オプーナ「これを書き始めた時点でまだ市場は終わっておりませんが、結局、何度失敗してもへこたれず挑戦中のNVDAオプション取引は、ご多分に漏れず相変わらずな感じになっているということですね」

スライム「思うようには行かないもんだね。まぁ、まだ死亡確定までは余裕があるから、全てが終わったわけではない」

オ「そう言っていると、本当にまた同じことの繰り返しになりますよ…。


…ともかく、例によってまた振り返ってみましょう」

ス「時間前取引、今日は落ちていたね。残念無念、しかしそのためにプットを買っておいたので、プットが意味を持ってくれるかもしれないね」



オ「しかし、ちょこちょこ行われている時間前取引では、微妙~に上がってきています。残り30秒という所で、前日終値に大分近付いていますね」

 


ス「まぁ、上がったり下がったりしていたけどね」

オ「通常取引が始まりました。こちらは開始後10秒経過時点…



   前日比マイナスですが、ほとんど同値と言って差し支えないぐらいな感じです」

ス「上がるのかねぇ…」

オ「スタートからちょうど1分経過時点、株価は若干下がり、プットは若干前日比値上がりしていますね。スライムさんの買値であった1.08ドルがBidとなっていますね」



ス「うーん、下がるのかねぇ…。今ならプットを売って利益を出せるけど、全く判断つかないから、様子見をするより他ないな」

オ「スタートから2分22秒経過時点で、株価はプラスになりました」



ス「やっぱり何となく今日は上がりそうだね」

オ「開始から5分経過しました。行ったり来たりではありますが、一応、その後ずっとプラス圏を維持していますね。コール価格も表示されている全商品前日比プラスです」



ス「ふむ、これは、さらに上がり続けるようなら速やかにプットを売っておく場面ですね」

オ「さらにそこから1分30秒弱経過しまして、株価は149ドルに達しています」



ス「くわっ!ここだ!!今日はきっと上がるターンだ、今の内にプットを売るべし!!」



オ「0.91ドルでの指値売り注文、これは買値1.08ドルより低いですが、ここからの株価上昇に賭けて、速やかに損切りということですね」

ス「暴落への保険の役割は果たしてくれたからね、今日は上がりそうだから、お役御免ということだ」

オ「注文後1分ほど待ちましたが、株価が若干下がったのをきっかけに、約定しました。プットポジションから緑色の三角形、消失です」



ス「まぁ、よろしいでしょう。後はNVDAが伸びて行ってくれることを期待だ。

 

   NVDAの伸びを待つ間、昨日も言っていた、本命株・NYMXの来週満期行使価格5ドルコールはどうなってるか、見てみよう」



オ「幸い昨日と全く変わらず、最低入札価格の0.05ドルですが、まだ20枚のBidが入っていますね」

ス「カバードコール売り、しちゃおっかなぁ~。でも、株価がマイナスな時に出すのも何だかバカらしいね、また上がった時でもいいかな?」

オ「満期まであまり時間が残されていませんから、あまり時間が経ってしまうと、当然、最低価格でも買いたい人はいなくなってしまう可能性はありますね」

ス「ま、そうなったらそうなったで別にいいから、もうちょい様子を見るとしようか」


オ「さて、間もなく10時という所、NVDAの方は…



…残念ながら伸び悩んでいますね。プットは、先ほど売却した時よりも値上がりしています」

ス「むむーん、上手く行かないね。でもまぁ前日比プラス圏は維持しているし、僕の直感では、今日は一伸びしてくれそうな気がするよ。直感が当たったためしもあんまりないけど」


オ「それから15分程度経ちましたが……。しばらくくすぶっていたのが、突然ピョンと伸び、また149ドルを超えてくれましたね。

 


…保有中のコール価格は、3ドルを十分超えています」

 

ス「えぇじゃあないか。この先……うーん、伸びる気はするんだけどなぁ。まぁ欲張らない方がいいのはもっともなんだけど、幸い満期までそれなりに時間はあるから、ここは一つ今しばらく欲張ってみましょう」

