを清算するのが鉄則でしょう」

ス「頭では分かってはいるけれど、中々できないことってのは往々にしてあるんだ。早く寝なきゃと思いつつ動画を見続けてしまう……ダイエットしたいのに甘いものがやめられない……明日が大切な試験なのに無性に部屋の片づけをしたくなってしまう……どれも似たようなことです」

オ「見事にどれも典型的なダメな例、つまりそれを乗り越えられなくては、スライムさんはずっとダメ投資家のまんまだということですね」

ス「まぁマジで、そこをドライに、冷静に冷徹な決断を下せるようにならないと、いつまで経っても同じようなことの繰り返しで、オプション取引ではちょっと厳しいなと自分でも思うね」

オ「成長しなければいけませんね。

…では前置きはさておき、一応決断を下したとおっしゃっていた、本日の動きを振り返りましょう」

ス「時間前取引では、まあまあ上昇して、株価は148ドル台になっていたね。期待して良さそうかな?」



オ「通常取引が始まりました。時間前からさらに少し伸びて始まっていますね」



ス「プットは下がったけど、コールはプラスになってくれているね」

オ「間もなく3分経過という所、株価は149ドルに達しました」

 


ス「よきかな。当然、さらなる株価の上がりを期待しているんで、今の内にプットを売ってもいいかなという場面ではあるんだけど、昨日は即プットを売って、結果、朝一で売却したのより買い戻した時は高くついていたからね、そもそも保有中プットのデルタ値(=株価が1ドル上がったら、そのオプション価格が何ドル上がるかの目安)は-0.1376と非常に低いから、株価が上がっても最早さして下がらないことが予想されるので、後ほどさらに上がったコールと一緒に売れば十分かな、という結論に至ったよ。微妙に下がってしまうかもしれなくても、ヘッジを効かせ続けられることの方が重要だ」

オ「しかし、時間的価値の消失に伴い、オプション価格は常に刻一刻と価値が削られていきますから、必ずしも粘ることが常に正解とは言えないのが難しい所ですね」

ス「そう。結局、僕が売れば『売らなきゃ良かった…』という展開になり、僕が粘れば『売っときゃ良かった…』という展開になりそうな気しかしないわけです」

オ「そういう無意味な思い込みはやめた方がいいですね。ついこないだも言いましたが、スライムさんがどういう選択をしようとしまいと、その後の動きは何も変わりません。
   ごく短期的な値動きなど誰も読めませんから、全ては確率論に従い、上手く行く時もあれば行かない時もある、という話に過ぎないでしょう」

ス「まぁそうなんだよね。こんなの理論も何にもない、ただただ運によるものでしかないわ。そういうギャンブルチックなの、僕は個人的には好きだけど、ハッキリ言っておよそスマートとはいえない、愚か者のやる行為でしかないようにも思えるね」

オ「短期取引は投機的な意味合いが強いですから、それはそうでしょうね。その中でももちろん勝つ確率を少しでも上げられる人が生き残るのでしょうが、スライムさんのやっているのは本当にただの直感頼み、そんなのに未来はないとも言えますね」

ス「まぁ、やってて楽しくはあるし、いざ大きな余力ができるまでの練習ともいえるから、色々経験しておくのは悪くないと自分に言い聞かせよう」

オ「ただ楽しむだけでは何も成長しませんから、成功しても失敗しても、何かしら経験値を積むことこそが、多少の損益パフォーマンスなどより遥かに重要なことかもしれませんね」


ス「無駄話が過ぎた。とりあえず、NVDAはさらなる上がりを期待するとして、同じく開始後数分、コールが気になる本命株・NYMXはどうなってるかな?」



オ「株価は若干上がりまして、注目している来週満期・行使価格5ドルコールは、Askが一段階上がって0.15ドルになりましたね」

ス「まぁ、Bidは入札額も枚数も変わってないから、さらに追加で売ろうかと思ってる立場からしたら意味ないけどね。
…う~ん、やっぱり、来ないとは思うけど、昨日の『パートナーシップのニュースが近々来るかも』という話が気になるからね、Bidにぶつけて売りたくはあるけれど、ちょっと様子見かな…」

オ「それが良いでしょう。

 

