私が使っているSRAM RED eTAP AXSで、突然バッテリー残量が最低値って警告がガーミンに表示されました!
という体験をしたので正直に書きます。
もう既に体験されている方はいらっしゃると思います。
少なくとも、ツイッターのフォロワーさんで私より先にこれを体験されている人がいらっしゃいました。
昨日、自走で大阪市内から琵琶湖まで行って、南湖を回ってから石山のあたりから奈良県抜けて帰る。
というだいたい155km、獲得標高960mくらいのコースを走る予定だったんですよ。
雨予報だったんですけど、複数の予報サイトなどを見ると…どうも降りそうだけど小雨で、降らない可能性も高そう!
って事で、一緒に走る人たちと相談して決行したんですよね。
その前日の晩に、念のためにバッテリー残量確認していたんですよ。
一か月半~二か月くらいは充電してなかったんですけど、マドンでの実走行は300kmちょい(400kmはいってないはず)でした。
キングジデコやエモンダにも乗ってるんで、走行距離は分散している為です。
そんで、残量は半分…近いけど、ちょい少ないくらいでした。
これくらい残ってたらいけるだろう。
そう判断したんですよ。
試しに室内で変速もやりましたが、その時にディレイラー本体についてるLEDインジケーターが元気よく緑色で発色していたんで、ガーミン上で表示されている残量とエグイくらい違うって事もなさそうだ。
そこまで確認していたんですよ。
そして当日、待ち合わせ場所の毛馬閘門に向かう道中からちょっと降り出す。
パラパラと降り出す。
降水確率40%だったのに、もう降るんかw
なんて自嘲気味に妻と会話しながら、これくらいの雨やったら大丈夫ちゃうかな?なんて予想しつつ進む。
毛馬閘門からさくらであい館へ向かう道中、特に守口市過ぎて寝屋川あたりで「ちょっとどうしようっかな…」と悩むくらいには、雨足はそんなにきつくはないですけど、降り出した。
それで冷えて、医科大で休憩する予定はなかったんですけど、トイレ休憩を取りさくらであい館へ向かいました。
医科大~さくらであい館の間でも、雨足自体は弱いんですけど少し雨粒が大きくなって不安を煽る程度には降ってました。
さくらであい館についてトイレ休憩を取ってる間で、雨がほとんど降らなくなって「これならいけそう!」で出発。
ここまでは良かったんですよ。
さくらであい館から宇治川沿いを走り出して数km進んだタイミングで突然、私のガーミンが「ピピッ!」とビープ音と共になんか警告文を表示してます。
良くみると「フロントディレイラーバッテリー 残量最低値」というような警告文が出てました!
「!?」
私の頭の中は正にこれでしたよw
なんで?
という気持ちでいっぱいです。
バッテリー残量、昨晩大丈夫やったやん。
なんでやろ…
正直、原因がわかんない。
Di2のように休憩中にロードを立て掛けた時に、不注意でシフトスイッチに触れてしまって作動させてしまい「変速保留」になってバッテリー消費が進んでしまって走行中に強制インナーローの刑になったりするような事は、SRAMでは考えられない。
じゃあ、なんだろう…
って考えながら走行していて閃きました。
たぶん、寒さだ。
それが理由ならバッテリー残量が満充電だったら大丈夫だった可能性がある。
バッテリーが若干消耗していて、残量が半分よりちょい下まで減った時にこの寒さでバッテリーの電圧が若干低下したかもしれません。
その電圧低下を検知して、ガーミンに警告を出したのかもしれないッスね。
それと雨。
季節的にそんなに蒸発しないとは言え、雨で濡れてその水分が蒸発する時に発生する「気化熱」でちょっとだけさらに温度が奪われたのかも知れません。
そういう複合的な理由で、バッテリー残量が怪しいという警告が発生したのかもと思います。
なんでこういう事を書いているかというと、とりあえずは一緒に走ってるみなさんに迷惑かけたらイカンので、警告文をまるまる正直に受け止めて変速が一切できなくならないように、シフト回数を極限まで減らして最初は乗ってたんですよ。
さくらであい館から滋賀県まで緩い登りが続くところがあるんですけど、そこを重いギアのまま頑張って踏んでいったんですよ。
登りが苦手な私が頑張って踏んでいったんですよ…w
それで思わぬ脚を使って結構疲れましたけど、ある意味良い練習にもなりましたw
