憧れのPROレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを購入 | ちーずの「ふれんずのーと」

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\2023年一発目の大物でございます!/
 
 
念願叶ってようやく手に入れた本レンズ。
 
 
 
 
本レンズの正式名称は、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
 
 

現在は後継のII型が出ておりまして、こちらは型落ちの中古になります。

 

ちなみにこっちよりも先にII型を試したのですが、AF爆速、精度も百発百中の文句なしの優等生くんでした。

II型を100点満点とすれば旧モデルであるI型は90点ぐらいなAF精度かと思います。異論は認める。

 

 

 

 

 

今回新たにレンズを買った目的ですが、第一に寄れる標準ズームレンズが欲しかったから。

 

ここで言う寄れるとは接写が出来るという意味です。

基本的にはズームレンズはあまり接写には向かないので、接写したければ必要な焦点距離に応じた単焦点のマクロレンズを買おうねっていうのが定石かと思います。

 

ですが、マイクロフォーサーズなら寄れるズームレンズがあるんですね~。

 

 

 

詳しい説明は省きますが、例えばミニカーを画角いっぱいに写したいって時とかに重要になるカタログスペックが「最大撮影倍率」という項目。

 

ここの数値が大きいほど物を大きく写せるということです。1倍とかになるとマクロレンズの域になってくるので、普通のレンズではありません。

 

で、このレンズの最大撮影倍率はというと、0.3倍です。

一見普通に思えるかもしれませんが、フルサイズセンサーに対してマイクロフォーサーズセンサーは小型なので、同じ焦点距離で撮影してもフルサイズで撮った写真よりも画角が狭くなります。要はクロップしているようなものですね。

 

そこで、全く同じ写真を35mmフルサイズのカメラで撮ったとしたら焦点距離が何ミリになるのか…というのが所謂35mm版換算というやつです。そして最大撮影倍率も、35mm版換算で数値が変わります。

 

マイクロフォーサーズの場合は2倍で換算します。つまりこのレンズは、フルサイズのシステムだとしたら焦点距離24-80mmの最大撮影倍率0.6倍相当のレンズになるというわけです。

 

 

0.6倍というのは結構驚くべき数字で、実際かなり寄れます。

こんなに広い焦点距離間でズームできて、開放F値2.8で明るくて、おまけに接写も出来るっていう本当に何でもできるようなレンズなんです。だから欲しかったんです。

 

 

 

 

 

…ですが、マイクロフォーサーズで同じように寄れるズームレンズって意外とあったりします。

 

自分はパナボディ(GX7MK2)ユーザーなので、パナソニックから出ているパナライカ12-60mm F2.8-4.0であればレンズとボディの手振れ補正を協調させたDual I.S.という機能が使えます。

また、かなりお安い価格帯の12-60mm F3.5-5.6というレンズでも、最大撮影倍率0.54倍相当なので、わずかに及びませんがだいぶ寄れます。

 

なので、今回レンズを選ぶにあたって本レンズと、上記2種類のレンズ、合計3種類のレンズを候補にしてどれにするか考えました。

 

まず安い方の12-60mmですけど、正直今のレンズから買い替えても変化が薄いかなと思いました。

明るさも他のレンズと比べると暗いですしね。なのでこちらは却下。

 

そしてパナライカ12-60mmとどっちにするかですが、決め手はAFの速さでした。

 

 

あくまでII型の話なんですけど、パナライカ12-60mmよりも圧倒的に合焦するのが速かったんです。

動画の用途でも使おうと思っていたので、AFの速さはかなり重視していました。なのでこのAFの速さに度肝を抜かれてこのレンズにしたって感じですね。

 

まああとはズームしても開放F値が変わらず2.8で使い勝手が良いってのも、買って使ってみて感じてますね。

 

 

 

 

 

 

GX7MK2と合体~

 

すっげえいかつくなりました。今までパンケーキレンズでスナップシューター的な出で立ちにしてたんですけど、これはもうふつーに本気で撮りに行くときの装備っすね…

 

カメラにお詳しい方なら、他のマウントを使っている方でもレンズ名を見て「あっ・・・(察し)」と思ったかと思いますが、

このレンズ、換算24-80mmで開放F値2.8ということで、所謂大三元レンズの一角を占めるレンズでございます。

 

また、レンズ名の最後にPROとついており、これはオリンパスの最高峰のレンズ群、キヤノンであれば赤ハチマキ巻いたLレンズのようなものかと。

 

つまり、型落ちの中古品とは言えマイクロフォーサーズマウントの標準ズームレンズの中では間違いなくトップクラスに良いレンズであるということ!

 

それでいてお値段は…なんと51,400円、51,400円でございます。

 

…これ自分の感覚がおかしいんですかね?このスペックに対してこの価格っていうのは正直言って破格だと思います。

 

他のマウントではまず大三元レンズなんて手の届かない存在です。それがマイクロフォーサーズであれば、型落ちの中古ですが手が届いちゃうんです。

しかもめちゃめちゃ寄れるというオマケ付きです。なので、一時マウントごと乗り換えることも検討したのにマイクロフォーサーズに残ることに決めたんです。

 

 

 

マイクロフォーサーズ、なんだか雲行きが怪しいですけど個人的には大好きな規格です。

レンズの種類も豊富だし、センサーサイズの小ささを逆手に取った、他のマウントには無い長所を持ったレンズもいくつもあります。

なので自分はこれからもマイクロフォーサーズを愛用していこうと思います。ボディももう一台買い増ししたいところなんですよねえ。

 

 

 

 

 

…いろいろ説明していたら予想外に長くなってしまったので今回はここまで。

作例は次回載せますね。