…さて、それから15分程経ち午前9時47分頃になっていますが、NVDAの方は伸びてはいませんね。また148ドル台も前半にまで沈んできています」



ス「うーむ。難しいね。今日は上がる気がするけど、そう思ってたら昨日は結局最後の最後下がったもんね。やっぱり、もう僕には分からん。分からんから、もうちょい様子を見よう」


オ「さらに5分、さらに沈んでいます。148ドル割れ、ひいては前日比マイナスへの転落もあるかもしれませんね」



ス「あり得るね。やっぱり、プットを売らなくて良かったね」


オ「…と、午前10時になりました。幸いその後は若干持ち直しています」



ス「まぁ、逆に言えば横ばいか。このとき何を考えてたかはもう思い出せないけど、まぁ、多分上がる気がする…というか上がることを願って、もうちょい様子見したって所だね」


オ「それから20分少々経過、幸いNVDAは伸びています。いつの間にやら149ドルもまた超えていますね」



ス「いいねいいね。しかし、結局ここで最初に書いたことを強く思ったことを覚えているよ。つまり、ここから株価が上がると、満期まで近くて絶対額の小さいコールは、凄まじい上昇率で一気にグングン上がっていくから、できる限りこのコールで粘りたいんだよね。もちろん、もうずっと、早い内に満期の延長をしたく思ってはいるんだけれど、一旦清算した直後に株価がガン上がりし続けてしまうパターンが不安で不安で、どうしても今ここで売却する踏ん切りがつかない!!」

オ「よろしくない態度ですね。満期を延長した場合でも、上昇率は鈍くなりますが、それでも確実に株価が伸びればコールも伸びてくれるわけですから、欲張らず安全を期して早い内に先の満期に乗り換えておいた方がいいと思いますよ」

ス「う~む…。とにかく、ここでは様子見に徹してしまった」

オ「どうなるでしょうか。

 

…さて、時刻は回り午前11時も15分を過ぎた頃、気付いたら保有中ポジションの損益一覧画面にて、本命株・NYMXのコール売却ポジションに濃い緑色マスがついていた=評価額が下がっていた(売りポジションなので、評価額が下がれば自分にとって利益の緑色になる)のを目にされたようですね」

ス「売りポジションがプラス評価…すなわち、入札価格が下がったんだね。どれどれ…」



オ「恐らくどなたかが例のBid注文を受け入れたのか、とうとうBid 0.00のAsk 0.05となり、このプットは現在紙くず化してしまいました。少なくとも今この時点では、もう追加で売却することができませんね」

ス「小銭稼ぎのチャンスはなくなったというわけか。しかし、既に売りポジションを持っている僕としては嬉しい動きでもあるね。このまま満期まで紙くず化し続けてくれたら大いに結構、プット売却代金丸儲けになるから、実にありがたい」

オ「ということで、NYMXカバードコール売りは、よっぽどニュースが来て大きく動かない限り、もう不可能になった形です」

ス「まぁ、朝Bidに入札が入っている時にBidにぶつけておけば確実に100ドル弱ゲットだったけど、それはもう良しだ。NVDAの方はどうなっておいでで?」

オ「その後横ばい~微落でしたが、また少し上がってきているようですよ」

 


ス「よかばいよかばい。間もなくコール価格も3ドル到達か。もうちょい伸びて欲しいね」


オ「さらに10分後、午前11時30分を回り、コール価格はBidに3.00ドルが入った状況です」



ス「いやぁ、今振り返って思うと、ここで売っておくべきだったと思うねぇ…。最初から何度も言っている通り、『売った直後にさらに上がったら…』と思うと、どうしても手が出せなかったよ」

オ「さらに7分ほど経過、コールの入札状況はさらに1段階上がりました」



ス「あ、そういえばコール価格3ドルを超えたら、入札単位が0.05ドル刻みになるんだったね。ここからは0.01ドルずつの細かい入札ができなくなるのか……。それもあるから、本当にここらで腹を括っておけば良かったかもしれんね」

オ「…ということで、ここでも欲張ってしまわれたということですね」

ス「左様いかにも」

オ「…ということで、この辺りが天井であったわけですが…。
   時計は回り午後12時30分、横ばい微落でやっぱり欲張ってはダメだなぁと思っていた所から、また若干ですが上がっていますよ。

 

 

…いい加減、決断を下して売っておく場面ではないですかナ?」


ス「うむ、そうは思っていたのに、結局まだ決断を下すには至れなかった」

オ「ダメですねぇ。もう幾度となく同じ反省を繰り返していたはずですが…。

 

