「本を読みたいけど時間がない」
「買った本が積読になってる」
「集中力が続かない」
40代の忙しい毎日を送る女性なら、誰もが一度は感じたことのある悩みではないでしょうか?
仕事に追われ、家事に追われ、気づけば読んでいない本が山積みに。
でも、読みたい。
じゃあ、どうするか?ということで、自分なりの「時短読書習慣」を試行錯誤した結果、「まぁ、いいんじゃない?」に辿り着きました。
「継続苦手・めんどくさがり・根性無し」のわたしでも、無理なく続けられている時短読書習慣の作り方をご紹介します。
1.読書時間が減る理由
40代になると、仕事での責任も増え、色々と学びたいこともあり、家事も一人(手伝ってくれるパートナーがいればラッキー)でこなさなければならず、読書に割く時間がどんどん減っていきます。
「今日こそは本を読むぞ」と誓っても、帰宅してから洗濯、掃除、明日の準備に追われて、気づけば23時(毎日あっという間です)。
そのまま寝るのも癪だから、iPadで動画を見ながら寝落ちする。
そんな日々が続いていませんか?
机の上には「いつか読もう」と思って買った本が山積みに。
仕事柄、技術書や専門書を読むことはマスト、さらに、仕事とは関係ない趣味としての読書もしたい。
でも、実際に手に取る時間はほとんどなく、月に0.5冊読めるかどうかという状況が続いていました。
なぜ読めないかというと、時間がないからです。
そこで、なぜ時間が取れないのか、書き出してみました。
時間が取れない理由
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仕事で帰宅が遅くなる
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家事に時間をとられる
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疲れて集中力が続かない
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SNSや動画配信に時間を消費
こうやって書き出し見ると、改善できるポイントが見えてきます。
わたしの場合は圧倒的に「4. SNSや動画配信に時間を消費」でした。
2.読書がもたらすメリット
ところで、あなたはなぜ「読書したい」のでしょうか。
きっと、読書によって享受する、何らかのメリットがあるからですよね。
実はわたし、自分がなぜ読書したいのわかっていませんでした。
目的が曖昧だから優先順位が低くなるのでは?と思い、読書から得られるメリットを自分の体験ベースで整理してみました。
読書で得られるメリット
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会話のネタが増える: 仕事上、月に数十名の方と「はじめまして」します。「最近読んだ本」の話をすると、同じ本を読んでいたりして「あ、私も!」となることが多い。
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時間の質が変わる: スマートフォンを見ている時間と本を読んでいる時間では、後者の方が「充実した時間」だと感じます。ただの主観ですが、自分がどう感じるかが大事。
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脳の老化防止: これは科学的にも証明されているらしいですが、読書後は確実に「新しい記憶」が刻まれています。ニューロンの活性化を促す効果が。
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感情のデトックス: 自分では体験できない・知り得ないことを通して、色々な感情を味わえます。普段出せない感情を解放する時間。
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新しい視点の獲得:「知識」と言ってもいいんですが、「視点」の方がしっくりきます。 わたしにとってはこれが最も大きなメリットです。
時間が取れない理由と同様に、一番最後に、一番のポイントが出てきました。
新しい視点をもらえると思ったら、俄然やる気が出てきました。
3. 時短読書の実践
「なぜ読書できないのか」「なぜ読書したいのか」を明確にしたところで、自分なりの時短読書術を編み出し、習慣化することに成功しました(今後変わるかもしれませんが)。
①「量より質」から「量と質の両立」へ
「1冊の本をじっくり理解しながら読む派」だったんですが、考え方を変えました。
まず、「なぜその本を読むのか」という目的によって分類します。
わたしはざっくりと、次のように分類しています。
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娯楽・リラックス: 小説やエッセイ。心を豊かに
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知識・スキル向上: ビジネス書や専門書。実用性を重視。
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自己啓発・成長: 自己啓発書や哲学書。内面の成長。
そして、各カテゴリから1冊ずつピックして並行して読み進めます。
「小説を2冊同時に」は出来なかったんですが、「小説1冊と専門書1冊」は出来たんです!これは発見でした。
②目標設定をしない
「月に5冊読む」といった目標を立てることで、「読書の楽しさ」よりも「読まきゃ」というプレッシャーが大きくなります。
これを完全に無くすことで、純粋に読書する楽しみのみにフォーカスできるようになりました。
代わりに、読んだ実績を残すことに力をいれました(後述します)。
③通勤時間の活用
これはやっている人も多いと思いますが、やはり通勤時間を読書時間に充てるのは定石です。
わたしの通勤時間は往復で約1時間。
この時間を読書に充てることで、月に約20時間の読書できる見積もりです。
使わない手はありません。
ここで重要になっていくるのが、次の項目です。
④電子書籍の活用
②と③に関連するんですが、9対1の割合で電子書籍を読んでいます。
いつでもどこでもスマートフォンで読めるので、通勤の混雑時でも読書が可能です。
わたしのおすすめはKindle。
青空文庫は無料で読めますし、Unlimitedは月額980円で読み放題です(Unlimitedは時期によって入会したり退会したりしています)。
「読書メモ」みたいなものは、めんどくさがりのわたしには不向きです。
代わりに、Kindleハイライトをガンガン残します。
以前はハイライトしただけで終わっていましたが、今年Obsidianに自動同期する仕組みを作ったので、「読みっぱなし」から「読後の活用」が出来るようになりました!
振り返ることでより理解が深まりますし、資料作成や記事執筆などのアウトプットにも活用できます。
これはほんとに超おススメです!
まとめ
ここまで、わたしなりの時短読書習慣の作り方をお話ししてきました。
最後に、これまでの内容を整理して、今日から始められる具体的なアクションをご紹介します。
読書習慣を始める前に確認すること
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時間が取れない理由を書き出す
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なぜ読書したいのかを明確にする
習慣化を作る3つのアクション
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読書目的の分類:読みたい本を目的別に分類しておきましょう。
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通勤時間の活用:電子書籍をダウンロードしておきましょう。
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読書の記録:気になったところはどんどんKindleハイライトに保存していきましょう。
「継続苦手・めんどくさがり・根性無し」のわたしでも続けられている読書習慣。
ポイントは、無理をしないこと、楽しむこと、完璧を目指さないこと。
とりあえず「読書習慣を始める前に確認すること」から取り組んでみてください。
始めの一歩を踏み出すと、意外なアイデアが出てきたりします。
あなたなりの素敵な方法を発見したら、ぜひコメントで教えてください!
読書代わりの読みものとして
お読みいただきありがとうございました!