浅田次郎さんの原作で、1994年の作品で、1995年には第16回吉川英治文学新人賞受賞しています。

【あらすじ】
主人公は女性下着のセールスマン。
世界的に有名な企業の創立者を父に持つ3人兄弟の次男坊です。
幼い頃兄が自殺をし、その事件を機に父親と大きな溝が出来て、その後父の会社は継がずに家を出てしまった。
そんな主人公が、地下鉄を現在と過去の出入り口にして行き来する。
行き来をするうちに、偶然出会った父の若い姿。そこには、自分が知らなかった父の姿がありました。また、現在の自分の愛人の過去もわかってしまい、思わぬ結末に成っていくというファンタジーです。

映画でも舞台でも上演されたようですが、私は映画になったものをDVDで見ました。その後、偶然BOOK OFFで原作を見つけたので読んでみたのです。

主人公の実家のある「新中野」という駅は営団地下鉄丸ノ内線にあり、私の育った所でして、通学や通勤で利用していました。
「鍋屋横丁」や映画館の「オデオン座」など懐かしい言葉が出てきて、私もタイムスリップしたような感じでした。

なかなか良い物語です。
時間に余裕がある人は、是非一度ご覧になって見てください。