東野圭吾さん『クスノキの女神』を読みました。
『クスノキの番人』の続編です。
『クスノキの番人』は私の好きな本の一冊なので、期待一杯で読みました。そして今作も期待を裏切らない結末でした！いい話。泣けます。一気に読めました。
意外にも強盗傷害事件が起こり、今回はミステリー色が強めなのか？と思いきや、またまた意外にも犯人がすぐに判明。もしやこれは東野さん特有の「どんでん返し」が最後にやってくるパターンか？？といろいろ思っていましたが、終盤になるともう犯人が誰とか、どんでん返しとか、そんな事はどうでも良くなりました。やはりクスノキシリーズ、最後は泣かされました。心が温まり、前向きな気持ちになりました。うん、こうでなくちゃ！
玲斗くんは本当にいい人だし、クスノキも相変わらず素敵だし、この世界いいなぁ。
――幸せだ、と僕は思った。未来なんていらない。この先、何が起きるかなんてどうでもいい。知らなくていい。大事なのは今だ。
――未来を知るよりも大事なこと、それは今がどうかということです。あなたは今、生きています。
今の幸せをかみしめて、精一杯今を生きること。周りの人達に感謝をすること。
大事なことだなぁと思いました。
