オプーナ「最早救いようのない状況になってしまったようですね」

 

 


スライム「しかし、NVDAがどうというより、今日は市場全体に死臭が漂っていましたから。一応ライバル的扱いのAMDは、本日NVDAより2倍以上の下落率(ライバルだけあって、そっくりな値動き!)ですからね、実質勝利みたいなもんです」

 

 

 


オ「試合に負けて勝負に勝った、ということですね。…って、そんなわけないでしょう。完全大敗北ですよ。
   プットを購入していれば連日の下落でまだ動きが取れたのに、コール一辺倒なものですから完全に身動きが取れなくなってしまったわけです。反省して下さい」


ス「反省しました」


オ「ならヨシ。…って、そんなわけには行かないのが市場の厳しい所ですね。最早保有中のコールがほぼ紙くず化してしまった現在、新たに余力を増やす以外、祈る他に道はありませんから、次こそはこうならないようにきちんとした投資を行って下さい」


ス「きちんとした投資を行います」


オ「他に話題もありませんので、昨日に引き続きNVDAのニュースを見ておきましょう。反省を兼ねて、本日配信されていたネガティブなニュースに目を通しておくことにしましょう」


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NVDA株が100ドル以上を維持できないであろう理由がコチラ
(http://www.insidermonkey.com/blog/why-nvidia-corporation-nvda-stock-wont-stay-above-100-a-share-517110/?singlepage=1)


NVDA (NVIDIA Corporation) に対する楽観主義は、今や度を越しているかもしれない。2017年、100ドルを超えるNVDA株に対しては、慎重に振る舞わねばいけない。


NVDAは、12月27日に1株117ドルを上回るなど、素晴らしい2016年であった。しかし、年末の利食いや2017年に起こりそうな憂慮すべき傾向のため、投資家は昨年の後半に積極的に利益を確定したのであった。


CES 2017で、CEO・黃仁勳(ファン・ジェンスン)はこれまでの業績をまとめ上げ、今後数年間で堅調な成長が見込まれると考えている分野についても説明した。自動運転車、ビデオゲーム市場、そして人工知能は、NVDAを推進する主要な分野である。


実際、自動運転車市場は、特にNVDAが既に締結したパートナーシップに着目してみると、NVDAの投資家にとって特に魅力的に見えるものである。NVDAは1月末に会計年度を終了し、68.4億ドルの収益で1株あたり2.45ドルの利益と予想されている。


利益率(営業利益、粗利益とも)は引き続き高い伸びを示しているが、2018年・2019年のNVDAの予想平均利益成長率は約17%であり、これは現在の会計年度よりも遥かに低いものである。したがって、成長株は通常円熟の完了時点に価格設定がされるため、NVDAは少なくとも株価が上昇し続けるような予想を確実なものにする必要がある。既に多くの成長が織り込み済みになっているので、私は、ここでポジションを取ることは慎重を期するべきことであるように思う。私の主張をバックアップするものとして、3つの不安な傾向を挙げてみよう。

 


NVDAは、真の成長株になる上で、十分に多様化されていない


今年、NVDAは収益を倍以上にする予定で、これはNVDAが10年以上達成していない功績である。NVDAは明らかに、市場シェアを拡大するために、ゲーム事業を倍増させたいと考えている。これが、弱気なアナリストが、NVDAの収益軌道に問題があるとするポイントなのだ。NVDAは、本当に適切な成長株であるためには、まさに複数の市場に十分に分散されていないのである。NVDAはCES 2017で、コアゲーマー向けのストリーミングサービスである、GE Force NOWのPC版を発表した (http://fortune.com/2017/01/05/nvidia-gamble-netflix-video-games/?ref=il)。この試みは、個人的には、多くの理由で危険に満ちているように思う。

 


大規模ストリーミングゲームは、成功するのが難しい


第一に、20時間のプレイで25ドルというのが法外に高いように思われる。この価格は、実際、NVDAが長い時間をかけて望んだ状況ではない、市場の縮小につながる可能性がある。第二に、PC業界に密接した企業の大規模な売上高は、過去数年間に見られたPC出荷の減少トレンドを考えると、懸念しておく必要がある。さらに、ストリーミングゲームは極めて正確でなければならず、0.001ミリ秒の誤作動がユーザーのゲームプレイに影響を与えてしまいかねない程である。その上、プレイヤー側のインターネット接続に加えて、NVDA側のデータセンターが、GE Force NOWが最高のパフォーマンスで動作するために、完全に動作しなければならないのだ。私の考えでは簡単なことではなく、このことで、規模を拡大することが困難な事業となり得るであろう。(参照:今すぐにNVDA株を買うんじゃない (http://amigobulls.com/articles/dont-buy-nvidia-corporation-nvda-stock-just-yet?ref=il&ref=im))。

