だから帰り道、何かを食べて帰る事が多いのです。
今日は目当てにしていたラーメン屋さんが休みで、ついダラダラと地元の駅まで帰ってきてしまいました。
もうすぐ引っ越してから2か月。
帰ってきた地元の景色も変わっていないようで、変わっています。
夕飯をどうしよっか~と悩みながら、昔よく通った路地を横切りました。
すると、見覚えのある店構えに看板。
昔よく来た中華料理屋さんでした。
覗くと空いている。
店じまいかな?
扉を開けて聞いてみました。
すると、「あいてますよぉ~」
見覚えのある、少し痩せたけど、店のマスターが笑顔で手招き。
お客は他におらず、私ひとり。
店に入って椅子に座ると見える景色に、
「あ、、、懐かしい。」
置いてある物、全て昔のまま。
「ラーメンと焼き飯、それとビール。」
つい昔よく頼んだメニューを注文していました。
「あいよぉ」
マスターが動き回り始めました。
先に出されたビールを飲みながら、懐かしさに浸っていると、ラーメンと焼き飯が目の前に並べられました。
先ずは一口。
あゝ、懐かしい味。
イヤな事があると、フラッとここへ来ていたことを思い出しました。
しばらくして、マスターが口を開きました。
「何年振りかなぁ?」
私が「え?」っと思っていると、更にマスターは質問してきました。
「5年?6年?、どうしてたの?」
どうやらマスターは、時々やって来ては、ただ「ラーメンと焼き飯」を頼んで、少し話をするくらいの私を覚えてくれていたようです。
「覚えてくれてたんやぁ。」
色々あり、地元に帰ってきて、いつの間にか分厚い「鎧」を心にまとっていたことに気づかされました。
マスターの声に、ついつい沢山話してしまいました。
オープンして31年経つこと。
店の漫画は相変わらずマスターの趣味でチョイスしていること。
部活帰りの仲間が今も時々来ていること。
お代は千円ちょっと。
ごっそーさん。
また来るわっ‼️
