鳩山政権の1ヵ月、みなさんはどのように見たでしょうか。
まだ1ヵ月、実績を残せないのはある程度大目に見ましょう。
しかし、何なんですかね、このブレまくりは。
一体何がしたいのかわからない。
概算要求は過去最高の95兆円。単純に今年度予算に民主党の子ども手当等の公約7兆円を足しただけではないか!!
無駄使いをなくして、財源を捻出するのではなかったのか。やはり財源はなかったのではないか!!
鳩山首相は92兆円に抑えるよう指示を出したというが、92兆円にしてもプラス4兆円だ。92兆円に減らして「がんばって無駄使いをなくしました」と言われたらたまらない。
藤井財務大臣は当初国債発行は今年度発行の44兆円以内にすると言っていたのに、翌日には50兆円もありうると発言。
亀井大臣にいたっては、概算要求で100兆円は必要と発言。
鳴り物入りの「事業仕分け」は発表の翌日に白紙。何が「必殺事業仕分け人」なんでしょう。
普天間基地移設問題においては、県外移転を主張してきたにもかかわらず、昨日、外相は「県外は事実上、選択肢として考えられない」と表明。
郵政問題については、西川氏を事実上更迭し、元大蔵事務次官を採用。
日銀総裁人事では「元官僚というだけで絶対ダメ」と主張していたのに、
今回は「元官僚だからダメと言うのはおかしい」と方針転換。
国家戦略室も未だに何をするのかわからない。
マスコミは、麻生政権のときは麻生首相の発言のブレや閣内不一致を「首相の指導力がない」と批判してきたが、今の鳩山首相の方が数段にひどい。今日の発言は明日には変わっているし、閣内の意見もバラバラ。指導力がないにもほどがある。「友愛」という言葉に自分で酔っているだけではないだろうか。
この1ヶ月で判明したのは「やはり民主党に政権担当能力はなかった」ということである。
あと、4年もこの政権が続くことになれば、日本は急速に社会主義化が進み、経済力は失われるであろう。失業はさらに増加し、社会保障費は大幅増加。国債発行額は増大の一途を辿るだろう。
日本の未来はお先真っ暗と言わざるを得ない。
自己防衛のため、日本円以外の通貨を持っていたほうがよいと思う。