　Last hew month 私が　毎日欠かさずコメントを送っていたブログがありました。

　この記事を書いたのは、　そのブログ主である元上司を　思い出していたから・・・

『親の顔が見てみたい③』　　　　　　　　　　　　これは、　　　　　私が日本で働いていた所のおはなし。　　　　　　　　　　そこは、日本のと呼ぶにふさわしい　天才たちが集まった所だった…

ameblo.jp

　　最後に会ったのは　30代だったか・・・

　　上司は、私がこの国に偵察滞在していたころ、わざわざ日本から訪ねてきてくれた。

　　　お～い！　うまいこと　やっとるか？

　　上司というか、親友のような・・・　ずいぶん年も違うけど。

　　　一緒に旅をしました。　

　　　あざらしや海鳥を見に、長い海岸線を私の運転で案内しましたっけ。

　　　バッパーで宴会

　　　時は流れ、大学で教鞭をとっていた上司。

　　　そして私はこの国へ正式移住。

　　・・・・・・・・・・・・・・　この国で　類まれな土産話がたくさんできたのに、私は日本へ帰ってい　ません。　だから、ずーーーっと　お目にかかれないままでした。

　　この土産話を肴に飲んだら　どんなに酒がうまいか！？

　　先月末を最後に

　　上司のブログアップが止まりました。

　　止ったままのブログにコメントを送り・・・

　　同様に　多くの人達がコメントを送り続けていました。

　　そして、久々にブログが更新されていた！

　　でも、そのブログのタイトルは「死去」

　　ご家族からだった。

　　ブログのコメントはどんどん増えていく。

　　大学の教え子たち、同僚、部下　友人・・・　

　　　彼らの文章からも　上司と同じ　人柄がうかがえる。

　　佳き人の元には佳き人間が集まるのだと思う。

　　もう、抗がん剤が効かないようなんだ。

　　この病院は余命宣告をしない方針だそうで・・・

信じたくなくて

　　　　　　　　　　　眠れませんでした！

　　　　　　　　　　　と返信したら

　　あ、ごめん、悪かったね。

　　ぼくの中で特別な人にだけ知らせておきたくて。

　　心無いことを言ってしまった。

　　眠れないのは私じゃなく上司の方だったのに。

　　それに、　特別枠に入れてもらえるなんて　なんという光栄。

　　　　　身に余る光栄です。　　と返信をしたら　　　笑っていた。

　　元上司は　私が移住してから　

　　　　　　　　　　　　　どんな生活をしていたのかを知らない。

　　　　　実は、　誰も知らない。

　　一番詳しく知っているのは私のブログを読んでいる方だけ・・。

　　上司には　私の移住後のできごとを面白おかしく　続き読み物のような構成で書いて

　　メイルでやり取りをした。

　　　　　つづきよろしく！　と　　楽しみにしてくれた。

　こうして、面白がってもらえば、

　　　　　続きを待っていてもらえば　　精気も増すかもしれないと。

　　　　　一日でも長らいでくれるのではないかと。　　そう願って書いた。

　　　　　私もブログ書いてるんですよ。　　　　　　迷ったけど言えなかった。

　　　でも、　一粒で二度おいしい人生だと言うことは伝えた。

　　　　そりゃ知らんかったわ！　　　　　おもしろがってくれた。

　　　　自分でも面白いわと思う。

　　　本当は　もっと神髄の核心のドン引きのところまで伝えられればよかった。

　　　きっと、　　　なんや　それ～！！小説にしろ★　　　って言ったと思う。

　　　多才すぎる上司の裏の顔は恋愛小説家でもある。　しかも内容はめくるめくもの。

　　　政治経済・国内外の話題・本・映画・自然環境、野生生物・・・

　　　最近はコロナの死亡率計算法について考察していた。　才能あふれる方だった。

　　　知的な話題にこと欠くことなく、その所作は紳士的。

　　　飲むと更に魅力的で　おもろいおっさんに早変わり。

　　　同僚からも、学生たちからも慕われていた証は　ブログのコメント欄を見ると分かった。

　　　　そんな才能あふれる人がいなくなるなんて。

　　　　なんて惜しいこと！！！　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　でも、　時がきた。

　海を越えても連絡を取り続けてくれたこと、　　顔を合わせなくても、ずっと繋がっていた。　

　　久々の音信でもすぐに解け合える会話。　特別枠に入れてもらえたのは私の自慢。

　　そして、

　　　　上司のことを偲びながら、　ブレネイさんの記事を思い出していた。　

　人生の後悔のなかに　「連絡を取り続ければよかった。」　というのがあったから。

　　きっと　上司はそういう後悔ないと思う。

　　　　多くの人から慕われ、信頼され、ずっと繋がり続けていたから。

『余命わずかな人に尋ねた「人生の後悔」　』オーストラリアの看護師（Brinnie Wareさん）が　勤務先のホスピスで　死期間近の患者さんたちに尋ねた人生の後悔　とは？　　ダーリンにも　教えたけど　…

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　　　　　　　　　　　　　　声をあげて泣いたから、日本まで届いたと思う！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大酒飲みの上司と部下

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬愛なるT教授へ献杯

　　　　　　　　　　　　　　　最後までお読みくださってありがとうございました。

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