オプーナ「好決算…ということは、『今週の注目株』として注目していた中国SNSの雄・WB (Weibo;微博・ウェイボー) ですね」

スライム「いかにも。エントリーしてから1時間半の間にも波乱万丈あったので(言う程ありませんが)、もっと含みのある記事タイトルにしようかと思ってたんですが、もったいぶるものでもないのでもう結果を書いちゃいました。まぁ、1時間半で2倍なら、クッソ大当たりじゃないでしょうか」

オ「出木杉英才くんもビックリなぐらいに出来過ぎですね。振り返ってみましょう」

ス「最近ずっとバブリーな状態のNVDAで小利を貪っていたんで、もちろんまずはNVDAを見てみました。時間前取引、またまたNVDAは伸びてましたね」

 



オ「開始3分前、136ドルを超えていますね」

ス「しかし、それより気になったのが、WBだ!決算はどうなったのかと見てみたら、何と!

 



   時間前取引で、株価70ドル超えの爆上げ!!この時点で決心はほぼ固まった、今日はコイツに飛びつき、決算後の狂騒のおこぼれをいただこうと」

オ「ちなみに本日の時点でWBのオプションは行使価格75ドルまでしか存在せず、これが最高行使価格です。明日は間違いなく取扱商品が増えることでしょう」

ス「取引スタート…一応NVDAもチェック。開始10秒の時点、伸びとるね」



オ「昨日2.10ドルで売却した行使価格135ドルコールは、今なら遥か高値で売却可能ですね。しかし、持ち越していたら、本日売って、また別のオプション (WB) を買って…とすると、その時点で取引1往復にあたり、今日中のWB売却が不可能となるため、昨日売っておいて問題なかったとも言えるかもしれません」

ス「過ぎたことはもうどうでもいい。そしてWBだ。市場スタート後37秒経過時点、株価は72ドルに跳ねてるね!」

 



オ「これで、スライムさんの注文を出すという決意は固まったようですね。1分ほど様子を見て、オプションにもそれなりにまともな注文が入ったのを見るや、注文を出されましたね」

ス「行使価格74ドルを選んだよ。コイツならすぐインザマネーに入ってくれるでしょう。グダグダ注文をクリックしていたらさらに動いており、注文直前のBidが1.20、Askが1.90で、直近取引価格が1.53ドルとなっていたので、1.60ドルで40枚の買い注文、またまたほぼ全力投資だ!!」



オ「株価はなおも一気に上昇、ボラも強烈に高い状況ですし、どうかなと思ったのですが、どうかなと思う間もなく、無事に全40枚約定してくれました。
   市場開始後2分と経たず、買いポジションを示す緑三角形の登場です」



ス「ふぃ~、やっぱりいざ約定すると緊張するね。既に上がりすぎてるんじゃないか…?これだけ上がっていて、本当にさらに上がる余地はあるのか…?不安は尽きないね」


オ「それから4分経過、株価は早75ドルを突破しています。1.60ドルで購入したコールは、既にBidが2.00ドルなので、2ドル以上で売却できることが確定していますね」



ス「もちろん、言うまでもなく、まだ粘るさ。きっと、さらに買いが殺到して、株価はさらに上がる!!」

オ「…しかし、そんな都合よく思い通りに事が運ばないのが世の常、さらに10分少々経過した時点で、上昇の勢いはかげりを見せ、むしろ下がってきています。コールも、スライムさんの買い値が1.60ドルとなってしまいました」



ス「うーん、まぁ、いつも言ってる通り、慌てて飛びつくことはなかった、って感じかな。でも、Bidが1.60つまり1.60ドルでは現状買えない状況だから、今のところ1.60ドルで買ったのは間違ってはいないね」

オ「そんな呑気なことを言っていて大丈夫なのでしょうか?さらに15分ほど経過し、午前10時を回りました。株価はさらに沈み、Bid 1.40のAsk 1.65となっています。評価額は大きく赤字、直近取引 (Last) では、1.30ドルで取引が成立していたようです。スライムさんの買値と比較して、18.75%ものディスカウントです、これは残念でした」

 


ス「ぐぬーん。…でも、大丈夫だ!だってウェイボーだぜ?フェイスブック+ツイッターだぜ?!中国パワーで、成長していくに決まってる!そろそろ出遅れ組がWBの好決算に気付いて、買いが殺到する頃でしょう、きっと上がってくれる!!…っていうか上がってくれ!!」

オ「それから10分、スライムさんの願いが通じたのか、株価は74ドルに復帰しています」



ス「ふむ、よかよか。
…しかし、シャクだったから画像を撮ってはいないんだけど、この後またずっとなだらかに下がっていたんだよね。ずーっと73ドル台でダラダラ、コールも、売ればギリギリ利益は出せるぐらいだけど、今さら売るのもなぁ…という、よくある最悪なパターンに陥りかけていました」

