やっぱり映画の話などもしていきましょう。
少し前ですが、シネギャラリーで
『映画は映画だ!』
(↑公式HP)見ました


なんかよく思うんですけど、韓国のタイトルをそのまま日本語に訳すのやめた方がいいですよ、センスない・・。

ソンガンホ・イビョンホン・チョンウソン共演で大ヒットした『グッド・バッド・ウィアード』も最初『良い奴・悪い奴・変な奴』だったでしょ~?!

で、「映画は映画だ!」です。低コストで大ヒットした映画ですね。とはいっても、主演の二人がボランティアみたいなギャラで出てますから、フツーにもらってたら制作費がかなりUP

監督は別の方なんだけど、『韓国の北野武』といわれているキムギドク監督がバックアップしてますから、ちょっと個性的。
私は主演の二人の共演が見たくて、見たんだけど、この映画はあまり好きじゃないな・・。
あくまでも主観なのでこの映画好き、って方許してね。
お話は・・ヤクザのような俳優「スタ」と俳優になりたいヤクザ「ガンペ」があることがきっかけで知り合い、ひょんなことからガンペがスタの出る映画に出演することになり・・。
とにかく暴力的なシーンが多くて


韓国は儒教の国なので、礼儀正しく、モラルに厳しいイメージがあります。でも、映画は違うんですかね~

ただ、一つ一つのシーンに映画に対する愛が感じられたのは確か。こだわってました、いろいろ。それがすごいリアル感を生み、私みたいな人にはある「気持ち悪さ」みたいなものを感じさせたんでしょう。
服装もガンペの黒とスタの白という感じで、人生の影と光をあらわしていたんでしょうね。
ソ・ジソプは予想通りのはまり役。あの目のせいか、チョイ悪の役が似合いますね。思い切り三枚目も見てみたいけど。
カン・ジファンはカッコよかった

この人いいと思ったの最近で、あまりドラマとか見てないから、これから見たいと思う

最後の方で、泥にまみれて二人が決闘するシーンがあるんですが、見てるだけで苦しくなるシーンです。本当に顔がドロだらけで息するのもキツそうでした。
多分私がこの映画が好きになれないのは、ラストが希望に満ちたものじゃなかったからなんだろうな・・。
世の中の影を生きる人が、表舞台に上がるのは難しいのか・・。
あと、添え物的な女性の扱いもなんだかヤな感じ

ある意味「自分の居場所」を再認識するというか、この映画を通して、「それぞれに似合う場所」があるのだとあらためて思いました。
私もムリせず、ガツガツせず、今の自分を大事にしよう~と思いました
