5月3日(水)15:30 宝塚大劇場ローチケ貸切

ミュージカル浪漫

『ライラックの夢路』－ドロイゼン家の誇り－

作・演出・振付／謝珠栄

ファッシネイト・レビュー

『ジュエル・ド・パリ!!』－パリの宝石たち－

作・演出／藤井大介

久しぶりに初舞台公演を観たけれど、初々しくて一生懸命な姿が微笑ましく、胸が熱くなりますね。

お芝居、ライラックの夢路。

舞台セットと映像が綺麗で、曲がいい。

指揮が塩田先生っていうところにもテンションが上がる。笑

宙組のイルカに続き、銀橋での鉄讃歌が始まった時にはどうなるかと思ったし（3人のハーモニーは豪華だし楽しい曲だけど）、サクサクお話が展開していって気づいたらすべてが上手くまとまってハッピーエンドで終わってた印象だったけど、わかりやすくて楽しかった。

5兄弟がとにかく美麗で眼福。反発しながらもお互いを想い合い助け合う兄弟の姿は美しい。

美穂さん率いる魔女が神出鬼没で、出てくるたびに美声と綺麗なハーモニーを奏でていて耳福。

アーシャ美穂さんの歌とそこからの物語の展開には胸を打たれた。美穂さんの表現力素晴らしかった。

ショー、ジュエル・ド・パリ。

幕開きすぐの初舞台生ロケット、衣装がひよこみたいで可愛かった。

「ジュエル」と名がつくだけあって、なんかもう終始キラッキラで宝塚らしいショーで楽しかった。

事前にSNSでよく見かけたワード、びっくり和希とフェルゼン様、どういうことかと思っていたけど、実際に觀て納得。

和希クレオパトラの引き締まったお腹に目が釘付けだったし、キラッキラなフェルゼン様にはうっとりでした。

すみれの花咲く頃がラテンだったのにはびっくり。あんなにギラギラして（物理的にもパフォーマンス的にも）色気振りまきながらのすみれ、なんだか面白かった。美穂さんと和希さんのスキャットはさすがでした。

カンカンの場面が色とりどりで楽しくて、隅から隅まで見たいのに見られなくて目が足りなかった。

どこかの場面で彩風さんが大階段でひとり佇む姿の（そんな場面いっぱいあったけどどこだっけな…）頭身バランスのおかしさに何度もオペラを覗きなおした。観劇のたびに新鮮に驚くスタイルの良さ、素晴らしい。

ショー全体を通して夢白さんの見せ場満載で、真っ赤な衣装のデュエットダンスが幻想的でドラマチックで、すごくいいお披露目公演でした。

千秋楽まで駆け抜けられますように。

【主な配役】

ハインドリヒ［ドロイゼン家の長男］：彩風咲奈

エリーゼ［職業音楽家を目指す女性］：夢白あや

フランツ［ドロイゼン家の次男］：朝美絢

夢人［魔女］／アーシャ［魔女と蔑まれた異教徒の女］：美穂圭子

フンボルト［ブランデンブルク銀行頭取／ディートリンデの父］：奏乃はると

バジナ［アーシャの叔父］：透真かずき

ホフマン［印刷会社の代表］：真那春人

ヴェーバー少佐［プロイセン軍隊の少佐］：久城あす

コンスタンツ［ドロイゼン家と親交のある貴族の女］：杏野このみ

マイネック夫人［マイネックの妻］：愛すみれ

シンケル［アイヒタールの友人］：桜路薫

カール［ツークンフト製鉄所の職人］：天月翼

ガレッティー夫人［ガレッティーの妻］：白峰ゆり

ゲオルグ［ドロイゼン家の三男］：和希そら

夢人［魔女］：妃華ゆきの

ビエラ［リンゴ売りの老女］：沙羅アンナ

マイネック［ドロイゼン家と親交のある貴族の男］：叶ゆうり

アイヒタール［ジャーナリスト］：諏訪さき

ディートリンデ［銀行家の娘］：野々花ひまり

夢人［魔女］：希良々うみ

ミハエル［ツークンフト製鉄所の職人］：眞ノ宮るい

ガレッティー［ドロイゼン家と親交のある貴族の男］：星加梨杏

アントン［エリーゼの友人／鉄職人］：縣千

将校［ヴェーバーの部下］：日和春磨

アレクシア［ブランデンブルクの農民］琴羽りり

職人［ツークンフト製鉄所の職人］：麻斗海伶

ランドルフ［ドロイゼン家の四男］：一禾あお

夢人［魔女］：有栖妃華

ブェックラー［プロイセン軍隊の下士官］：咲城けい

将校［ヴェーバーの部下］：真友月れあ

ブルジョア女［貴族の女］：涼花美雨

職人［ツークンフト製鉄所の職人］：稀羽りんと

クルト［ツークンフト製鉄所の職人］：聖海由侑

夢人［魔女］：音彩唯

ヨーゼフ［ドロイゼン家の五男］：華世京

雪組 ライラックの夢路&ジュエル・ド・パリ!!

雪組ライラックの夢路&ジュエル・ド・パリ!!