スライム「パンパカパーン パンパンパ パンパカパーン 今週のハイライト～」
オプーナ「無事、株価4ドル未満で取引を終えて満期を迎えたということで、年末にコール価格（プレミアム）0.25ドルで250枚売却した本命株・NYMXのコールオプション（行使価格4ドル）が、本日全て紙くず化しました。売却時に受け取っていた合計0.25 x 100 x 250＝6250ドルがこれにて完全に丸儲けになりまして、これは大変良かったですね」
ス「6250ドルって、約70万円になるのか。僕は計算が楽だから常に1ドル＝100円で考えちゃうもんで、60万円ぐらいの利益だと思っていたのに、むしろ70万円の方が近いとは、円安にも困ったさんのスパゲティだね」
オ「しかし、記事タイトルに掲げた通り、売却して得られた70万円は、年始のNVDAオプション投資の立ち回りが上手く行かず、とっくのとうにあっさりと消えてしまっていたのでした」
ス「ま、結果は完全大失敗だろうと、いい経験になったので無価値ではないでしょう」
オ「そうだといいですが、結局似たような失敗を繰り返しているのが気になる所ですね」
ス「それはそうと、結局2月満期を迎えても、爆上げはともかく大暴落もなかったってことで、以前触れた不穏な行使価格1ドルプットは、結局全く何でもなかったね」
（2週間前の記事）
2017/02/02 重大情報をキャッチ！これが本当なら……とんでもないことになるぞ…！！
オ「Open Interest（建玉）は最後まで2万3797枚と、大量の発行済枚数を残したまま全て紙くず化しました」
ス「全部が全部高値で取引きされていたわけじゃないと思うけど、0.50ドル以上で盛んに取引きされているのを目にしていたからね、平均0.50ドルで取引されたと見ても、合計1億円以上があっさり紙くず化した形か…。NYMXの倒産を信じて買った人はバカを見て、大丈夫だと信じて売った人はかなりの利益を手にした、という感じだね。
…っていうか、Volumeを見ると、このプット、今日1枚取引きされているね。直近取引価格は0.01ドル…誰だよ、紙くず化が100％確定している証券を100円で売って買ってのやり取りをした物好きは！どう考えても手数料の方が高いだろうが！！」
オ「ともかくこれでカバードコール売りによる現物株の縛りが解けたわけですが、どうなんですかナ、もうカバードコール売りは行わない…？上のオプション板画像で示したとおり、来月満期のコール、行使価格5ドルのものでもBidに注文が入っていますから、今なら確実に売ることが可能なようですよ」
ス「何度も言っている通り僕はもう明日にでも爆上げが来ると思ってるんですから、売るわけがないでしょう。
…確かにこう、『誰がどう考えても絶対に来る』と思っている時に本当に来るためしなんてないので、恐らく今売っておけば結局また丸儲けになる確率は高いと思いますが、毎日『グッドニュースが来て爆上げが来てしまうんじゃないか…』と怯えるなんてのは、精神衛生上よろしくないのです。僕は大損をしても何とも思いませんが、自分の予想が当たったのに爆益を掴み損ねたという『利益逸失』的な方は、耐えられないんです。
ニュースは今四半期中に来る可能性が高いですから、しばらくはカバードコール売りは行いませんよ」
オ「その辺は本当にご自身の考え次第ですね。さて、ここ数日読んでいたNYMXの特許書類ですが…」
ス「今日はコールの呪縛が解けたおめでたい日だからね、その話題でもうスペースは埋まったし、段々専門的でややこしいというかどうでもいい内容になってきた感もあるから、今日はあんなつまらん内容を読むのはやめておこう」
オ「市場はまた連休ですね。祝日の少ない米国ですが、年始は結構、続けざまに連休がある感じがしますね」
ス「…ややっ？月曜日はワシントンの誕生日で市場はお休みなのか！じゃあ月曜日の話題埋めにちょうどいいね、月曜日に特許書類・背景部分の残りを読んでおくことにしよう」
オ「『ワシントンの誕生日』なのに第3月曜日で日付可変なのも面白いですね。それもあってかPresident's Dayとも呼ばれているようですが」
ス「ワシントンの誕生日は2月22日なのに、そのせいで2月22日が『ワシントンの誕生日』で祝日になることはないのか（第3月曜日は15日から21日に当たるため）。
…哀れワシントン、今頃泣きながら桜の木を斧で切り倒して怒りを鎮めていることでしょう」
