スライム「あまりに話題がないもので、何かないかと連日米国市場のトップ値上がり率を記録していたCERUという銘柄のヘッドラインを見ていたら、今日のブログ記事タイトル前半に挙げたニュースが目に付きましたのでね、クソ記事のニオイしかしませんがこれを見ておきましょうか」
オプーナ「本日3月15日は市場にとって重要なFRB(連邦準備制度理事会)のFOMC(連邦公開市場委員会)が開催される日ですから、話題がないということもないでしょう。政治・経済には一切目を向けようとしないスライムさんですが、米国株に投資している以上、気にしておいた方がいい話だと思いますよ」
ス「そう かんけいないね。僕はひたすら楽して投資をしたいという姿勢ですから、政治とか経済みたいな難しい話は考えたくないんだ」
オ「そんなふざけた姿勢でこの先生きのこることができるのか…それは時間が証明してくれるお話ですね」
ス「…と、当初思っていんだたけど、やっぱり発表直後に面白い値動きがあったからね、ブログ記事タイトルに結果だけ追加しておいたよ。こういう経済イベントは、株式市場にとってとても重要なんだ(手の平クルー)」
オ「…見事に手の平クルックル、模範的な、クソザコ投資家の鑑ですね。
さて、件のニュースは、TheStreetから午前中に配信されていたもので、開いてみたら非常に短いあっさりとした記事でした」
ス「内容も浅そうだし、話題潰しにはもってこいだね」
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連邦準備制度理事会(FRB)が道を踏み出すまでは、小型の、素早い取引に固執すべし
(http://realmoney.thestreet.com/articles/03/15/2017/stick-small-fast-trades-until-feds-out-way)
FOMCの日の取引は、いつだってチャレンジングなものだ。ニュースの前のアクションは大抵スローでランダムだが、発表後には、大抵、事態が落ち着く前に、いくつかの激しい上下動がある。
本日朝までのところ、我々は昨日何らかのまずいアクションを取った後、反発している株をいくらか目にしている。市場の広がりは非常に良くなっており、3対1に近い比で前日比プラスが多くなっているが、新しい直近12か月間最高値は約140で低くなっている。
バイオ銘柄は昨日最も苦しんでおり、このグループは反発しているが、テクニカル分析上のダメージがいくらか蓄積しており、私は脱出しようとしている捕われの強気勢がいるのではないかと予想している。
光学セクターにもいくつかの反発が見られているが、このセクターは最近非常に悪化してきており、おそらくV字型の回復は見られないであろう。私は、このグループではOCLR (Oclaro) に再び目を向けているが、急いでポジションを構えるつもりではない。
私がデイトレをしているバイオには、CERU (Cerulean Pharm) やBIOS (BioScrip) のように、いくつかの投機的な動きがなおも存在するが、それは限られている。『最近の今週の株』BLDR (Builders FirstSource) は引き続き順調に成長し続けてはいるが、もっと良い出来高にもなり得るだろう。
FOMCのニュースが出てくるまで、多くのことはないが、小規模な、素早い取引は行える。全体として、市場の振る舞いはあまりポジティブではないが、FOMCへの否定的な反応に対する賭けは、通常、うまく機能しないものである。
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ス「キングオブクソ記事でしたね。根拠や理論は何もなし、ニュース記事はお前の日記帳じゃねーぞ!」
オ「もし根拠や理論が示されていても、『お前がそう思うんならそうなんだろう “お前ん中”ではな』と難癖を付けるのがスライムさんな気もしますが、とりあえず、記者の注目としてバイオ銘柄を中心に4銘柄が挙がっていました」
ス「他に話題もないから、今日はこいつらがどんなもんかだけ見ておこうか」
オ「まずはバイオ銘柄から、抗がん薬開発企業のCERU、月曜に続く連日の大アップです」
ス「弱小株にしてはもうオプションもあるんだよね。最低行使価格のコールもインザマネーに入ったし、投資先としては結構良さ気かもしれんね。
大上がりしているのにイマイチこれといってニュースは見当たらなかったんだけど、何があったのか含め、しばらく要チェックか」
オ「続いてBIOS…」
ス「この名前は見覚えがあるね。以前暴騰暴落表で出てきた記憶があるよ。チャートを見る限り、昨年11月に暴落で顔を出していた感じか」
オ「それ以来徐々に回復しつつはありますね。しかしまだまだ株価は低い状況です。
続きましてはBLDR、こちらはバイオではなく、建築資材会社だったようです」
ス「記事では『成長中』とか言われてたけど、5年チャートを見たら別に言う程でもない…わけでもないけど、波が激しい感じだね。個人的には、これはイマイチだな」
オ「最後に半導体・光学装置、OCLRです」
ス「ま、昨年中旬からの伸びは結構いいけど、別に特記事項も無いね。
そんなことより、FOMCの発表後、市場は大きく動いたからね、こんなクソニュースの記事はもうどうでもいいんだ。今一番注目しておきたいのは、コレだ…!」
【本日の最注目銘柄】
ス「そんなわけで、今日は上記CERUに注目しておこうと思ったんだけど、目を見張る動きをしていたコイツに、記録のために着目しておくとしよう。
その銘柄とは、ズバリ、金鉱株ブル3倍ETFの、NUGTだ!」
オ「何てことは無く、利上げが決定した瞬間の午後2時から、もの凄い勢いで金鉱株が上がったということですね」
ス「クワァー(裏声)!スゴすぎぃ!何がスゴいって、コールの値上がりだ!
