世代という勘
まずはじめにわかりやすく世代間ギャップと言いましたが、個人的にはそもそもこの「世代」という括りが勘違いだと思っています。なぜなら、結婚はしているが、子供のいないわたしにとっては、
同じ40代子持ち女性の当たり前よりも、20代独身女性の当たり前の方がしっくりくる。なので初対面や、まだ親しくなる前のソワソワする感じや、なぜか落ち着かない不快感は、世代ではなく、その人の持つ「価値観」の違いからくるものではないでしょうか?
ステージごとのギャップ
場面ごと色んなギャップがありますが、これもひとくくりに「世代」とはいえないと思ってます。
1. 結婚・出産観:
「結婚はまだ先」「子供は欲しくない」といった多様な価値観が広がり、結婚や出産が必ずしも人生の必須イベントとは捉えられていない傾向がある一方で、「なぜ結婚しないの?」「子供は作らないの?」といった質問を受けることがあります。悪気がないのは理解しつつも、自身の選択や生き方を否定されたように感じてしまうことの方が多いですよね。
2. 仕事観:
最近は「仕事内容」より「働き方」を重視する傾向が強く、仕事だけでなくプライベートの充実を求める声が高まっています。その為「もっと頑張るのが当たり前」といった考え方が伝わらないギャップを感じ、職場で板挟みになりやすいのも40代ならではの問題です。
3. ファッション・美容:
プチプラファッションやジェンダーレスなスタイルが浸透して、メイクも多様化し、個性を表現する手段として楽しむ人が増えている。その一方でどうしても正解を探してしまう40代は多いのではないでしょうか?「周りと同じが安心」という時代を経ているため、新しいファッションに挑戦することを躊躇したり、情報過多に疲れてしまうこともあるかもしれません。
心地よい解決策
上記のような世代間や他者とのギャップを感じることは、決してネガティブなことばかりではありません。異なる価値観に触れることで、自身の視野を広げ、新たな発見をするきっかけにもなります。大切なのは、相手の立場を理解しようと努め、建設的なコミュニケーションを心がけることです。
1. 傾聴の姿勢を持つ
相手の意見や考えを頭ごなしに否定するのではなく、「そういう考え方もあるんだ」とまずは受け止める姿勢が大切です。自分にはない斬新なアイデアや価値観に耳を傾けることで、自身の固定観念が揺さぶられ、新たな視点を得られるかもしれません。
2. 自分の価値観を大切にしつつ、変化を楽しむ
無理に相手に合わせる必要はありません。自分が大切にしている価値観はしっかりと持ち続けましょう。その上で、新しい情報や考え方にアンテナを張り、興味を持ったものには積極的に触れてみるのも良いでしょう。ファッションや美容など、抵抗のない分野から少しずつ取り入れてみるのもおすすめです。
3. 共通の話題を見つける
世代に関わらず楽しめる共通の話題を見つけることは、良好なコミュニケーションの第一歩です。趣味や好きな音楽、映画、旅行など、お互いが興味を持てる事について話すことで、共感やつながりが生まれます。
4. 違いを認め、尊重する
世代が違えば、価値観や考え方が異なるのは自然なことです。お互いの違いを認め合うことで、よりフラットで心地よい関係性を築けるはずです。
5.積極的にコミュニケーションを取る
世代間の壁を感じやすいと感じたら、意識的に若い世代とコミュニケーションを取る機会を増やしてみましょう。職場でのちょっとした会話や、趣味の集まりに参加するなど、日常の中で接点を持つことが大切です。その際何かを教えてあげるといった上から目線ではなくフラットな目線でポジティブな声かけを意識するとよりスムーズにコミニケーションがとれます。
春は、新しい風が吹き込む季節。世代間や他者との価値観の違いを感じながらも、お互いを尊重し、理解し合うことで、より豊かな人間関係を築けるはずです。新しい出会いは悩みが多い反面、一生の仲間ができるきっかけになることも♪若い世代と目上の世代の間にいる40代だからこその悩みもありますよね。大事なことは他人と意見が違ってもあなたが否定されたわけではないということ!最終的には、自分はどう在りたいか?をブラさずに過ごせるのが1番です。焦らず、自分らしいペースで、心地よい春の時間を過ごしていきましょう。