火曜日、楽しみにしているのはドラマ『マザー・ゲーム』。


娘6歳と一緒に毎晩9時就寝の私はTV番組は録画中心、1人で観る時間がないので、当たり前のように母娘で鑑賞する。
お蔭で娘は、『きょうは会社休みます。』『残念な夫』『ファースト・クラス』等、恋愛・夫婦問題・女同士のドロドロした世界を垣間見て、フンフンとうなずいている。
教育上問題アリかもしれないけど、ドラマの内容を話し合ったり意見を言い合ったり、これはこれで親子のコミュニケーションの1つと無理やり理由づけている。


で、この4月から始まった『マザー・ゲーム』。
お勉強系幼稚園にひょんな事から紛れ込んだシングルマザー(木村文乃)が奮闘する話なのだけど。
もちろん、あくまでドラマなので誇張はあるものの、現在の子育ての大変さを表現しているようで、大変興味深い。
幼稚園のママ友づきあいの大変さ、お受験の苦労、見栄の張り合い、子育てをめぐる姑や夫との確執など…
「そんなのくそっくらえ、子供の笑顔が一番!」と公言する主人公がとても気持ち良い。


子育てしにくい時代だな~と思う理由の1つに、子供が親のツール化していると感じることがよくある。
勉強がよくできる、運動に秀でているなど、親バカの範囲内で自慢するなら微笑ましい。
しかし、親が実現できなかった夢を子供に投影し、過度な期待と負担をかけて無理な教育をする。
親も子もどこかぎこちなく自分を抑圧し、結果的にいつか無理が生じて社会に適応できなくなったり、とか?
子育ては、重き荷を負うて辛き道を行くが如し…ってか?
そりゃ、少子化も進むだろう。


お行儀が良くて、お勉強がよくできて、運動も得意で…わが子がそんな子なら、さぞかし誇らしいだろう。
うちの娘、3月生まれを理由にしてるけど、同学年の中で決して「出来の良い」子ではないし、どこかスコンと抜けている。
口では、「小さいうちから勉強ばかりしなくていい」「逆上がりも縄跳びも、そのうちできるようになる」と言いつつ、わが子の不出来を思わず叱ってしまうこともある。


娘が生まれた時は、「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちだけだったのに…
「子供の笑顔が一番!」と、もう一度肝に銘じて子育てしたいと思う。