…どの商品も凄いけど、アウトオブザマネーから一気にインザマネーに入った行使価格9ドルだと、昨日の評価額(=BidとAskの平均値)が前日比から計算すると0.055ドル、そして現在0.5ドル程度で取引されてますから、一気に9倍以上、約800%もアップ!
この数字もスゴいけど、何より一番スゴいと思うのは、これが発表後に一気に来たということだ。これ、ニュースを見て、微妙に動き始めた瞬間に手を出しても十分行けたんとちゃいます?」
オ「もう少し早く着目して、午後2時からどのように動いていったかを記録できていればよかったですね」
ス「次の機会には迷わず手を出したくなる感じだな…。しかし、まだ遅くはない…??金鉱株のトレンドとか、一度火がついたらしばらく続く気もするし、ここは爆賭けすべきじゃぁねえのかい、オ師匠さんよぉ…?!」
オ「どんな場面でも、一方向大賭けは危険ですよ。そもそもスライムさんには現在新しくオプション取引をする余力がありませんね」
ス「こうなったらRADのポジションは解消して、NYMXの来月満期カバードコール売りもして、大きく余力を手元に戻すべきな気がする!!」
オ「焦って取引した時に上手くいったためしなど、ただの一度もなかったというとを、今こそ思い出しましょう」
ス「まぁそうだね。でも、とりあえず今日は手を出しそびれた感じだけど、慌てずともまだまだ金鉱株は上がり続ける気がするからね!利上げと金鉱株の動きの相関はイマイチよく分からんけれど、乗るしかないぞ、このビッグウェーブに!!」
オ「そういえばスライムさんは正面から見たビッグウェーブさんにそっくりですね。主に角の辺りだけですが…。
とにかく、明日以降どう動くにしろ、欲張らず、焦らず引っ張らずを心がけましょう」
オ「本命株・NYMXは、昨日の時点で来月満期のカバードコール売りもいいかも、とおっしゃられてましたが、本日は売却されなかったようですね」
ス「今日NYMXは元気がなかったからね、そんな時に急いで安値で売ってもいいことなんてないと思っていたんだ。
…しかし事情は変わった、金鉱株のビッグウェーブに乗るべく、元手となる資金を増やすために、ここは大きく売っちゃってもいいと思えるぞ!明日、金鉱株の動き次第では、NYMX株価があまり冴えなくても、カバードコール売りに手を付けるかもしれません」
オ「頭に血が昇っておられるようですが、焦って成功することは本当に稀ですよ。落ち着いた取引をお心がけ下さい。
もう一つの保有資産・RADは、本日はほぼ横ばいです」
ス「いいね。横ばいは、オプション売りの立場からすれば最高のパターンだ。
…しかし、NYMX同様、今はもう君の場面ではない、金鉱株だ!!」
オ「明日、コールを買い戻し、現物を売却するかもしれないというおつもりですね」
ス「RAD自体は損失で終わるけれど、んなこたぁどうでもいいんだ。今、ここから、ベストの投資先へ行くのが大事なんだ!」
オ「本当に金鉱株がベストになるかどうかは分かりませんが、少なくとも自分自身ベストと思える投資先があるのなら、損切りだろうと厭わずポジションを変更するのは大切な姿勢かもしれませんね。
一方同じようにギャンブル投資をしていたTGTXは、プット買いで暴落に賭けたわけですが、そんな素人予想を嘲笑うかのように大アップを続けています。
本日も行使価格9ドルプットに高いAskが入っていたので、最低入札価格でそのAskを潰しておられたようですが、当然、それは約定せずです」
ス「もうこんな奴はどうでもいい、金鉱株だ!!」
オ「最後に恒例の注目株NVDAは、本日も横ばいでした」
ス「もうこんな奴はどうでもいい、金鉱株だ!!」
オ「すっかり目の色を変えておられますが、『どんなに自信があってもコールとプットの両建てをする』『慌てない・焦らない、欲張らない・引っ張らない』ことは決して忘れないようにご注意下さい」
ス「ぐ…鎮まれ……焦って、コール一辺倒の全力バカ賭けをしてしまいそうだ…!」
オ「冷静な判断をすべく、1日頭を冷やしましょう」