 


AMDとINTC(Intel Corporation) は、2017年、データセンターチップ市場で躍進するだろう


この業界では、複数の市場でシェアを獲得することはまれである。2016年、主にAMDから奪ったゲーム市場において、NVDAが大きなシェアを獲得したことは間違いない。しかし、AMDは最近、表面が非常に印象的な新しいグラフィックカードを発表し、データセンターのマシン学習部門で、NVDAから失った市場シェアを取り戻すことになるだろう。


データセンター技術 (http://fortune.com/2016/12/28/nvidia-booming-stock-fall-citron/?ref=il) は今後も驚異的なスピードで成長し続けるであろうが、私は、NVDAに競合他社を寄せ付けないような強力な優位性は、特に見られないように思う。実際、INTCとAMDも、独自のハイエンド性能チップを世に出しているところだ。この市場は、近い将来極端に混み合い、そのことがNVDAの利益率と売上高の伸びに恩恵をもたらすことはないのである。

 


投資家は、自動運転分野での活動に関し、投資判断を下す必要がある


米国の株価が過去最高値を更新し、NVDAが52.9倍のP/Eで取引されていることから、私は、ここでの下落リスクは実に大きなものになると考えている。さらに、NVDAは多くの自動車メーカーと提携しているが、将来的にNVDAの技術がこぞって使用される保証はない。実際私は、少なくとも2~3年間、自動運転部門から収入が得られることは見こんでいない。だから、投資家は、現在のパートナーシップだけに基づいて投資判断を下すべきでは絶対にない。改めて、私は自動車業界でも、長期的な競争上の優位性を見いだすことができない。特に、非常に多くのハイテク企業(さらにずっと大きな研究分野を持つような)が、この分野に現在投資しているのだから。

 


まとめ


NVDAの株価は2016年ファンタスティックであったが、有意な将来の利益を保証するためには、株価があまりにも高騰していると私は感じてしまう。私の考えでは、NVDAは、利益・収益の成長が続くにはデータセンターや自動運転などの分野であまりに激しい競争が待っているであろう、と思う。株価が過去最高値にある今、慎重になるべきである。


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オ「慎重になるべきだそうです」


ス「昨日に引き続き、アナリストどもの意見など聞くだけ無駄、いやむしろその逆を行けばいいことが多いですから、こんな記事が出てきたということは、むしろ期待が持てるんじゃないかと思えますがね」


オ「アナリストの意見は当たるも八卦当たらぬも八卦ですから、どうなるかは分かりませんね。どうなってもいいようにポジションを取っておくことが重要だということでした。次回以降はいい加減気をつけましょう」

 

 


【本日の最注目銘柄】


ス「本日は特に目ぼしいものもなかったけど、84%アップで米国市場トップの値上がり率を記録していたAPOP (Cellect Biotechnology) というバイオを取り上げておこう。

…何だこのシンボルは?アポトーシス…?」

 

 

オ「ニュースは、準公式のPR的な記事ぐらいしか流れていませんでしたが、パテントの通知を受けたというヘッドラインが見られました。

   残念ながらオプションは扱われていません」


ス「パテント通知か…。時間後取引で既に下がりが見えているように、長続きはしなさそうだね。オプションがあってもイマイチ飛びつく気にもならない感じかな」

 

 

 

 

 

オ「本命株・NYMXは下がりました」

 


ス「トランプさんの話で、バイオに逆風的な感じのアレの影響でしょうか?まぁこんな弱小企業は政局の流れなんて受けないだろうから、ただの通常値動きかな。ともかく資金が戻るまで、NYMXには大人しくしていていただきたい」


オ「『資金が戻る日』など、果たしてやってくるのでしょうか…?」


ス「そろそろね、ネガティブ記事も出ているし、自分自身含め市場が、『もうNVDAはダメなんじゃないか?』みたく失望し尽くしている感じだからね、来るんじゃないでしょうか、反発」


オ「失望・絶望はまだまだこんなものじゃないかもしれませんよ…」