こんにちは。RAJI(らじ)鍼灸マッサージ院の山内美代子です。
前回、帯状疱疹ワクチンを接種したことをお話ししました。
迷った末に打つことに決めたのは、
帯状疱疹後神経痛の厄介なようすを、
臨床の場で見てきたからです。
今回は、特につらいとされる顔面の帯状疱疹後神経痛について、
鍼灸でできることをお伝えしたいと思います。
帯状疱疹後神経痛って?
帯状疱疹のあとに残る神経痛(PHN)は、
皮膚の発疹が治まっても痛みだけが続く状態です。
焼けるような感覚、ズキズキする痛み、
軽く触れただけでも「痛い」と感じる過敏さ……。
とりわけ顔に出た場合は、
日常的な動作——食べる、話す、外の風に当たる——
それだけで痛みが誘発されることもあります。
「人前に出たくない」
「気候が変わるたびに憂うつ」
という声も、聞いてきました。
医療機関との併用をお勧めします
帯状疱疹もその後の神経痛も、
医療機関での治療を続けながら、
そこに鍼灸を組み合わせるというスタンスをお勧めしたいです。
皮膚科・ペインクリニック・神経内科などでの治療が基本です。
「病院でも良くならないから鍼灸に来た」という方のお気持ちはよくわかります。
でも、鍼灸だけで何とかしようとせず、西洋医学の強みも活かすことも
私はお勧めしています。
鍼灸でできること
鍼灸で、傷ついた神経をゼロから修復することはできません。
ただ、神経や組織の血流を改善し、
痛みの感度を落ち着かせ、
緊張した筋肉をゆるめることなら、
鍼灸は得意分野です。
顔面の神経痛に対しては、主に次のようなアプローチをとります。
【局所へのアプローチ】
顔や頭部の経穴(ツボ)に、細い鍼を使って血流を促します。
鍼に微弱な電気を流す施術もあります。
局所から脳に刺激を届けて、疼痛抑制系にはたらきかけます。
【首・肩・背部からのアプローチ】
顔の神経は頸部とつながっています。
首や肩の緊張をほぐすことで、顔への血流と神経の働きが改善することも多いです。
【自律神経を整える】
痛みが続くと自律神経も乱れます。
全身の状態を整えながら、「痛みに過敏になっている神経系」を
少しずつ落ち着かせていく施術も大切にしています。
【お灸・温熱療法】
顔まわりにはぬるいお灸を使ったりします。
また、体幹や手足への温熱施術は、全身の血流と神経の緊張緩和にとても有効です。
そして。
見た目ではわかりにくい、痛みによる不快感、苦しさを
すぐにゼロにはならなくても
「ここに来るとほっとする」と安心していただけることも
痛みの緩和につながっていると感じています。
「どのくらいで良くなりますか?」
個人差がとても大きいです。
発症からの時間、神経ダメージの程度、年齢、全身状態……などが影響します。
「数回で劇的に改善」ということは、正直なところ、ほとんどありません。
ゆっくりと付き合っていく必要があります。
それでも、「今日は少し楽だった」「朝の痛みが少し和らいだ」
という変化が積み重なることで、生活の質が変わっていきます。
こんな方に
・病院での治療を続けているけれど、もう少し何かできないか探している
・薬を減らしたい、でも痛みとも折り合いをつけたい
・「顔の痛みで鍼灸院に行っていいの?」と迷っている
・疲れると悪化する、天気や寒さで揺れる、という状態が続いている
当院は女性専用・完全個室です。
顔の症状についても、安心してご相談いただけますように。
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更年期・痛み・眠り・目・自律神経
女性専用鍼灸・美容鍼・整体・オイルマッサージ
完全予約制・完全個室・9-20時
杉並区・東京メトロ南阿佐ヶ谷4分
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