駿河の国をwebで歩く(58)「江尻宿・入江町」 | れいんぼうの部屋

れいんぼうの部屋

釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

**********************************

上の古地図のリンクを開いて「江尻宿編」を選択して散歩する。
 

今回は「江尻宿・入江町」へ入る。
 
 

前回は「江尻宿編」の「志みず道」周辺を巡った。

 

旧東海道の「元追分村」に戻り、東へ向かう。

 

追分羊羹から「江尻宿」へ向かい500mほどで県道を横切ると間もなく入江公民館がある。

 

〇入江公民館前


江尻宿に入るということで「入江」

 

旧東海道はまだまだ直進するのだ。

今では建物にさえぎられて見えないが、富士を斜めに見ながら旅人は江戸へ向かったのだろう。


入江公民館からしばらくすると道路脇に小さな道標が立っている。
 

〇江尻宿木戸

江尻の木戸がこのあたりにあったのだろう。
ここから江尻宿に入る。

 

〇入江の変則交差点

この変則交差点が「久能山道」の起点になっている。

 

次回には「久能山道」へ向かってみようと思う。

 

 

入江の変則交差点の手前に浄土宗「紫雲山 江照院 法願寺」の入口がある。

 

〇法願寺

古地図の東海道の南に描かれている「法岸寺」は読み方が同じで場所もほぼ同じなので、この寺のことだろう。

 

古地図を見ると「大徳院」「慈雲寺」「明通寺」「宝久寺」「海船寺」「下上大明神」「東明院」が東海道の北側に並んでいる。

 

現在は「慈雲禅寺」「明通寺」「宝久寺」「東明院」が旧東海道の北に見ることが出来る。

 

〇慈雲禅寺

臨済宗妙心寺派「ジュ林山 慈雲禅寺」
江戸時代前に創建したが1707年に宝永地震で焼失。その後に再興された。
入江小学校の発祥の地。

1945年に戦災により焼失後再建され、現在に至る。

 

〇慈雲禅寺の門

 

〇浄土真宗大谷派「入江山 明通寺」

室町時代に創建した浄土真宗大谷派の「西敬寺」が前身。

「西敬寺」は、この入江の地を家康から拝領し「府中宿」から移ってきた。

家康没後に「西敬寺」は府中宿へ移転し、この寺は「明通寺」と名を変えた。

 

 

〇宝久寺

臨済宗妙心寺派「長江山 寳久寺」

1597年創建

「雨乞い地蔵」や「味噌付け地蔵」で地元から親しまれている。

 

〇臨済宗妙心寺派「金龍山    東明禅院」

門の横に門の由緒が書かれていた。

武田信玄ゆかりの江尻城(小芝城)にあった裏門を徳川家康の命により移築した。

 

 

古地図の「明通寺」の近くにある「下上大明神」を探したが見つけられなかった。

あきらめ切れず地域で一番大きな神社の「白髭神社」の由緒を見て由緒を読む。

1190年に祭神である「武内宿祢命」を勧請、1604年に相殿の「上下大明神」を勧請
とあった。

「下上大明神」では無く「上下大明神」として由緒に書かれていた。

 

 

入江の変則交差点に戻る。

〇交差点に「いちろんさん」と建物に書かれた八百屋がある。

右の入口に「清水名物協会」ののれんが掛かっている。

のれんをくぐると小さな人形「でっころぼう人形」がディスプレーされていた。

 

旧東海道を200m進むと巴川に出会い橋が架かっている。

 

〇稚児橋

欄干にカッパの像が建っていて説明書きもあった。

1607年に徳川家康の命により、橋が架けられ江尻橋と命名されることになった。

渡り初めの儀式の際に川の中から一人の童子が現れ橋脚を登り忽然と入江方面へ消え去った。
巴川に住む河童が童子の姿になって祝典に参加したのではとこの橋の名前を江尻橋ではなく「稚児橋」と名付けた。

 

 

今回は江尻宿のうち「入江町」を進んだ。

東海道は稚児橋で巴川を渡り「上町(魚町)」へ入る。

 

 

次回は、江尻宿を進む前に「久能山道」へ向かってみる。

 

 

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
*****************