RAGMAN_WORKS

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理しない大人のアメカジ
量産もビンテージも混ぜて楽しむ
買った物と古着、手入れの記録





今日はブーツケアの話。

アマゾンでだいたい五千円くらいのDASCOの靴磨きセットを用意した。缶を開けると、ワックスの匂いと木のブラシ。これだけで気分が上がる。


DASCOはイギリスのシューケアブランド。母体は1946年創業のDunkelman & Son。靴づくりの街ノーザンプトンに拠点があり、靴用木型や純正シューツリーでも知られている。歴史が長いわりに価格はこなれていて、最初の一式に向く。


今回の缶の中身

目で確認できるのは伝統的なワックス(50ml)、木製のポリッシュブラシ、クロス数枚、ミニブラシ。DASCOの「シューケアコレクション」はⅠ・Ⅱ・Ⅲなど中身違いのセットがあるので、買うときは構成を見て選ぶのが安全。


これだけで回る磨きの手順

一 足を抜いて軽くブラッシング

二 乾いた布で全体を拭く

三 ワックスをほんの少量だけ薄くのばす

四 ブラシで全体を払ってツヤを出す

五 きれいな布で軽く仕上げ拭き


コツは量を欲張らないこと。片足で米粒三つ分くらいから始めれば失敗しない。色付きワックスは色の合う革に、迷ったら無色。ワックスは保護とツヤが目的で、汚れ落としは別の弱いクリーナーを使うと安心。DASCOのワックスは色展開が広く、ツヤと保護に向く定番タイプ。


素材別の注意

スムースレザーは上の手順で問題なし。

オイルドレザーは強いクリーナーや厚塗りのワックスを避け、保革寄りに。

スエードは消しゴムと専用ブラシの領域で、ワックスは使わない。

サイドゴアのゴム部分は乾拭きだけで十分。


この缶の良さ

工具箱みたいな金属の箱がまずうれしい。中身は最小限だけど、木のブラシと金色の缶が視界に入るだけで作業が整う。英国の道具らしく、派手さはないのに落ち着いた雰囲気がある。ブランドの背景を知ると、ただのセット以上に感じられる。


個人的な話

若い頃はブーツを履きつぶして捨てていた。今は手入れも含めて楽しみたい。無駄にSNSを眺める時間があれば、ブラシを動かす。十分で光り方が変わる。そういう小さな積み重ねが気持ちを上向かせてくれる。


今日はここまで。

スニーカー用クリーナーは、今のやつがしっくり来ていないので、別のを試してから書く。いい感じの一本に出会えたらまた報告する。