オ「そんな小事を気にする人が初代大統領に選ばれるわけがないでしょう…。誕生日が記念日として残っているだけで素晴らしく、誇らしいのではないですかナ」
ス「くっ…バッハみたいな髪しやがってからに…。お前のせいで市場が1日休みになってしまったぞ、カバードコールのポジションも解かれてさぁこれからだという時に利益を得る機会の逸失、さぁどう落とし前つけてくれるッ！？」
オ「あまりにもとばっちりでワシントンさんには何ら関係のない話ですね。そもそも日々損失を重ねるスライムさんにとっては、市場休場は逆に損失を産む機会の順延、むしろ頭を冷やすいい機会といえるでしょう」
ス「それもそうだね、損する日が1日減ってよかった（ケロリ）。ありがとうジョージ、君が作ったアメリカは、世界一の国になったよ！」
オ「せっかくなので心の中で建国の父に感謝する日と考えてもいいかもしれませんね」
【本日の最注目銘柄】
ス「今日も全く気になるレベルの銘柄はなし。出来高ランキングを見ていたら、有名所で結構なアップを見せているのがあったので、面白そうだからそれだけ取り上げておきましょうか」
オ「誰もが知ってるユニリーバ、イギリスの日用品・食品企業ですね。何が起きたのかと思いきや、先日の決算で冴えない結果だったのか株価が下落していたバフェット銘柄・KHCが、ユニリーバに対して買収の提案をするも、ユニリーバ側はこれを拒否、というニュースがあったようです」
ス「面白いのは、なぜか拒否されたKHCまで株価が大上がりしていたことだね」
オ「両社にとってより良い方向に向かっていると判断されたということでしょうか。今後の展開に目が離せませんね」
ス「まぁ、僕にとっては割とどうでもいいから、すぐに目を離すと思うけどね」
オ「どうも市場は冴えない空気が漂っている感じがしますが、ついに満期まで2週間を切ってしまったNVDAオプション買いポジションをお抱えのスライムさんにおかれましてはどのようにされたのでして？」
ス「まぁ本日も下落スタートで、時刻は午前10時過ぎ、ついに104ドル台突入か、という所で、2ドルも大幅に超えた保有中の行使価格104ドルプットを、流石にもう売ってもいいかと思い、2.20ドルの注文を出しました」
オ「スクリーンショットをのんびり撮ったりせず、この瞬間に注文を出しておけば約定したかもしれませんが、ちょうどこの画像の時点がほぼ底だったということで、注文後株価は少しずつ回復、プットが約定することはありませんでした」
ス「まぁしゃあないね。こっから下がり続けてむしろまた注文を出すのが早すぎた、なんて結果だってあったかもしれないし、またちょっとタイミングが合わなかったという感じだね。
…しかしそれから1時間ぐらい経過して午前11時過ぎ、大きく下がった所からそれなりに回復してきてボラが大きくなったのか、コールもプットも前日比プラスになっているという珍しい状態があったのでスクリーンショットを撮ってみました」
オ「保有中のコールの方は最早ディープアウトオブザマネーで、微妙な値動きが大きく影響を受ける状態であるといえますからね。当然インザマネーに近いコールは軒並みマイナスの状況です。
ごく僅かなプラスですが、ちょうどいいタイミングなのではないでしょうか、売却されなかったんですか？」
ス「前日比プラスって言っても微々たるもんだし、こっからの動きも読めないから今さらねぇ…。結局指を咥えて眺めていたよ。まぁ指は咥えてなかったけど」
オ「その後回復しつつも前日終値の壁に跳ね返され続けるというよく見るパターンで、本日も前日比マイナスで取引を終えたようです」
ス「よし、NYMXの懸念は払拭されたし、これでNVDAに集中だ！来週から本気出す」
オ「別に『NYMXの懸念』と言ったって、取り立てて今までだって何もしていなかったじゃないですか…。
ともかくNYMXはグッドニュースを待つより他ありませんから、NVDAの方は満期も迫ってきていますし、集中して上手いこと処理していかねばなりませんね」
ス「ま、正直ゴミのような取引量でしかないし、NYMXで大当たりを引いた後として夢見ている、来たる将来の大規模資金でのオプション取引の練習を今しているとでも思えば、色んな失敗も財産になるってもんだ」
オ「前述の通り月曜日はお休みですので、火曜日以降、また大きな値動きがあることに期待しましょう」