これまでオーバーヘッドキャストにこだわって、キャスト方向に正対して体を開かないように練習してきましたが、
フィールドでは風の影響によってロッドを倒したり、障害物などを避けるため後方のラインを見ながらのキャスティングを強いられたりすることがあります。
そこで、体を開いたスリークオーターでのキャストを練習してみます。
(1)ラインの方向は真っ直ぐ前方から、真っ直ぐ後方に伸ばす
スリークオーターは、普通にキャストするとラインの伸びる方向が内側に向いてしまうので意識して外に向かってキャストする。
その外に向かってキャストした腕を次のキャスト開始時に自分の身に引き付けた後に、外側に押し出すようにしてみる。
こうすることにより、ラインを体の内側に巻き込むのを防ぎ、真っ直ぐ前後にラインを伸ばすことが出来る。
上から見た時、「V」を開いたような形で前後に動かすと直線的なラインを作りやすい。
(2)ループを狭くするためには
低いポーズの位置から高い方向を目指してキャスト
高い位置でストップした後のポーズしている間に、腕を下げて次のキャストに備えるようにする。
前後に振る手の高さは8の字を描くようにするとロッドチップの高さは直線的な軌道を取ることが出来る。
ストップ後はロッドにパワーは伝わっていないのでロッドの振り過ぎとは異なり、ループは開か無い。
ポーズの時に腕を下げることにより高い方向に向けてキャストすることが出来る。
ポーズの時に腕を下げないとキャストの開始位置が高くなってしまい、竿先が描く弧が広くなり、結果的に高い位置にラインをキープすることが出来なくなる。