…さらに20分ほど経過して午後1時まであと10分程のところ、いきなり急落して、149ドルを割ってしまいましたよ」



ス「おぅふ。…と、こんなに下がってしまったら、また次の反発上げを待ってしまうのが僕だ」

オ「非っ常~に悪い癖ですね。結局、決断を先延ばし先延ばししているだけです」

ス「そうだね。ってことで、この辺りで反省し始め、ブログ記事タイトルはネガティブな形のをしたためた感じだよ」

オ「反省しつつ時間は過ぎ午後1時30分過ぎ、横ばいが続きながらも、何度目かの149ドル台復帰をしています」

 



ス「…ということでね、ついにこんな微妙な所で決断を下したのだ。ちょっと席を外さねばいけない感じでもあったのでね、いい加減注文を出しておくことにしたよ」



オ「席を外すということで、かなり欲張ってAskよりも高い合計3.20ドルでの指値売り注文ですね。注文中を示す青三角形が付きました」



ス「もうちょい株価が上がってくれれば、コールの伸びがプットの下がりに勝って、約定するかもしれないからね。健闘を祈る」


オ「スライムさんはどこぞへと旅立たれてしまいました。それから30分、何やら約定した気配がありますね。戻ってきてからのお楽しみとしましょう」


~午後2時18分~


ス「戻ったぞ!注文はどうなった?」

オ「NVDA株価はそれなりに伸び続けてくれて、午後2時過ぎに、スライムさんの注文は約定していましたよ。買いポジションを示す緑色の三角形は、とっくになくなっています」



ス「くぅ~、やっぱり僕が売り注文を出して放置した時に限って伸び続けるんだもんなぁ!!今売れば、合計して…3.4ドル以上で楽に売れたのか…!ま、若干安く売っちゃったけど、それは仕方ないね、売れてよかったと考えよう」

オ「その通りですね。考えるべきはこの先ですが、やはり、NVDAの満期延長ですかナ?」

ス「そうねぇ…。実はずっと注目している、こないだ大損を出した中国SNSの雄・WBが、今日はついに久々にそれなりに上がっていたんだね。これはチト気になるけど」

オ「一時は79ドルも楽に超えるぐらいにアップしていましたが、午後2時過ぎのこの時点では、78ドル代後半となっていますね。それでも、+4%超のアップです」

 


ス「こないだも見たけど、テクニカル分析はどうなっちょる?」



オ「1つ、昨日の時点で強気指標が付いているようですね」

ス「強気のフラッグ、ターゲットは85ドル~87ドル…まるで今日のアップを見透かしていたかのような感じだけど、それ以外の統計学的指標は、やはり直近では弱気が目立つね」

オ「参考にするもしないもスライムさん次第ですね」

ス「この指標が出た出ないに関わらず、WBはまた復活するとずっと思ってるけど、しかし今日の上がりは見事ではあるけれども、後追いするほどのものかな?…という気はしちゃうね。やっぱり、今後のノビシロとしては、NVDAと期待値的には変わらない気がするかな?NVDAのテクニカルはどうだ?



…こちらさんも、指標上は特に冴えないか」

オ「一応、6月に入ってからは、弱気指標はまだ付いてはいない感じですね」

ス「ま、やっぱりNVDAかな。この後の値動きにも依るけどね。1週間伸ばした、6月第4週満期のオプション板を見ておこう」



オ「言うまでもありませんが、来週満期のよりは随分高いですね。先ほど清算した行使価格150ドルコールですと、1ドルほど高くなっています」

ス「1枚100ドルも高くついちゃうのか…。逆に、さっき売ったのと近い価格帯のコールを選ぶなら、行使価格152.5ドルか155ドルあたり……行使価格150ドルより上は、中途半端に飛び飛びにしかないのが残念だなぁ」

オ「じっくりお考え下さい。


…と、売却が済んでからいそいそと記事を書き始めて、いつの間にやら時間が経ち、早午後3時となりました。NVDAはこんな感じです」

 



ス「一向に落ちてきてくれませんのぅ。ま、何がいいかは分からないけど、NVDAはやっぱりこの先伸びていくようにしか思えないから、もうちょい待って、またNVDAのコール&プットの両建て買いをしましょうか」

