そして…いよいよこの日だわ。俺はお前になんて言ったか覚えてるのかな?
お前の事だから、なにげなく?なんとなく覚えてるんだろ?

俺はお前に、これから一生懸命…幸せにするから、隣でずっと笑ってくれないか?俺と付き合ってくださいって言ったんだぞ?
しっかりと覚えてろよな。お前は、ゆっくりと頷いてくれて、この日、俺はお前の彼氏になったんだ…
なんつーか、記念日だね。
12月になり、今までは環境がお前を遠くに置いてくれてたけど…。
運命の歯車ってヤツかな?…環境が、スッと変わり…近くに来てしまったね。俺は、すげぇ嬉しかったんだけど、少し複雑だったんだ。


自分の気持ちが押さえられなくなりそうでさ…。今あるお前の幸せを壊す事に、不安だったんだよ。


そんな時、お前がなにげなく彼氏との仲の相談を俺にしてきたよな…『うまくいってない…』俺はお前に、『大丈夫、きっとうまくいくから心配すんなって』なんて、ぎこちなく話したな…。あの帰りは自分の発言にヘコンで帰ったよ。


覚えてるか?環境が変わって1日目…ドアを開けると、お前が座っててさ…目が合った時、俺は思わず…嬉しくて笑ってしまったんだ…。それから毎日、自然と近くに寄ってしまったな…気付くともう、俺はお前を大好きだった…。
お前と初めて会ったのは、うまく、覚えてないけど4月かなぁ…。


ピアノが弾けるって上司から紹介されたよな?それから、月に何回か話せる場が出来て。会うたび…お前は可愛かったな…まぁ俺は一目惚れってヤツだ。


でもお前には彼氏がいたから、近づかないようしてたんだ、彼氏と映画に行った話や旅行の話し…。お前は楽しそうに話してたなぁ…。
でも俺は、そんなお前も好きだったんだ。 近づいてしまうと、自分が傷つくのが恐くて逃げてばかりだった。


遠くなら…傷つかないし…傷つけない…。これでいいって自分にいい聞かせてたんだ。