一度は謎でも

それが続けば十分に怪異ではないだろうか?

ボクは怪異話を収集しているあの人に話してみた。

 

・・・先日、二号さんの電池パックが突然現れた話をしたろう?

あれには続きがあってな・・。

今朝の事になるが、同じ場所に・・・

二号さん用の電池パックの充電器が落ちていたんだ!

電池パックの時は、確かに奇異な感じではあったが・・

なぜかそこにあった!と、現実だけを認めることにして終わりにしたが・・・

それよりでかいこの充電器が突然現れたのはどう理解すればいいのだろう?

どこかから落ちてくるような物体ではない、決して。

しかも感覚的には落ちたと言うより置かれた、と言う方が正しい感じがしてならない。

やはりここには誰か(なにか)いるのではないか?

その何かは何を訴えているのだろうか。

 

と、ここまでも現実だけを認めておこう。

そこになかったなにかが突然現れる・・・

そんなこともあるのだろうさ。

だがな、この話にはまだ続きがあるんだ。

 

ぐっすりと眠りにつき、目覚めたのが14時過ぎだ。

人としての生活サイクルが滅茶苦茶なことはもうおいといてくれ。

穏やかに眠り健やかに目覚めたボクはある衝撃を受ける。

 

また?

またか??!

 

同じ場所に三度!

物体が現れた。

机に固定されていた電気スタンド?が・・・落ちている!!?

しかも挟んでいたネジ?は回して幅を広げないと机に取り付けられない幅になっていた!??

仮に、

仮に何かの拍子で落ちたとしても、幅が狭いなんてありえない!?

 

さすがにこれは怪異だろう?

同じ場所・・

しかもどんどん大きなものになっている。

これはなんだ???

次はどんなでかいものが現れるんだ??!

 

時は八月。

らいあままが来ているのなら、この、(なぜか)気味悪さを感じないわけも納得なのだが・・・

ああ・・・そう言えば・・・

「あの世はホントにあるのかねえ。もしあったら(自分が死んだら)おしえてあげるよ」といたずらっぽく言ってたっけ・・・。

あれから何の気配もなかったけど・・・

ようやくお盆前に、これだけのことが出来るパワーがたまった・・と言う事なのだろうか。

 

確かに言えることは

もう、勘違いでも気のせいでもなく小さな怪異が起こっていると言う事だ。