手術の翌朝、夫から電話がありました。
まさか本人がかけてるとは思わなかったので、何事かとドキドキしたのを覚えています。
恐る恐る出ると、なんと夫本人からでした。


夫:妻さん、どこにいるの?

私:産後院だよ。電話して大丈夫なの?

夫:うん。今日来る?

私:今日は行けないけど、明日行くね。


こんな感じで短時間でしたが、手術当日にはロクに会話も出来なかったことを思えばとても嬉しい電話でした。

翌日、病院へ行くと病室が変わっていました。
術後はナースステーション近くの個室でしたが、遠く離れた静かな個室へ移動していました。

傷が痛々しい事を除けば、夫は凄く元気!!
一階のコンビニまで歩いて行ったり、ベッドに座ったまま点滴スタンド?(点滴を吊るす棒のこと、何て言うんでしょう…)を持ち上げて反対側に移したりと、本当に一昨日手術したのびっくり!?というくらいに。
大人しくしてて〜アセアセアセアセとお願いしましたが、大丈夫だよ〜と取り合ってもらえず…。


その日から2〜3日おきにお見舞いに行きましたが、とにかく身体は元気でしたね。

病理の結果が出てから治療方針を決めることになっていたので、この時点ではテモダールも放射線治療もありません。
膠芽腫の方みなさんそうでしょうけど、夫も全ての腫瘍を取り除くのは不可能でした。
なので腫瘍が残ってるのに何の治療もせずに結果を待つのが、ただただ不安でした。


せめて私に出来ることを!と、仕事でお世話になったガン専門の医療コーディネーターさんに電話したり、資料を取り寄せたりと、考え付く範囲で選択肢を増やそうと必死でした。