先日の本命株・NYMXの暴落で、振り出しに戻るどころか過去最大損失をマークしてしまったわけですが、つい2-3週間前、先月7月末には、NYMXがあと数セント上がれば通算損益がプラスになる所まで行っていました(というか、終値でなければ日中は何度もプラスにはなっていました)。

 

そんな感じで、最早明日にでもプラスで取引を終えるであろうと意気揚々とプラスで終えた時のブログ記事を用意したのですが、終値のその数セントの壁が厚く、その日 (7/25) を境にNYMXは下がる一方…。

 

逆に、最早永久にプラスになることはないのではないか……とまでは思っていませんが、少なくとも相当時間がかかってしまいそうであり、用意した記事が腐ってしまいそうなので、せっかく書いたのに日の目を見せてやれないのは可哀想というか勿体ない気がしたため、(プラスにもなっていないのに『何じゃそりゃ』という感じですが)フライングで公開させていただこうかと思います。一応日中プラスになったことはあったということで…。

 


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2016/07/XX 祝・通算損益がプラスに!この1か月半で、約550万円取り返したよ!


・・・おや!? スライムのようすが・・・!

 

デッデッデッデ デッデッデッデー↑

 

おめでとう!スライムはメタルスライムにしんかした!

 

 

 

 


(画像: SQUARE-ENIX、スライム砂時計・メタルスライムより。

これは、またすぐに損益はひっくり返るよという暗示か…?!)

 

 

スライム「というわけで、当初から書いていた通り、通算損益がプラスになったので、僕はメタルスライムになりました」

 

オプーナ「良かったですナ。プロフィール画像も変わり、心機一転、ますます経験値を積んでいけるといいですね」

 

ス「…と言っても、所詮は含み益ですし、全ては本命株・NYMXの値動き次第なので、一瞬でまたマイナスになる可能性は大いにあるわけですが…。
   まぁ一度でも終値でプラスになった記念ということで、もし今後マイナスに戻っても、もうあの青いクソザコナメクジの姿に戻ることはないって感じで行こうかと」

 

オ「コロコロ変わっても目まぐるしいだけですし、それがいいかもしれませんナ。
…ところでタイトルでは『1か月半で550万円を取り戻す』などと書いていますが、大した資産でもないのにこの値は、結構大きな変化ですね。具体的にはいくらのマイナスだったんでしたかナ?」

 

ス「振り返ってみたら、ブログを始めてからの最大通算損失は、5月18日のマイナス52466.93ドル、しかし6月13日にも大台の5万ドル超の損失・マイナス51033.17ドルを記録していましたから、ここを基点に『1.5か月で約550万のプラスになった』としてみました。
(なお、ブログ開始前であれば、2月3日にNYMXは1.92ドルをマークしていましたから、その時の損益はマイナス6万ドルを超えていたはずです)
(追記注:つい先日NYMXは1.85ドルになり、あっさり最大損失6万5千ドルオーバーをマークしました)

   参考までに両日のブログ記事と、あと記事内にも貼ってあるけどその日の損益画像を貼っておきます」

2016/05/18 昨日米国市場トップの利益率を上げた銘柄達、今日も仲良く…

 

 

 

 

2016/06/13 少ない資金で、1週間で出せる現実的な利益はどのぐらい?

 

 

 

オ「言うまでもないわけですが、この時点から得た利益のほぼ99.9%以上が、全力集中投資・NYMXの値上がりによるものなんですね」

 

本日市場終了時の通算損益
(プラスになった日の画像掲載予定でしたが、参考までに最もプラスに近付いていた7/25の画像を貼ってみます)

 

 

 

ス「色々手を出した他の銘柄は、ことごとくマイナスで終わってしまいましたからね。唯一のプラスは、ちょうど上で挙げた6月13日に着目し始めたGSATの125ドルだけ…。取り返した約550万円は、ほぼ全て、NYMXが6/13の2.22ドルから本日4.xxドルへと、約xx%アップしてくれたおかげに他なりません」


オ「先ほど『大した資産でもないのにこの値上がりは、結構大きな変化ですね』と申し上げたのは、何も褒めたり自画自賛しているわけではなく、『短期間でxx%アップしたということは、全く同じぐらいの時間で同じだけ減少する可能性も大いにある』ということです。

 

