デザインディレクター石川俊祐さんの「Hello Design、日本人とデザイン」
最近、一番面白かった本の一つなので、先日少しご紹介しましたが、改めてご紹介したいです。
この本は、日本人の私達に「デザイン思考」を勧めてくれる本です。
デザイン思考とは
「デザイン思考」って聞きなれない方もきっと多いですよね。
ここでいう「デザイン」とは、単にモノやサービスの外観や見栄えを美しく整えることではなく、、、
「人が持っている本当の問題を解決する新しいモノや体験、システムを設計(デザイン)する」ということです。
つまり、デザイン思考とは、問題解決のための新しい思考法、なんですね。
この方法は、既存のものの延長ではない、新しいモノやサービスをつくるクリエイティブなアプローチとして、ここ何年か注目度が高まっています。
実際にデザイン思考が使われた例として、文中でいくつか紹介されています。例えば、、、
☆お寺へのお供え物を、仏さまからのおさがりとして生活に困窮する家庭へおすそわけするという活動「おてらおやつクラブ」のデザイン
☆難病で毎日注射器を使わなくてはならない子供たちのための「痛くない」注射体験のデザイン
☆大人がチョコレートの時間を愉しむための新しいチョコレート体験のデザイン
こんなものがゼロから作り出せたら、楽しそうですね![]()
誰におススメ?
デザイン思考は、世界のトップビジネススクールやデザインスクールで学ぶことができ、アメリカを始め、世界各国の名だたる企業 (Apple、GE、P&G、SAP、セブンイレブン、任天堂など)で取り入れられています。
そして、ビジネスマンだけでなく、学生でも、公務員でも、起業家でも、新しいものを生み出す時、多くの人が知っていると役に立つ考え方です!!
世界最強のポテンシャルをもつ日本人
デザイン思考への取り組み方で、日本は世界に遅れてしまっているそうですが、著者の石川さんは、実は全ての日本人はデザイナーとなってデザイン思考を使いこなすポテンシャルがとても高い!それどころか、世界最強だ、と言われています。
なぜなら、そもそも日本にはデザイン思考そのものともいえる文化が数百年もの間受け継がれ、今の日本人は幼い頃からその中で暮らしているから。
つまり、お客様の不平や不満を解消する様々な企業の工夫や、おもてなしの心。。。
そういったものが当たり前になっている日本は、世界から見ると、実は最もクリエイティブな国!
120円のジュースと160円のジュースが並んだ自販機に150円入れると、120円のジュースのボタンだけ光ったり、
旅館で食事の後部屋に戻ると布団が敷いてある。。
世界中探しても、こんなに考えぬかれたサービスが浸透した国はない、とのことですが、本当に同感です!
「主観に自信を持つ」
既にポテンシャルの高い日本人が、優れた「デザイナー」になる唯一の条件とは、「自分の主観に自信を持つこと」。。。
ディズニーランドやアマゾンのキンドルなど、多くの人を熱狂させるサービスはたいてい「自分が欲しい!」という強烈な主観から始まっています。
でも、日本人は社会生活でしっかり身につけてきた客観性、そして、思考のクセ「ブレーキの力」が強い。
デザイン思考は観察で得た主観を重視するアプローチなんです。客観性は新しいアイデアの発見には邪魔。。。
デザイン思考が日本のビジネスにも根付いていって、日本人がもっと主観を表現できるようになると、日本の将来も楽しくなりそうだなと思いました![]()
イノベーションを加速させる考え方、多くの人にぜひ参考にして欲しいです![]()
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そして、もっとデザイン思考について実践的なことが学びたい方は、本場スタンフォード大学でデザイン思考を学び、のちにファシリテーターをされていた、ジャスパー ウさんの著作もどうぞ。
実践スタンフォード式 デザイン思考 世界一クリエイティブな問題解決
ビジネススクールではなく、デザインスクール留学された佐宗邦威さんの本もkindle unlimitedで読めます!
