こんにちは!
ハワイのあるホテルの庭に一本の木があります。
その木は、ホテルができる前からそこに生きていました。
人々はその木のそばにホテルを建て、その木をシンボルとしました。
木の前にステージを設け、夜ごと愛と喜びの歌を歌い、その木を愛で、慈しんできました。
3年前のある日、波の浸食に耐え兼ね、その木はゆっくりと眠るように横たわりました。
まるで、今まで慈しんできたもらったことに感謝するかのように
ステージにもホテルの建物にも、傷一つつけることはありませんでした。
人々は悲しみ、何とか木を助けたいと願いました。
毎日、朝な夕なに傷口に薬を塗り、状態を見守り、祈りました。
誰もが一度はもうダメかもしれないと思いましたが、願いが届いたのでしょうか?
3年経った今、残った根から養分を吸い、新しい葉が青々と茂っています。
そして、折れてしまった部分はオブジェとなり、お客様を迎える生花を飾る花器としてよみがえり、ホテル内に飾られています。
人々の木を思う愛と、長い間大切にされ守られてきたことへの木の感謝が実を結んだのでしょう。
人だけでなく、木にも命が宿り、愛と感謝のエネルギーは交流できると感じました。
今日も良い一日を!