どうも、非魔神です。


文学において、「良い」「悪い」を語るのは


低レベルなことだと、


国語の先生が言っていました。


何でも、「美しい」「美しくない」で判断するそうで。


深夜アニメというのは


子供向けアニメと一線を画そうとするのか何なのか、


いわゆる単純な「勧善懲悪」というのは少ないです。


善悪の基準がわかりにくい場面で戦ったり、


悪い人が悪意を持ってなかったり、


主人公が悪人であったり、


パターンは様々ですが、


勇者が魔王を倒す物語、なんてのは


まず存在しないでしょう。


深夜アニメの魔王ってのは女の子だったり


ファミレスで働いたりしますからね。


まぁ冒頭の国語の先生が言おうとしているのは


たとえ物語の中で善と悪がはっきりと分かれていても


「物語の中で悪だから、よくない」ではなく、


「物語の中で悪だとしても美しい」というように


善悪とは別に美醜で見よ、ということなのです。


そういう意味だとアニメキャラって皆キレイだよね!


……見た目の良し悪しの話ではないでしょうけど。


まぁ善悪とはっきりさせない手法というのは


上手く使えば、とても深い話になるのは分かります。


けれど、善悪はともかくとして


動く原理をちゃんと理解させられなければ、


クソ薄っぺらい突発的な感情で動いている主人公、


信念を持って行動している敵役、


なんて訳の分からない構図ができちゃうんです。


そうなると、物語が進めば進むほど


「はー……」ってなっちゃうんですよね。


頑張っている人を邪魔するウザイヤツ、


の話なんて誰もみたくないですもんね。


その点、子供向けのアニメは見るのが楽!


敵側にも情状酌量の余地ぐらいあることは多いですが、


それでもやはり主人公が打ち倒す相手。


見る側のソレがひっくり返ることはありません。


しかし、最近、


その子供向けのアニメすら、


善悪を超えた枠組みで話が進むことがあり、


疲れます。


面白いんだけどねー。


楽に見ようと思ってたのに何故か疲れるって。


主人公が悪者倒すだけの分かりやすい話ほしい。






















        今日も非魔神で暇人でした。