オ「このまま下がってしまうのか、と不安ももたげていましたが、それが一転したのが30分程経過して10時40分も過ぎた頃、またまた上昇のターンに入りまして、10時50分少し前には、株価75ドル台に復帰です」



ス「これはホッとしたね。しかし、ここからどうするか、だ。この時点でチャートを撮ってみたけど、ハッキリ言ってここからどう動くのかは全く分からん」

 


オ「既にこれを書いているのは取引が全て終わった時点なので何ともアホらしいアドバイスですが、私は、欲張らず売却しておいた方がいいと思いますよ。1.60ドルで購入したものが、この時点で2.30ドル程度で楽に売れそう…もう十分でしょう」

ス「直感的には下がりそうな気もするしね。しかし、そこで粘るのが僕であった。午前11時も少し回り、幸い株価はさらに伸びてとうとう前日比+20%を突破!」



オ「まだ強欲に粘られるんですかナ…?」

ス「これなら…大台の3ドル突破もあるんじゃないか?そんな甘い希望が頭をよぎる…」

オ「その1分後、株価はさらに上昇、Askが3.10ドルと、3ドルを超えてくれましたね」



ス「でも、Bidが伸びてくれなきゃ…」

オ「さらに2分後、株価が76ドルを超えました。Bidはあまり伸びていませんが、Askは3.20ドルとなっています」



ス「3.20ドル?冷静に考えたら、3.20ドルって、買値の2倍じゃないか!!」

オ「さらに1分後、Askは3.30ドルとなりました」



ス「…よし、キリもいいし、もうこれ以上欲張ると絶対にバチが当たる、3.20ドルでの売り注文を出しましょう!!」



オ「まだBidとは差があるので、即約定はしないでしょうが、株価の動きは非常に好調に伸び続けていますし、このまま上昇が続けば約定もありそうですね。
   注文後、Bidは早速3.00まで上昇しています」



ス「来い!!」

オ「…と、この画像の31秒後、午前11時9分を少し回った時点で、Bidが3.00のまま、緑三角形が消失しました。無事約定したようですね」



ス「すわっ!Bidが変わっていないから、Askが伸びた瞬間、『Askがさらに大きくなった!やっぱりもっと高く売れそうだから、注文キャンセルして、もうちょっと欲張った注文に修正しようかしら!』とか思ったんだけど、Askが自分の出した入札より高くなったってことは、何てこたぁない、自分の出した注文が約定したってことだったね。
…ま、ケチって追うように注文を上げ続けていたら永遠に約定できないから、ちょっと早まった気もするけど、ちょうどいいでしょう」



オ「…ということで、市場開始直後1.60ドルで購入したコールが、1時間37分程で3.20ドルで売却できた、という形になりました。まさに粗利益+100%で資金は2倍、これは大変良かったですね」

ス「6416.22ドルが、一瞬で1万2783.42ドルになって戻ってきたのか。手数料を引いたら2倍にはなっていないけど、ほぼ2倍…。NYMXの現物株を全力買いして以来、初めて余力が1万ドルを超えたぞ!これは嬉しいね」

オ「しかし、毎度言っていますが、極めてリスキーな投資であったことには間違いありませんよ。決算発表直後大きく上げていた株が、いわゆる寄り天でズルズル下がり続けることなど、非常にざらにあるお話です」

ス「まぁ、決算の内容を吟味したわけでもなし、究極的には単なる運だわな。しかし、ウェイボーですから。何たってフェイスブック+ツイッターだぜ?…いや使ったことないから知らんけど」

オ「実際伸びてくれたので、今回ばかりはスライムさんの飛びつきが功を奏した形ですね。
   ちなみに参考までに、株価は伸び続けていたことからも明らかな通り、約定後2分と経たず、売却した3.20ドルはBidとなっていました」



ス「…ま、欲張り続ければキリがない  抜けないトゲだね~」

オ「もちろんその後実際さらに高額で何度も取引が成立していましたが、わざわざ追うのもやめましょう。
   ただし、欲張らずにある程度の所で売れたのが良かったのはともかく、エントリーを少し待てばさらに安く買えていたのは、反省材料かもしれませんね」

ス「それも結果論だけどね。でもまぁ、どんなに好調でも一瞬小休止があるだろうから、そこを狙うのもいいと言えるかもね」

オ「その『小休止』が、実はそのままズルズルと転落につながる落とし穴であることもあるので、どうするのが絶対正しいかは、やはり何とも言えませんね」


ス「…と、もう追うのはやめようかと思ったけど、やはり今後の参考になるだろうから、その後の値動きもちょこちょこ追っておこう」

オ「こちらは午後12時30分を少し回り、株価がとうとう77ドルに達した頃合いです」



ス「ふむ。売らずにキープしておけば…とかそういうことはともかく、伸びるもんだね」

オ「そしてさらに1時間ほど経過、もうすぐ午後1時30分の時点で、株価は余裕の78ドル超え・79ドルに迫らんと、さらに伸びている様子がこちら…」



ス「ホンマにやりますねぇ。例のコール、もうBidは4.80ドルのAskは5.30ドル、直近取引価格は5.22ドルかよ!
   今のBidにぶつけるだけで、買値の3倍で売れたのか…これはさすがにちと悔しいね」

