スライム「トランプさんが就任した本日、特にこれと言って何もない日でした。また適当にNVDAに対する楽観的なニュースでも読んでやり過ごしておこう」


オプーナ「昨日取り上げたNVDAの記事(2017/01/19 最強対決:NVDA対AMBA、勝つのはこっちだ!プロが言ってんだ間違いない)と全く同じ記者による記事ですね」


ス「まだ読んでませんがね、僕は天邪鬼ですから、記者のChrisさんには申し訳ないけど、あんまりポジティブ記事ばかり書いていると逆に胡散臭い気しかしませんがね。
   大体先のことなんて分かるわけがないんです。もし本当に決定的な内部情報を掴んでいるならそれをリークして大衆を煽るのは犯罪だし、またもし百発百中世の中の流れを完璧に当てられる天才なら、そもそもニュース記者なんぞやってませんよ。
   以上、経済予測記事が無意味であることの証明終了、Q.E.D.」


オ「相変わらずですね。しかし、少なくとも昨日の記事では手離しに褒めたりせず、注意すべき点も大いにあるが、という論調でしたよ。非常にまともな内容と言えるでしょう」


ス「まぁ、ニュースに批判という名のケチをつけるのが消費者の仕事ですからね、突っ込み所を見つけて、クリティカルヒットをかましてやりますよ。…僕はドラクエのキャラですがね…!」


オ「本当に天邪鬼ですね…。これからはスライムさんのことはアマイムさんとでも呼ばねばなりませんナ」


アマイム「何すかソレ!相変わらずニックネームのセンスがなさすぎる…!

♪牛丼 親子丼 中華丼 麻婆丼、ってそりゃマイムマイムだっつーの!!酷すぎて腹がよじれますよ…ヒーヒー…!」


オ「あまりにもどうでもいい前振りが長くなりました。昨日に続きMotley Foolの記事を読んでみましょう」

 

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NVDAが競合相手を打ち負かしている2つの道
(http://www.fool.com/investing/2017/01/19/2-ways-nvidia-is-beating-the-competition.aspx)


~NVDAは、単体デスクトップGPU市場シェアと無人自動車市場の開発技術の両方でリードしている~


NVDA (NVIDIA Corporation) は現在、ハイテク業界のちょっとした時代の寵児である。NVDAの株価は、ゲーム分野でのグラフィックス・プロセッシング・ユニット (GPU) の売上成長により、2016年に229%爆上げした。


株式の中には投資家の気まぐれで動くものもあるが、NVDAの株価上昇の大部分は、GPU市場における健全なリードと、自動運転車市場で踏み出した大きなステップに起因するものと思われる。 この動きこそが、NVDAを主要な競合相手であるAMD (Advanced Micro Devices) より先へと推進させたものであり、このライバルが追いつく余地はほとんど残されていない。


GPU界のリーダー
2013年と2014年には、AMDは単体デスクトップGPU市場の38%を占めていた。しかしその後NVDAはAMD大きく突き放し、新しいグラフィックスカードの発売や最近アップグレードされたPascalアーキテクチャは、直近の四半期の市場シェアのわずかな上がりに寄与していた。

 


(単体デスクトップGPU市場シェアのグラフ、略: NVDAは70%前後を、AMDは30%前後を推移)

 


NVDAが単体デスクトップGPU市場の81.9%も占めていたとチャートから見てとれるので、NVDAはAMDをもう少し突き放せる立場にいると言えよう。しかし、現在のポジションからは、NVDAは最大の競争相手よりも気楽なリードを取っていると言えるのである。


これは、NVDAにとっては素晴らしい。というのも、NVDAはゲーム分野のGPUの売上高から収益の大部分、62%を占めているためである。そしてNVDAは、2017年度(※昨日に続き、2016年のミスですよね?)第3四半期にゲームの売上高が前年比で63%伸びて、売上高自体も大きく成長させる素晴らしい仕事を成し遂げたのだ。


NVDAのGPU市場シェアにおけるリードは、新規仮想現実 (VR) 市場が成長するに伴い、将来のゲーム産業における成長にもつながるであろう。NVDAは、昨年末に3つの新しいVR対応ノートパソコンGPUをリリースした。これらは、成長するゲーム分野でより多くを獲得することの一助となるであろう。VR市場は2020年までに700億ドル規模になると見込まれており、GPUにおけるリードのおかげで、NVDAはAMDよりもVRの成長の恩恵を受ける、良い立場にいるのである。


未来への運転
今現在NVDAを取り巻く多くの話題は、自動運転車技術によるものである。NVDAのDrive PX 2スーパーコンピューターは、カメラとNVDAの強力なGPUを組み合わせて、自動運転車が周囲の状況を確認するために使用する画像を処理する。


