先日、先に届いた赤色のダホンが納車されました。
店長がこういう小径車に慣れてない(スポーツ用バイク、主にロードバイクとクロスバイクは慣れておられますけど)のもあったのと、パッと確認じゃディレイラーのゲージがじわじわと動いてタイヤと干渉…というのに気付けなかった。
これは擁護しますが、偶然OH依頼がとても多かったので当時の店長は多忙だったんですよ。
それも、事前に予約を受けてスケジュール組める…タイプのOHばかりだと良かったんですが、突然お店にお客さんが来られて「店長、申し訳ないんだけど◎◎が△△にあるから××までになんとか修理できないかな?」という相談も重なったりしていたんですよ。
開店時間はAM11:00~にも関わらず、7時に出社して残業で組んだり修理していた…というほど時期外れに忙しかった。

というのもあって、これはしょうがないよな。
って私も思うところがありました。
そんで、修理と調整をしてくださったんですが、結構なパーツ入れてもらったりしてくださったんでお金払おうとしたんですよ。
BBB製のセラミックベアリングプーリーとか、105チェーンとか組んでくださったんで。
105リアディレイラーも一度組んでくれたんですよ。マジで。
(シフトレバーのステップ比が合わずにダホン純正RD修正に踏み切りました)

それでも、店長は不具合を見落としたことを申し訳ないと思ってくださっていて、これはお店の落ち度です。
と言ってお金を受け取ってくれない。
明文化されていないワランティによって、保証調整・修理というカタチを取ってくださったんですよね。

 

 

見た目地味ですけど、ロード用のリアディレイラーに通常なら数千円する部品です。
…BBB製のどのモデルだろ?
と思ってググってみると、これもう廃盤の商品ですねたぶん。
それかマイナーチェンジかモデルチェンジして、今はこの形状売ってないみたいですね。
店長がBBB製ですと言いながらサッ!と取り出していたんで、思い込みでBBBと言っただけで違う会社の製品かも知れませんw
しかし、これはベアリング軸受けタイプ(アルテとかデュラとか)のプーリーなので位置決め能力とか精度がメタルブッシュ式と比べて段違い。

作業中ずっと横で見てましたが、明らかにこのプーリーに変えただけで相当ゲージが動かなくなりました。
プーリーひとつ(正確にはふたつですがw)でこんなに変わる!?
と改めて驚きました。勉強になりました。
そして、105チェーンに変えた事でチェーン自体の精度も上がり、変速も滑らかに。
シフトレバーを操作する度に、きっちりと「カチッ!」と手応えが生まれまして今までのふにゃっとした頼りない本当に変速したの?確かにクランク回す足が重くなったわ(軽くなったわ)で変速を感じていたのが、シフトレバー操作した瞬間にカッ!とRDが変速して、クランクを回す足で確認する前に「おっ!1速変わった!」とわかるくらいに節度感と精度感が増したのが素晴らしかったです。

これぞチューニング。

まぁ部品交換だけじゃなくて、ディレイラーのゲージを店長が「なんかプーリー上手くハマらないなぁ…」とかしらこい事を言いながらじわっ…じわっと手で直接力加えて曲げていたのを私は見逃してませんけどねw
店長のその仕草がかわいくて、気付いていたけど気付かないフリしてついついずっと見てしまいましたw

店長すんません!(懺悔

それはさておき、お客さんのそういうメンタル面も気にして(私は気にしないけどw)気遣って作業してくださるのは、ホント良い人だよなぁ…
なんて感心した1日でした。

そんな事もあったんで、とうとう私用の黒いダホンが届いたんですよ。
そのダホンは、先に届いた赤色ダホンで店長も「ダホンK3は、納車前にこういうところを検査・調整しなくてはならない」また、「この価格帯でこれだけの製品を作ってる以上は、どこかコストダウン(検査がぬるいなど)しているから、他も気を付けてみないといけない」という認識をもってくださったんで、事前に整備しておきますねー!と連絡がありました。

※ダホンK3を勘違いなきよう、擁護すると。
価格なりに(ママチャリと比べたら安くないですけど)割り切っているところはあるものの、そういう初期トラブルというか調整を経たらわかるのですが基本部分は良くできてます。
それも感心するくらいに。
なので、ダホンK3もしくはそのような自転車を購入された方でトラブってしまって嫌気がさしてしまったら…それはしょうがないんですけれど諦める前に一度、こういう自転車屋さんを探して修理していただくというのも選択肢としてありますので、一度チャレンジしてみてください。

話しは戻って、私のダホンですが。
赤色の時に明文化されていないとはいえ、きっちりと対応してくださって嬉しい反面、申し訳ないなと思うココロがあったんで今回は私の方から電話で依頼しました。

私「部品代払うんで、赤色と同じように「カスタム」してから売ってください。」

これで、プーリーとチェーンなどで発生する部品代で店長に負担をかけずに済みます。
持ちつ持たれつだと思うんですよね。
ショップのご厚意に甘えてしまって、ショップが儲からないようになるといけないと個人的に思います。
高価なカーボンパーツでも、私はそうしてきました。(TREKの手厚い保証はありがたく受けてますけどwそれは店長に迷惑かからないんで。)
なので、今回のダホンはそうお願いしました。
すると、残業中の私の携帯にLINEが入ります。

店長「遊んでます(笑)」

 

 

車体が黒色基調なので、オレンジ色にアルマイト処理されたこの社外品のプーリーが良い差し色になって映えてますなぁ!
ちょっと嬉しくなりました。
画像から、これはKNCのスチールベアリング受けの軽量アルミプーリーですね~
なかなかリーズナブルなお値段。
これは良いんじゃないですかね。
性能重視なら、同じくらいの値段のデュラプーリー…という手はありますね。
ただ、ロードバイクなら性能重視な方が良いと思いますが、ダホンはこういう遊び心あっても良いかなーと思います。

それと、性能は確かでハズレないんですけど
なんでもかんでもデュラ!デュラ!!
と、シマノさん頼りになっちまうってもちょっとなー…と思わなくもないですw

それと、写真をよくみるとチェーンがしっかりとシマノのチェーン(生産は和泉チエン)になってますねー。
あとは支払いと受け取りだけっぽいですね、この感じ。

明日は長距離ライドなので、受け取りは週末ですね。
今から楽しみです!