駿河の国をwebで歩く(28)「旧横内村」 | れいんぼうの部屋

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釣りの記事をメインにしようと思っていましたが
釣り以外の記事の方が増えています。

「仲間の釣行記録」の見出しURLです。カット&ペーストで
https://ameblo.jp/rai-trout/theme-10112228739.html

「東海道まちあるきweb」の古地図を使って現代の静岡をwebでバーチャル散歩。

 

***古地図は次のサイトを開いて見ている***
「東海道まちあるきweb」(https://tokaido-guide.jp/about)
は「静岡市観光・MICE推進課」と「藤枝市街道・文化課」が作成。

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上の古地図のリンクを開いて「岡部宿」を選択して散歩する。
 
 
今回は「横内村」に入る。

 

ネットで出会った古地図で遊び始めて3ヶ月。

静岡の呉服町近くの江川町交差点を出発して藤枝の岡部町を抜けようとする所までやって来た。

「ちょっとやってみるかな」が「いつまでやるのかな?」に変わってきている。

 

古地図と10年ほど前に撮りためた写真を使っての仮想旅は続く。


〇岡部バイパス


この交差点はバイパスのインターになっていて「内谷(うつたに)インター」という。

 

ここからバイパスは「岡部バイパス」から「藤枝バイパス」へと名前を変える。
 

旧東海道は静岡から「県道208号」とほぼイコールだったが岡部支所の辺りから「県道81号」が重複して表示されていたりした。

この「内谷インター」から「県道381号」も重複しているのか表示が変わっている。

 

この道は、もともと国道1号線だったがバイパスが通ったことによって、国道1号線はバイパスの方に名称を譲った?らしい。

 

それにしてもややこしい地域だ。

 

バイパスをくぐると旧東海道はこの県道を進まず右に分岐する道へ入る。

 

自動車で目的の旧東海道に入るには変則交差点になっていてバイパスの側道を入った所から戻る。

歩けば簡単。

〇横内村

パイパスの下をくぐったところの歩道に横内村を知らせる木の看板がある。擦れていて読むのが難しい。
 

〇横内村

今は静かな通りだが、かつては主要な通りだったことでしょう。
 

〇傍示杭跡


横内に入る所にチョットしたスペースがあって岩村藩領の傍示杭跡がある。
傍示杭は境界に建てられた標柱で、街道筋においては、宿場境や距離の基準点を示していた。
岩村藩領傍示杭
「従是西巖村領 横内」(是従り西岩村領)
この杭は、1735年より明治維新までの135年間横内村が岩村藩領であったことを標示した杭を復元したもの。
岩村藩は、美濃国岩村城(岐阜県恵那郡岩村町)を居城として、松平能登守が3万石の領地を持っていた。
駿河国に15ヶ村、5千石分の飛領地があり横内村に陣屋(地方役所)を置いて治政を行っていた。


古地図でも横内村の入口に傍示杭が立っている。

 

〇横内村案内板

横内村傍示杭跡に案内が書かれていた。読んでみます。
横内歴史案内(傍示杭の横に掲示)
横内村は1594年、豊臣家臣池田孫次郎輝利が村人に河川改修を指導し、白髭神社を祀り、開村した。江戸初期は、岡部領(天領)で宝永年間(1704~1710)から田中領となったが、1735年から幕末まで美濃国岩村藩領となった。この135年間は岩村藩15ケ村の役所の陣屋が置かれていた。江戸時代石高470石、戸数90戸の農村であるが、東海道が村の中を通っていて、明治22年鉄道敷設までは日本の大動脈として1日数千人の人々がこの街道を往来した。横内村には職人が多くいて現在揚げてある屋号札は往時の仕事を示している。

〇横内村「こめや」と書かれた看板

街道沿いの家には、かつてのその家の職業を伝える看板が数多く立っていた。
 

今でもたっているのかな?

見て回るとかつての繁栄が感じられて楽しい。

〇滋眼寺

新しい立派な塀に囲まれている寺がある。
 

古地図にも描かれている由緒がある寺のようだが建物が新しくなっていて気持ちいい。

古き良き時代を感じることはできない。

 

 

〇横内村

 

今と昔が混在する通り。
 

〇代官屋敷・高札場

民家の脇に標柱が2本立っている。
「西村小路 代官屋敷」「高札場跡」と書かれている。
 

古地図にも高札場や役人屋敷が描かれている。

 

江戸時代のこのあたりはいろいろな施設があって、栄えていたらしい。
 

街道は橋に向かって坂になる。

 

〇川会所

橋の近くの民家の脇には「朝比奈川 川会所跡」と書かれた標柱がある。
 

 

〇御陣屋小路


橋の手前の路地を入ると「御陣屋小路」と書かれた標柱がある。
昔をしのばせる史跡でもないかな?と突当りまで行ってみると祠があった。

昔からあるのかどうかはわからない。
 

 

〇横内あげんだい


橋の脇にあるスペースにある案内板の脇に竹の柱の上に籠のようなものが付いている。

〇横内あげんだい

横内歴史案内板」という地図が描かれている。
案内板の脇に「横内あげんだい」と書かれている。


〇横内橋

 

横内橋で朝比奈川を渡る。
 

〇横内村

 

〇橋を渡った民家の塀の「東海道 横内村」と書かれた看板。

しばらく街道は続き、橋から200mほどから松並木が始まる。
 

 

〇横内村松並木

県道と並行して旧道が一方通行となって松並木の間を進む。
旧道は国道1号線と交差する。

 

「従是東巖村領横内」と書かれた傍示杭が一方通行の入口に建っている。

古地図に「私領傍示杭」が描かれているので再現されたもののようだ。

 
 
 
次回は「旧広幡村」を進む。

 

 

 

*******参考*******
「駿河の国 東海道 (見て歩き)」(http://www7b.biglobe.ne.jp/~rainbowhp/tokaido/tokaido01.htm)
は私が10年ほど前に作った静岡市を中心に東海道周辺の写真を集めたまち歩きのサイトです。
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