オ「コール一点張りにはされないんですね」

ス「満期を伸ばして多少安全ではあるけれど、何となく週末に向けてまた下がりそうな気もするからね。NVDAの上がりは強く期待しているしそう予想しているから、本心ではコール1点張りにしたいんだけど、やっぱり、特にテクニカル的にも強い値動きを見せているわけでもない以上、ヘッジポジションも組んでおいた方がいいかなぁと」

オ「望み通り株価が大きく伸びたときの利益は大幅減になりますが、私は、その選択は間違っていないと思いますよ。リスク管理は、本当に重要です」

ス「まぁ、リスク管理込みのポジションを組んでも、下手をこくと結局共倒れになるだけだから、全く油断せずしっかりとした取引をしないといけないことには変わりないんだけどね」

オ「いつだって、欲張らないことが大切です。

 

…と、ごちゃごちゃ言っていたら時間は過ぎ、午後3時40分少し過ぎ、気が付けば株価は若干沈み、149ドルを一瞬ですが割る場面も目に付いていますね」



ス「ここへ来て結局下落を見せたか。やはり、欲張らずに、ある程度の所でさっさと清算しておくのは重要だということだね」

オ「鉄則ですね。さて残り時間はあまりありませんが、どうされるおつもりで?」

ス「まぁ、買いましょう。またしてもアウトオブザマネーのコール&プットを同数買い、ロングストラングルだ!」



オ「対象行使価格は、コールが155ドル、プットが140ドルですね。合計Bid 3.01の合計Ask 3.12という所へ、3.08ドルでの指値買い注文、スライムさんにしては珍しく、かなりAskへ歩み寄った、売り手に有利な注文ですね」

ス「ま、欲張らずに約定させておいてもいい場面かなと思って。このコールとプットは、コールの方がデルタ値が大きいから、株価が反発上がりしちゃうとどんどん約定から遠ざかるからね。何となく、すぐに149ドルは復帰しそうな気配だったし、とっとと約定させておくのがいいかなと」

オ「ということで、かなり売り手に歩み寄った形であったからか、注文決定後即画像を撮ったら一瞬の青と緑の三角形の共存シーンが見られましたが…



…実際は部分約定などはなく即全て約定、あっさり買いポジション復帰です」



ス「ま、ええでっしゃろ。これで大分寿命が延びた。NVDAが大きく伸びていってくれることに、心の底から期待だ!」

オ「本日の取引履歴は、保有していたコール&プット買いポジションを売却し、1週間先のコール&プットを買い直すことで満期の延長を図った形ですね」



ス「…おっ、よく見たらさっきの買い取引、合計3.07ドルで約定しているね、これはラッキー!

…と、その後一瞬株価はそれなりに伸びてコールも伸びていたんだけど、終了直前に若干しなびてしまったね」

オ「終了時のオプション板はこんな感じですね」



ス「プットはあくまでも保険、これは紙くず化しても全く問題ないから、大きな値上がりに期待しているぞ!」

オ「上手くいってくれるといいですね。どのように動いても、とにかく欲張らず、正しい手を打てるよう頑張りましょう」

 

 

 




オ「本命株・NYMXは、最終的にほぼ動きなしですね」



ス「今週満期の行使価格5ドルコールは、このままいけば間違いなく紙くず化だね。一応来月分のオプション板も見てみたけど、来月満期でもすこぶる低価格だね。7月までにニュースはひょっとしたら来るかもしれないし、これはちょっと売り辛いな…」

オ「欲張ってカバードコール売りを仕掛け続けることもないでしょう」

ス「でも、正直、もうNYMXは手離してオプション取引に専念してもいい気もするけど……。いやいややっぱり、まだ僕のレベルではオプション取引専任は危ないな…。現物とはいえ期待値的には十分高いと思うし、長期保有で税金が安くなるという大きなアドバンテージもあるし、NYMX現物株はこのまま持ち続けるべきかもしれないね」

オ「見込みのある企業の株を購入し保有し続ける…それが正しい投資の姿勢でしょうから、それがいいでしょう」

ス「取引も、記事の展開も、何だか毎度本当にワンパターンだけど、とりあえず今はNVDAだね。明日以降、ぐーんと伸びて行ってくれると嬉しいね」

オ「満期まではゆとりができて若干余裕はあるでしょうが、油断せず、決断を下すべき時は速やかに下すようにしていけるといいですね」