3月4日(日)〜3月11日(土) 配信

PARCO PRODUCE 2023

『マヌエラ』I am a dancer. Love me ?

アーカイブ期間中、途切れ途切れになりながらも時間の許す限り繰り返し見た「マヌエラ」配信。

ピアニスト役をされている磯部さんのインスタライブで裏話をたくさん聴いてからの配信視聴だったので、

ボリスとチェンに使われているメロディーが同じ、

紐は弾圧や抑圧、血の象徴、

妙子とリューバのキスシーンの真相？！などなど、

より細かなところまで楽しめました。

カメラアングルが良くて臨場感があり、

観劇時には気づかなかった舞台床の模様や照明、角度によって見られなかった表情、ダンサーさんたちの表情、また新たな気づきがあって、やっぱり舞台って面白い。

舞台は生が一番っていうのは大前提として、配信は配信で良さがあるし、単純にまたあのマヌエラの世界に触れられて嬉しかった。

初めてのレッスンの時、踊るなと言われる前と後とでは妙子のダンスや纏う空気が全然違っていて、それを表現できるお芝居力が素晴らしい。

パスコラが言う、踊らずにストーリーを作る、押し付けてはダメ、体で表現する愛の物語…珠城さんのダンスそのものだなぁと。

最期のダンスを踊る珠城さんは、画面越しでも輝いていて女神でした。

見れば見るほど出演者ひとりひとりの魅力が増して見えてきて、表情の変化から心情を想像するのも楽しかった。言葉だけでなく、ちょっとした仕草や目線の動きなどでも魅せる役者さんって凄い。

重い重い本編とは打って変わって、カーテンコールの明るさと珠城さんの笑顔、自由でゆるっとしたアフタートークにはホッとしました。

感情の振り幅が激しいし、暴力的な場面もたくさんあるし、見ていてしんどくなってしまう作品ではあるけれど、何度見ても飽きることないこの作品。配信期間にだいぶ堪能したけれど…円盤化してほしいな。

【出演】

マヌエラ（永末妙子）：珠城りょう

和田海軍中尉（和田元治）：渡辺大

パスコラ：パックン（パックンマックン）

チェン：宮崎秋人

村岡部長：宮川浩

司会者：千葉哲也

杜月笙：岡田亮輔

リューバ：齋藤かなこ

ピアニスト：磯部莉菜子

里見／街の男／憲兵／ボーイ／共産党員：松本和宜　

街の男／銃殺隊／ボーイ／憲兵／共産党員：馬場亮成

ボリス／街の男／共産党員：榎本成志

支配人／街の男／共産党員：松谷嵐

街の男／共産党員／ボーイ／憲兵：横田剛基

ダンサー：伯鞘麗名

ダンサー：永石千尋

ダンサー：平井琴望

ダンサー：佐藤アンドレア

ダンサー：平山ひかる

スウィング：井上美都　大村真佑

マヌエラ配信