オ「そんなものでしょう」

ス「でもさすがにいい加減天井くさいから、もしまだ売らずに持っていても、5ドルを超えた辺りで多分売っていたかな?」

オ「ポジションがないなりに、シミュレーションしておくのも練習としていいかもしれませんね。

…さて時刻は午後2時30分を少し回り、WBはどうなったでしょうか」



ス「若干下がったか。株価上昇の勢いも削がれたからか、コールも5ドルを割っちゃったね」


オ「最後に残り30分、午後3時30分のオプション板です」



ス「ほぼ横ばいかな。でも最後の最後に駆け込み買いが殺到するかもしれんね。
   ま、とりあえず今日はひとまずこんな所という感じだね。一応参考までに、市場が終わった時点で、本日の1日値動きだけ見ておこう」

オ「1日チャートと、市場終了時のWBオプション板はこんな感じです。最終的に、スライムさんがコールを売却されてからも、株価は3.34%の上昇があったようですね」

 



ス「ふむ。これは、明日も伸びるやつかな…?」

オ「どうなるかは、誰にも分かりません」

ス「様子次第では、WBに再戦もいいかもしれんね」

オ「決して慌てることはないよう、また欲張りすぎないことを重々意識しましょう」

 

 

 



オ「一方のNVDAは、本日は思ったほどには伸びませんでした。市場開始直後とほぼ同じ水準ですね。日中は一時的に前日比マイナスにもなっていました」



ス「ま、そんな所かなと思っていたけど、むしろマイナスに転落したのに回復して、最終的には前日比プラスなんだからやはり強いね」


オ「一方本命株・NYMXは、ちょうどWBがスライムさんの売却に至った伸びを始めた頃、午前11時前に、大きく下落していました。こちらその時の様子…」



ス「オプション板を見たら、今週満期行使価格4ドルコールが、アウトオブザマネーになったというのに、まだBidが入っていたんだよね」

オ「これをカバードコール売りすれば、金曜日時点で株価が4ドルに復帰していなければ、売却資金丸々丸儲けとなります」

ス「めっちゃ悩んだ。Bidにぶつけて、0.10ドルで例えば50枚ぐらい売るだけでも、500ドルの臨時収入ゲットだからね」

オ「保有中の現物株を担保にするため、証拠金や元手の類は一切必要なく、売却した瞬間に純粋に500ドルを入手できます」

ス「だがしかし、あっさり反発する気もするんだよね。また明日にでも反発して4ドルを大きく超えちゃったりしたら、買い戻しに大きな費用がかかる可能性もあるので、ここはリスクを取るべきではないかなぁ、と…」

オ「様子を見るべきだと思いますが、様子を見てもう売っても大丈夫だと判断できる頃には、言うまでもなく、もう値段を付けて売ることは不可能になっているでしょうね」

ス「まぁ100枚売れば1000ドルゲットで、結構魅力的だったんだけど、ここはグッと我慢しておいたよ。もう既に行使価格5ドルコールを100枚売ってるしね。ここでいきなりグッドニュースが来て株価爆上げしたら、メチャクチャな状況になってしまう」

オ「まぁそれがいいかもしれませんね。この下がりの直接的な要因は不明ですが、どうもNYMXはこのタイミングで損失を報告する決算発表を行ったようで、それが原因かもしれませんね」

ス「開発段階のバイオの決算なんて何の意味もないのに、この下がりもよく分からんね。やっぱりすぐに4ドルぐらいには復活する気もするから、ここはカバードコール売りに手を出さず、様子を見るべきだ」

オ「小利に飛びつき大利を失う可能性を考えたら、ここは我慢で問題ないでしょう。
…さて、市場終了時点のNYMXオプション板がこちらです。



…株価は若干戻しましたね。例の行使価格4ドルコールは、先ほどより下がりはしましたが、まだBidに値段は付いており、コール売りは一応可能な状況です」

ス「…ま、明日まだ値段が付いていたら考えるかもしれないけど、ともかく今はNVDAに、それから新たに取引履歴のある仲間に加わったWBだね。…正直、木曜日、BABAで同じように決算後の爆上げがあれば、また全く同じように飛びつこうと思っているよ」

オ「決算前には、さすがに飛びつかれないんですね」

ス「それは危険すぎるからね、もちろん決算前に決算ギャンブルに飛び込んで大成功すれば利益のケタが違ってくるかもしれないけど、僕には後出しじゃんけんで十分だ」

オ「それが良いでしょう。しかし決算後に飛びつくことも、それはそれで十分危険なことは決して忘れないようお気をつけ下さい」