オ「…と、それとほぼ時を同じく、NYMXもピョンと立ち上がりました。



…が、Askの入札枚数は減っているものの、Bidは0.05ドルで20枚と、変わらずですね」

ス「何だ、株価が上がっても変わらないのか。別に何かニュースが来たわけじゃないようだけど、また一伸びするかもしれないから、これも注文には急がず、様子見しよう」


オ「さて、時刻は間もなく午前11時、NVDAは…それなりに伸びてくれて、株価は前日比+1%を超えていますね」



ス「よろしか。ここは当然…さらなる伸びに賭けて、待ちだ!」

オ「相変わらずですね。利益が出ているならば、安全を期してその間に満期の延長をしておいてもいいかも、という話だった気もしますが、もちろん満期まで近い方が株価変化からのオプション価格変化が激しくなるので、株価のもう一伸びを期待して、できる限り満期延長をする前にコール評価額を伸ばしておきたいという下心ですね」

ス「まぁそうだね」

オ「欲張った結果こうなるといういい例かは分かりませんが、その後NVDAは伸びることなく、微妙に下がってきています。正午の時点で、また149ドルを割っていますね」

 



ス「ありま。でも今日はプラス圏での推移って感じがするから、またすぐに上がっていくように思うけど」

オ「…という甘い期待は、オプション取引では禁物……午後1時30分を少し回りまして、とうとう株価は148ドルも割りそうな所、前日比マイナス待ったなしです」

 



ス「うへぁ…。こりゃ酷いな…」

 


オ「そこからしばらく踏ん張ってはいたものの、午後2時を前にして、とうとう前日比マイナスに転落です」

 



ス「ぼへぁ…。全く、本当にあきませんのぅ…」

オ「…と、ぼやくだけで、行動には移さないんですかナ?」

ス「うーん、やっぱり、今日はプラスの日な気がするから、またすぐ上がるように思うんだけどな…。根拠はないんだけどね」

オ「本当にそう思うならば、かなり安くなっているコールを買っておくという選択肢もないわけではありませんが」

ス「ま、そういう気はするけれども、そこまでの自信はないからね…。そもそも僕の直感は当たらないわけだし、コール買い増しチャンスではある気もするけど、手は出せなかった」

オ「結局チャート的には一気に落ちそうにも思えた感じですが、それから5分かそこらで、午後2時を回ったらまたプラスに復帰してくれましたね」



ス「こいつぁ良かった、きっとまた伸びていくでしょう」


オ「…と、ようやくリアルタイムに追いつき、これを書いている午後3時、株価はそれなりに伸びてくれていますね」



ス「しかし、先ほどのマイナス転落のダメージが大きく、コール価格は結構下がってしまったね。もし3ドルを超えていたらそろそろ売って、1週間ぐらい満期を伸ばそうかとも思っていたけど、ちょっとこうなるとどうしようか躊躇っちゃうな」

オ「そうしてマゴマゴ躊躇していると、いたずらに時間的価値だけ失われてしまって、徐々に死んでいくのがオチですよ」

ス「まぁねぇ…。でもまぁ、一応今日は株価プラスで終わりそうな気がするし、明日も続伸する可能性はあるから、また昨日と同じように保険のプットだけを買い直して今日は終わろうかな、と思うよ」

オ「本当にそんなに都合よく行きますかナ…?

…残り30分を切り、突然来ましたよ…

 



…転落が!」

ス「あひぃ~!何てこったい!!」

オ「まさかここまで突然大きく動くとは思いませんでしたが、やはり無駄にのんびりしていてはいけないということですね。さぁ、どうされるおつもりですかナ?」

ス「難しいね…。大きく下がったってことでやっぱりコールを買い増しもしてみたいけど、今の余力ではわずか1枚買えるだけ…。プットを買い直そうにも、値上がりして朝売ったのと同じプットを同じ枚数買えなくなっちゃったね。まぁ同じのを同じ枚数買う必要もないんだけどさ」

オ「しかし、そこから数分で、一気に下がった反発か、若干戻していますね」



ス「悩ましゅうございますねぇ。プットを買っておいた方がいいんだろうけど…コールを買い増すチャンスにも思えなくはない…」

オ「1点張りは危険ですよ」

ス「でも今の本当に擦り減ってきてしまった余力でプットを買い直しても、何だかなぁって気もしてしまうけど…」

オ「私は、こんな時にオプション買いに走るのではなく、逆に保有中のコール買いポジションを清算しておくのがいいと思いますが」

ス「ぐむむむ…。今さら、こんな下がった所で売却か…」

オ「迷っていたら既に残り10分、午後3時50分という所でまた下がりを見せ、株価は146ドル台を一瞬マークしましたよ」



ス「ギエピー!!こりゃ危ない予感がするね、仕方ない、プットを買っておこう」

オ「プットを建てるだけで、コール買いポジションは粘り続けるんですか…。あまり得策には思えませんが…」

ス「コール1点張りよりはマシだ、ちょっと株価が反発した所で、買い注文、どうだ!」



オ「行使価格を1段階下げて、行使価格140ドルプットを、0.81ドルで、朝売却したのと同じく4枚の買い注文ですね。スライムさんの注文がBidになってはいますが…」