   NYMXは好調そうに見えますが、これだってやはりバクチ要素の強いバイオ銘柄、この先どうなるかは誰にも分かりません。もちろんここで利益を確定して安全運用に移行するべきだとまでは言いませんが、やはり決して油断されないことです。

 

   きちんとリスクを意識して、どの程度まで上がったらどのように動いていくべきか、事前にしっかりと戦略を立てておいた方がよいでしょう。
   過酷な市場で戦い続ける覚悟、スライムさんにはおありですかナ…?!」

 

ス「はい、ありますよー(ウスッペラー)」

 

オ「…相変わらず何とも薄っぺらいお言葉…。…まぁ、まだまだお遊びで済む金額ですから楽しんで取引ができれば何よりというレベルかもしれませんが、段々と単なるギャンブルではなく、より高度な戦略を持って投資していくことが必要になっていくのは間違いないでしょう…。
   メタルスライムに変身なされたのも、その覚悟の現れかと私は思っていますよ」

 

ス「NYMXは必ず、絶対に余裕で株価2ケタは行ってくれると思ってますから、そこまで行ってから考えますよ。
   明日のことは判らない~ だからボーっとしているね~ ダーリン」

 

オ「…。もちろん明日のことは分かりませんが、やはりですね、NYMXが、必ず、絶対に2ケタ行く価値のある企業であるのならば、スライムさんが気付く前にとっくにそうなっていて然るべきなわけです。
   しかし今現実にそうなっていないということは、NYMXには今現在はそこまでの価値はないということであり、これからどうなるのかなんてインサイダーではないスライムさんには、…いやむしろそれこそきっとインサイダーの方々でさえ分からないことなのです。

 

   私は、やはり、今から少しずつでもリスクを意識した行動を取るべきだと、強く思いますよ。
   例えばせっかくスライムさんはオプション取引をそれなりに経験されているのですから、万一に備えてプットオプションを購入しておくなんていうのも、非常に簡単でありながら良いリスクヘッジの一例ではないでしょうか…」

 

ス「オ師匠も、今日はまたいやにしつっこいですね。こんなに自問自答を繰り返していると、二重人格と思われてしまいますよ。
……影羅か…?影羅なのか…?!」

 

オ「もちろん私はスライムさんの分身なわけですが、やはりたまたまここまではそれなりに上手く行っているものの、スライムさんの投資スタイルは決して褒められたものではないと、常々思っているわけです。

 

   どんなに安全に見える投資でも、その投資先企業をご自分で運営しているのでない限り、その成否は究極的には運です。もちろん確率の大小はあれど、最終的には自分の力の及ばない、他人任せ・運任せの賭けでしかないと言えると思います。

   そんな運否天賦、特に弱小バイオのような相当ハイリスクのギャンブルに、何の戦略も持たずに全力で突っ込む……特に、失くしてはいけない資金だったり、守らなければいけないものがあったりという方には、やっぱりスライムさんのような無謀無茶な行為は、正直取って欲しくないのです。

   上手く行ってもそれは運が良かっただけ、また同じような投資をして同じように上手く行く保障など、どこにもありません。むしろ上手く行かない確率の方が遥かに高いでしょう。

 

   読んだ方に楽しんでいただければそれは素晴らしいことだと思いますが、しかし同時にこれは決して褒められる投資スタイルではなく、また決して真似もしない方がよいスタイルだということは、きちんと主張しておいた方がいいかなとも強く思っている所であります。
   もちろんスライムさんにそんな影響力があるとは思えませんが、今回はタイトルもそれなりにキャッチーな感じになっていますし、その辺だけはしっかりとお伝えしておかなければいけないな、と思った次第です」

 

ス「相変わらずちょっと話が長すぎるんじゃありませんこと、オ師匠?…しかしそれもある意味もっともな、大切な話ではありますね………

 

……

 

初プラ転…ども…

 

俺みたいな弱小バイオに一点集中投資の腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

 

今日の投資家の会話
やれバフェットがかっこいい  とか  やれ金鉱株がほしい  とか
ま、それが普通ですわな

 

かたや俺は電子の日記で損益を晒して、呟くんすわ
it’a true ganble.狂ってる?それ、誉め言葉ね。

 

好きな言葉  bakuage
尊敬する人間  V・N・F(アジア通貨危機はNO)

 

なんつってる間に爆損っすよ(笑) あ~あ、螽投資家の辛いとこね、これ」

 