Drive PX 2は既に80の自動車メーカーとTier 1自動車部品メーカーが使用しており、TSLA (Tesla) はちょうどその半自動Autopilot機能にNVDAのスーパーコンピューター(いくつかの独自の技術と共に)を使用する、最新の自動車メーカーの1つとなった。


NVDAはまた、昨年、DGX-1と呼ばれる新しいクラウドベースのスーパーコンピューターを発表した。NVDAによると、DGX-1は将来の自動運転車に使用され得るものであり、データが足りないタスクをクラウドに投げ降ろすことができるという。


これらの各自己駆動型コンピューターは、その優れたGPUを、伝統的なゲームやデータセンターの販売を越えた新しい市場に対して適用する、NVDAの能力を示している。これは、NVDAがAMDに対して持っている大きなアドバンテージである。なぜなら、これまでの所このライバルは、無人運転車の画像処理用に設計されたスーパーコンピューターを一切所有していないからだ。


NVDAは現在、自動車事業の収益は全体の約8%しか占めていないが、この第3四半期の自動車事業売上高は、前年同期比で60.7%増加した。2035年には、自動運転市場は770億ドルに達すると予測されており、NVDAは今後数年間でのさらなる自動車技術の成長を完全に見据えることができる立場にいるのである。


NVDAがこの2つの市場で競争を勝ち抜け続けられるという保証はないが、これまでの所NVDAは、AMDに先んじて新しい市場へと同時に進出する、新しいGPU技術を発表する方法を知っているんだ、ということを立証してきた―― コアとなる、ゲーム事業への注力を怠らないことだ。そしてそれが、NVDAにある、自身の競争優位性なのである。

 

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ス「…突っ込み所、ナシ!いやぁ~完璧な記事でしたね、これでNVDAの勝利は決まった…」


オ「本当に相変わらずですね。さしずめ日和見主義のヒヨイムさんとでも呼ばなければいけませんナ」


ヒ「ヒヨイム(笑)…!もうやめてくれよ、あまりに酷すぎるネーミングセンスで腹筋が腸捻転しそうだ…ヒー…ヒー…!!…僕はヒヨコかっての、ピーピー(笑)」


オ「盛り上がっている所申し訳ないですが、多分スライムさん以外誰一人笑ってませんよ」


ス「…まぁ、かく言う僕も普通に真顔で書いてましたがね」


オ「どうしようもない無意味なやり取りですね…。経済予測記事以上に最も無意味なのは、我々のやり取りであったということですね」

 

 

 

【本日の最注目銘柄】


ス「無事に就任式も終わったようですが、市場には取り立てて何もないつまらん日でしたね。注目する銘柄も特になし、仕方ないのでまたまた市場トップの値上がり率を見せていたGLBSを表彰しておきましょう」

 

 

 

オ「スライムさんが売却してから株式併合がありましたが、併合前に換算すると、現在はスライムさんの買値の2.4倍程度になっていますね」


ス「ま、僕はGLBSを見限ったわけではなく、できれば持っていたかったんだけど、あの時NYMXが大上げしていてとにかくコールを買いたかったがための当座の資金繰りとして、泣く泣く手離した感じでしたからね、自分の予想は間違っていなかったと思えて何だか嬉しいよ。…まぁそんな深いこと考えず、たまたまブログを始めたあの日大上がりしてたから飛びついただけでしかないんだけど。
   しかしせっかくだから、GLBSにはぜひ頑張って目標株価の20ドルまで突き進んで欲しいね」


オ「株価が安定して、オプションが扱われるようになるといいですね」

 

 

 

 


オ「本日NVDAは下がってしまいました」

 

 

ス「う~ん、市場開始直後はそれなりの上がりを見せていたこともあるし、最近の調子から言って今日は絶対上がると思ったんだけどな。上手くいかないねぇ。ま、来週に期待だ」


オ「NYMXは、前日比アップの3ドルオーバーで1月オプション満期日を迎えました」

 


ス「む~ん、何だかすぐにでもニュースが来ちゃいそうだな…。あと1か月待ってくれればいつ来てもいいから、もうちょいグダグダしていておくれ!」


オ「もう2月オプションが残り1か月とは、時間が経つのは早いですね。どうなるかは誰にも分かりませんが、少なくともスライムさんは取引を楽しんでおられるようで、それだけでも十分と言えるのかもしれませんね」


ス「そうそう、生きてるだけで丸儲け、…って、なわけねーだろっ!もっと心から楽しめるために、NVDA大上がり、頼むよ頼むよ~」


オ「既に来週はNVDAコールの満期週ですから、なるべく早く上がってくれることを願いましょう」