さて、業界の慣習なんですが色々有るのですが今回は『おはようございます』です。
もはやこの言葉が、我々の業界は元より芸能界やその他の多くのところで使われていますが、よく一般の方々から素朴な疑問として『何故、夜にまで？』と聞かれる事があります。
また、我々の業界でも『皆さんが言っているから、なんとなくそうなんだと思い言っている』と言う方も多い様です。
諸説あるとは思いますが、私が1番信頼している説をご紹介致しましょう。
実は歌舞伎から来ているという説です。
歌舞伎は、今日の様に完全に時間割が正しく行われていた訳ではなく朝（昼）から夜まで何段（何話）も行われておりました。
通し狂言が多かった様です。とは言え現在の様に様々な演目も出されているケースもあったのですが、何れにしても朝から晩まで同じメンバーが全ての狂言に出演している訳ではありません。
この段にはこのメンバーで、この段にはあのメンバーでと、人気役者が様々な段、場面に出演する訳ですねぇ。
従いまして昼に出演しているお役者や、夜の部にだけ出演する、お役者もいる訳ですね。そうするとその方々からすれば『始まり』な訳です。
我々の業界も芸能界も『ゲンを担ぐ』訳です。
『こんにちは』は途中ですよね。
『こんばんは』は1日の終わりがけの言葉ですものね。
因みに、
『こんにちは』は『こんにちはお日柄も良く……。』
の略。
『こんばんは』は『今晩は良い月夜の……。』とか様々なの略。
話を元に戻しますと、一般的には時間に対しての『挨拶』ではあるのですが、歌舞伎役者は夜でも『始まり』を表す言葉である『おはようございます』を使うのです。
つまり何時であっても本日の『始まり』を伝えることから、初めて行く場所、初めて会う方には何時であろうが『おはようございます』とご挨拶するのです。
これが転じて、様々な業界でも使う様になったのですね。
少し違和感がある方もいらっしゃるでしょうが『始まる』と言う『ゲン担ぎ』とご認識下さいませ。
authentic gallery BAR
京酒房 来洛座 THE MAIN BAR
〒605-0802 京都府京都市東山区大和町13番地
芝本ビル1階
（四条通り大和大路通りの小さな交差点を南に約65m
進行上左側（東側）上記の頭上にある大提灯が目印）
TEL 075-541-0077（19時以降〜）
【当店各企画】
絵画展示販売
『鶴田一郎の世界』
店内で展示販売致しております。
プロデュース集団 Sixth Sense 主催企画
【佐藤弘樹の見えるラジオ‼️レコードパラダイス‼️】
現役ラジオパーソナリティ佐藤弘樹氏により毎月テーマを決め、まさにラジオスタジオにいる感がみなぎる楽しいひと時。大好きな曲もかけられます。
軽食と丹波ワインと共に。
今月は9月23日土曜日
毎月開催中
※要予約
【京丹波の風】
京丹波町の素晴らしい食材を中心に素敵なお食事を
して頂きます。今月は『京丹波ビジエ』を中心にその他の多数の食材のお料理をお届け致します。