オ「……全然反省してないじゃないですかっ!!…っていうか最後は一体何なんですか冬虫虫って、こんなの読めやしませんよ!(※イナゴです)」

 

ス「…いや、『おバカ投資をなるべく楽しんでもらいながら、それでいてあまりギャンブルを推奨するのもいけない…株日記の難しいとこね、これ』ってフレーズが浮かんだら、もうこのコピペしか浮かんでこなくって…」

 

オ「…まぁ、キレイにオチがついたという所で、また明日からですね」

 

ス「とりあえずしばらくはNYMX一点全力投資+たまの余力でおバカ投資を続けるよ!」

 

オ「何はともあれ、ここから先も上手くいってくれることを願わんばかりですナ…」

 

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…ちなみに、別にヴィクターさんは特に尊敬してるわけでも何でもありません。何となくそれっぽい投資の偉人が他に浮かばなかっただけな感じです。

 

とりあえず、実際プラスで終わったわけでもないのにこんな記事を用意している能天気さ・おめでたさを武器に、早くこの記事が実際に使える日が来てくれることを願っている限りです(プラスになっても再放送はしないと思いますが)。

 

『通算損益がプラスになったら何かをする』みたいな面白い話じゃなく、どうでもいいネタの消化だけでどうもすみません。

 


…で終わろうと思ったのですが、一応せっかくなので、いつか資金にもの凄く余裕が出てきたらやりたいなと思っている投資スタイルを最後に述べてみようかと思います。

既に何度か書いたこともある話なのですが、相当の遊び資金ができたら、『安定大企業でオプション売りの無限回転』を毎週回していきたいと、常々思っています。

 

例えばこれは現在のGoogleのオプション板です(土曜日に撮ったものなのでBidもAskも少ないですが、普段はもちろんもっと活発に取引きされているはずです)。

上部に表示されているのが、来週金曜満期のオプションです(残り7日)。

 

 

説明するほどの話でもないのですが、オプションの復習を兼ねて、一々長々と説明してみます。オプションに精通されている方には非常に冗長でどうでもいい話なので、読み飛ばしていただければと思います。

 

まずはプットオプションを売却します。権利が行使されてGOOGL株を買わされることになっても問題ないので強気にインザマネーのプットでもいいと思いますが、やはりアウトオブザマネーの方が費用対効果が高いので、今回は最も現在価格に近いアウトオブザマネー・行使価格805ドルのプットを売るとしましょう。

Bidは4.10なので、4.10ドルのプット価格(プレミアム)で売りに出せば即座に約定します。

 

売るプット枚数ですが、ここでは、本命株が大当たりし、このオプション運用に4000万円(40万ドル)ほど回せる状況になったと仮定しましょう。
プットの売却には、『権利が行使された時に株をきちんと買い取る余力』がないといけないので(少なくとも現物口座では)、40万ドルがあれば5枚のプットを売ることができます(正確には805 x 5 x 100 = 40万2500ドル必要ですが、端数分まで余力はあるとして)。

 


このプット売りで得られる資金は、上の画像の通り、4.10 x 5 x 100 = 2050ドル、手数料を引いても2040ドル、20万円以上ですね。

来週金曜日の市場終了時に、GOOGL株が805ドルを下回っていなければ、一切何も失うことなく、2040ドルの完全丸儲けです。また次の月曜日に改めてその週満期の似たようなプットを売ることで、永久に毎週20万円以上の利益を上げられます。

 

もし仮に満期日に805ドルを下回ってGOOGL株を805ドルで500株買わされることになっても、プットの売却資金で1株あたり4.1ドルの利益が出ているので、実質1株800.9ドルで購入できたことになります。よって、例えば満期日のGOOGLが803ドルとかだったら、普通に買うよりもお得に買えたことになるわけですね。

 

もちろん株価が800.9ドル以下になってしまっていたら、プットなど売らずに普通にその時の市場価格でGOOGL株を買う方がお得だったということになりますが、それは仕方ないですね。

 

いずれにせよ、いつかは権利が行使されて、GOOGL株を500株購入することになる日が来ることもあると思います。

 

そうしたら、今度はコール売りです。満期まで1週間のオプションであればほとんど同じような板だと思うので画像のオプション板をそのまま使うと、(807.5はほぼ現在価格なので)2段階上のアウトオブザマネー・行使価格810ドルの1週間後満期のコールを見ると、これは4.80ドルで売りに出せます。