そんで走ってるうちに、若干私が遅れだした。
まぁただでさえ登りが苦手なんで、みなさんについていこうとしたら適切なギアで走りたいところw
それでも普通の人より緩斜面で脚使うのに、さらにギア固定で余計に脚使うんだからみなさんには申し訳ないですけど…そうなっちゃった。
その時に妻がリーダー的な方に私の身におこっている事を説明してくれたんですよ。
そしたら「残念だろうけど、ここで引き返した方が良いんじゃないかな」と言われました。
そりゃそうですよね。
とりあえず、琵琶湖まで行ってそこから疲弊具合で離脱するか決めようと思ってたんですけど
元々ブルぺ400km走破した程の剛脚の人と、あと二人は六甲山50分切るか切らないかっていうくらい健脚な人たち。
おもくそ足引っ張ってますわなw
こいつぁ、良い感じになってきたのに私がムード壊すなぁ。
それと、寒いのが原因で電圧低下を招いしてしまってこの警告表示に陥ってるなら、今は変速できていても本当に迷惑かけちゃうかもしれないな…
ってとこまで頭が回った時点で(その間、バッテリーを前後で付け替えたりしながら試したりしていたんですw)
「申し訳ないです。離脱します。」
「ここから1号線走って途中からさくらであい館目指して走って帰宅します」
妻と私の二人で帰るつもりでしたが、そこでもう一人のいつもお世話になっている先輩も一緒に帰ります!とおっしゃってくださって三人で帰路につきます。
迷惑かけちゃいかんので、ホンマにきっついところ以外は変速せずにさくらであい館まで帰りました。
しかし、四回以上はシフトできましたよ?
Di2でホンマにあかんようになったら、まずフロントがインナーに落ちて前は変速受け付けなくなる。
その後、リアディレイラーがその時によって違いますけど…だいたい4~6回ほど変速できたら、それ以降受け付けなくなって最後の握りっ屁で残った電力でローまで一気にギアが落ちて強制インナーローになります。
が、SRAMはそうならない。
なんで?
やっぱり気温などで冷えて電圧低下を招いて「それに過剰に反応して警告文を出しただけなんか?w(可能性)」
さくらであい館以降、大阪市内へ戻る道はマジ平坦。
医科大手前で一度土手に上がるのと、地元に着いた時に土手上がるくらいしか登りない。
それも健脚な人らからしたら「土手登るくらい、登りとは言わんw」ですけどw
要するに、本当にバッテリー切れて変速できなくなってもどうにか帰れるわ。
って判断したんで、さくらであい館以降は普通に変速して帰りました。
向かい風強くて、巡航速度もなるべく出せるだけ出したかったんで割とこまめにシフトしましたがずっと変速できた。
帰着後にショップへ行ってダホンを受け取る(妻が先に帰って、またお店に来るという段取りで)ついでにeTAPの変速調整も見てもらったんですけど、変速調整するっていう事から容赦なくローからトップまで変速しながら、電動なのでスイッチ操作で変速調整するんですけど、本当にバッテリー残量が最低値なのかよ?と思っちゃうくらいサックサク変速できてました。
ショップから自宅までの道も変速できました。
相変わらず警告文は定期的に表示されますけど(10分~20分おきくらい)
…なんか挙動がおかしいとも取れます。
そこでツイッターにつぶやいたんですよ。
こんな事がありましたって。
そしたら、競技に出ている(高体連の人かな)人で私と同じeTAP AXS使ってる人がいらっしゃるんですけど
その人も雪が降るヤビツ峠ヒルクライムしていたら一週間前に充電したとこなのに突然バッテリー切れて、その人の場合は前後とも変速できなくなった。
もう一人eTAP AXSの人が居たらしいんですが、その人のは大丈夫だった。
どうも使用日数とか充電回数も含めて「個体差」がある可能性がありますね~!
というお話しを聞けて、納得。
今後は
・気温低い日に走りに行く前の日に充電
・バッテリー残量足りていても、前回充電した日からあまりにも日にちが経過していたら充電
・できれば予備バッテリーをひとつ買ってツールケースに積んでおきたい(三つでローテーションで使う)
そういう対策をして、こういう事が再発しないように備えたい。
そう思いました。
それにしても昨日はいろいろな事が一度におきて(ISO SPEEDのベアリングもそうw)情報量が多い一日でしたw