ス「ついに残り4分、株価が下がってきてしまっていることもあり、約定しないね…。ま、最悪約定しなくてもいいっちゃいいし、もうちょい様子見しようか…」



オ「…と、間もなく残り3分という所で、株価が少し上がった所で約定しました。



…ラッキーなことに、指値売り注文より安い、0.80ドルでの約定だったようです」



ス「しかしもうこれは当然のことなのかもしれないけれど、約定して数十秒後、Bid 0.78のAsk 0.79と、あっさり0.79ドルですら余裕で買えるような状況になっているね。まぁこれはしゃあないな」

オ「…と、市場が終了しました。結局株価は最後の最後若干上昇を見せ、購入したプットはさらに値下がりしていますね」



ス「ま、その分コールが上がってくれることになるから、問題ナシ」

オ「私はやっぱり、コールを清算しておいた方が良かったのではないかと思いますよ。結局損切りしたくない病が発症して、今さら売るに売れず、粘ってしまったような形です、成長の跡が見られませんね」

ス「ハッキリ言って、その通りだね。損切りというか、一応買値よりはまだ高いんで損切りではないんだけど、日中あそこまで上がっていたコールを、突然下がってしまったからといって売る気には……正直明日からもこの先まだ下がりそうだという気しかしないというのに、もうこんな所まで下がってしまったものを売る気にはどうしてもなれなかった…」

オ「いけませんね。『いくらで買ったから今売ると○○』『さっきまで○ドルだったから今さら売るのも…』というのは本当に全く本質的ではない話で、考えなくてはいけないのは過去を振り返っての『これまでのこと』などではなく、いつだって常に、これから先の『未来のこと』です。

   この先株価(コール)が下がりそうな気がするならば、仮にさっきまで遥かに高値をつけていたのだろうと何だろうと、速やかに見切りをつけておくべきでした」

ス「冷酷にその判断を下せるようになるためには、まだ成長が必要だね」

オ「長く市場で生き残るには、絶対に、必ず必要なスキルです。身につけられるように頑張りましょう」
 

 

 




オ「結局本命株・NYMXもその後下落しており、前日比マイナスで取引を終えたようです」



ス「それでもなお行使価格5ドルコールにはBidが入っているね。

   乏しい余力を少しでも増やすため、カバードコール売りをしようとも思ったんだけど、Message Boardを見ていたら午後2時頃、こないだいつだったか、暴落の本当の直前に『Newsが来るよ』と書き込みしていたSallyさんが、新たに『パートナーシップのニュースが近々来るよ』などと書き込みしていたのです。
   古参の住人Longtermgonedailyさんは『15日前お前は株価1.50ドルになると言っていたじゃないか、黙らっしゃい』と言っていましたが、個人的にはSallyさんは何かクサイものがある気がするので、これはひょっとしてマジで来るかもしれないと思い、念のためこれ以上のコール売りは控えておきました」

オ「どうなるかは全く分かりませんが、無理にコール売りをしておく場面でもないのはその通りかもしれませんね」

ス「むしろ、既に売却済みのポジションを買い戻しておいた方がいいかも…。まぁ、余力がないんでそれもできないんだけど…」

 


オ「ともかくその余力を注ぎ込み続けているNVDAオプション取引は、結局またズルズルと死亡へ刻一刻と近付きつつある状況になってしまいました。
   まだ何とか取り戻せる所ですので、明日以降は無駄に引っ張らないように気をつけましょう」

ス「もし明日NVDA株価が大きく下がっていたとしたら、今日コールを引っ張ったことを後悔してしまうだろうからね。
   全て正しい選択を取るなんて絶対にできないけど、できる限り後悔のない、上手な取引をしていきたいね」