 

コール売りは、株価が上がれば上がるほど損失が大きくなるので、リスクが無限大であり危険なのですが、現在我々は現物株を500株持っており、コール5枚分までは、完全にノーリスクでコールを売れる状況になっています(=カバードコール)。仮にどれだけGOOGLが爆上げしても、手持ちの500枚を行使価格でコール購入者に売り渡せばいいだけだからですね。
(もし現物株がなければ、爆上げした市場価格で株を購入し、行使価格でコール購入者に売り渡さなければいけない。
例:行使価格810ドルのコールを5枚売却したが、満期日にGOOGL株が1株1万ドルになってしまった!→市場価格でGOOGLを500株、つまり合計500万ドルを使って購入してきて、1株810ドル、つまり合計40万ドルちょいでコール購入者に売らなければいけない=460万ドル(4.6億円)の損失、恐らく借金生活突入。

しかしもし現物株を持っていれば、500万ドルで売れるはずの株を40万ドルで明け渡さなければいけないのでメチャクチャ悔しいけれど、500万ドルを使って必要な株を調達してくる必要はなく、破産するわけではないので安心)

 

 

余談が長くなりましたが、とにかくこのコール売り(行使価格810、コール価格(プレミアム)4.80ドルを5枚)で、手数料差し引き2390ドルゲットです。

 

 

満期日にGOOGL株が810ドルを超えなければ、何も失うことなくこの2390ドル、約24万円が丸っと利益ですね。また次の月曜日に、同じコールを売って24万円ゲットを以下永久に繰り返せます。

 

もし満期日に810ドルを超えていたら、コール購入者に手持ちのGOOGL株500株を1株810ドルで売らなければいけませんが、そうなったら売ったお金で今度はまた初めのプット売りからやり直すだけで、既に無限サイクルは完成しています。

 

最初にプット権利者から行使価格805ドルで購入したGOOGL株を、今度はコール権利者に行使価格810ドルで売却したことになるので、オプションによる利益だけではなく、何気に現物の売買でもしっかり利益を出せています。
(※もちろん、プットの権利が行使されたということはその時の市場株価は低くなっており、行使価格810ドルのコール売りでは思うように利益を上げられなくなっている可能性が高く、あくまでも上記の取引は完全に理想的な状況でしかないですが、その辺は微調整で十分利益を生み出せると思います)

 

 

…とにかく、結局プット売りだろうがコール売りだろうが、4000万円の元手で、毎週20万円以上の利益を上げられる感じですね。
もちろん別に4000万円にこだわらなくとも、GOOGLのプット3枚を売れる2400万円の元手なら毎週12万円、プット1枚を売れる最小の元手800万円なら毎週4万円という感じです。行使価格とオプション価格の比は大体0.5%なので、端的に言えば毎週0.5%の配当金がもらえるという形ですね。
やはりこのオプション売り無限サイクル、個人的には通常の配当金よりも遥かに回転も早くて利益率も高くて魅力的な、夢が広がる永久機関だなぁ、と思わずにはおれない感じです。


…そう思ってんならとっとと始めればいいじゃんという感じですが、そこはやはり毎週0.5%よりも、ある程度の資金になるまではリスクを負って一気に500%1000%アップを目指すのが先決だろ…という、典型的なダメギャンブル投資家の思考に陥っているという感じですね。

 

なお、別にGOOGLに限らずどの企業のオプションでも理論上この永久機関は回せるわけですが、唯一このサイクルが破綻してしまうのが株価大暴落時であり、生半可な企業では大暴落するリスクが無視できないこと、またもう一つ、株価の低い企業では取引するオプション枚数がかさみ、手数料もガンガン上がってしまうというデメリットもあるため、やはりGOOGLやAMZNといった大暴落・倒産リスクが極めて小さそうで、かつ株価も高額な企業を対象とするのが良いのではないかなと思っています。もちろんGoogleやAmazonが超大暴落する可能性もないわけではないですが、永遠に下がり続けるようなタイプの企業ではないと思うので…。

 

 

というわけで、無駄に長くなってしまいましたが、いつか必ずやってみたいと思い続けている、オプション売り無限回転の話でした。

 

…とはいえまずは少なくとも通算損益プラスに達してからじゃないと遠い将来のお話でしかないので、とにかくNYMXには頑張っていただきたい、という感じですね!