個人的に、趣味で乗るなら維持・管理しやすいクリンチャータイヤで良いじゃないか。
そういう風にずっと考えていたんですよ。
ロードバイク始めて早いもので四年が過ぎました。
その間にいろいろ経験した事で少しずつ考え方が変わっていきました。
まず、パンクしにくくなったと言われるクリンチャータイヤ。
本当にそう思います。
ロードバイクを始めた2018年頃でも既にこの傾向が強くなっていたとは思いますが、体感として2018年よりは2020年以降に買ったタイヤの方がよりパンクしにくいんじゃないだろうか。って体感しております。
先日のマドンで走行中に何かを踏んじゃって、タイヤが裂けそうなリスクがある程度にタイヤが切れちゃった!
中からチューブがたこ焼き形状に飛び出し掛けていた…って事でタイヤ交換になったんですけど、その傷を見た時に「よくこれでパンクしなかったなぁ!」と感心したものです。
タイヤ代は痛い出費ですけど…w
銘柄はPirelli P ZERO ROAD 26cです。
最近のタイヤって本当に凄いと思います。
それとは別に以下の体験が私の考え方を変えていきます。
まず、一昨年の年末にマウンテンバイクを購入。(TREK Procaliber 9.5)
これでBontragerのチューブレスタイヤを初体験する。
ノブ付きのオフロード用タイヤなのに、舗装路でも走りやすい。
未舗装路に至ると水を得た魚のように走る。
気密性も高く、まるでクリンチャータイヤか!?と勘違いしそうになるほど維持・管理が楽。
Bontragerは「30日間まんぞく保証」というのをやっているので、製品の当たりハズレは完全には防げないものの、自社が打ち出している保証の関係でユーザーに不満を抱かせる結果をなるべく避けないと儲けにならない。
…なんて私が妄想する程度には、そういう背景もあってか非常に高い品質を保っているなぁって思いましたねw
この経験が後押しして、グラベルロードにも躊躇なくチューブレスタイヤを導入しました。
昨今のコロナ禍などの影響により、Bontager製品がシャレにならない値上げを繰り返しているのでPirelliにしました。
Pirelli CINTURATO GRAVEL classic Hというタイヤです。35cを導入。
これもまた良い体験となって、よりチューブレスタイヤへの心の抵抗がなくなっていきます。
しかし、チューブレスタイヤには以下のデメリットがあります。
幸運な事にリムとタイヤの相性はバッチリ!な組み合わせですが、こういう体験をしました↓
・空気圧管理はクリンチャーの半分くらいの期間で実施
→空気圧が抜けにくくなったとは言われているチューブレスですが、それでも3~4日間の間隔くらいで空気圧再充填はやったほうがいいと思います。3.0BARくらいを維持し続けるようにすると、性能の維持(空気圧の保持力)低下を抑えられると感じました。
・乗れない期間が続く場合は、タイヤを空転させないといけない
→1~2週間乗れなくても私の場合は大丈夫でしたが、それでも「だからと言って空気圧充填だけ繰り返していると」シーラントが偏ってしまって空気圧保持力が低下する場合がありました。
空気圧再充填する間隔くらいで、空気入れるついでに前輪や後輪を少し空転させて回転し続けさせるとシーラントが行き渡って空気圧保持力を維持しやすくなると体感しました。
※ただし、マウンテンバイクは違います。
馴染むまでちょっと時間かかりましたけど、今ちょうど良い塩梅なのかクリンチャー運用並みに空気圧再充填とかサボっていても空気圧保持力が保たれています。
Bontragerのタイヤ、ひょっとして凄いんか!?なんて今は思っています。
明日の朝あたり、タイヤの空転はさせようと思っていますがそれ自体も3週間ぶりくらいです。
以上のことから、確かにクリンチャーよりはひと手間増えるけれど
タイヤのお値段が上がっちゃって、クリンチャータイヤもチューブレスタイヤに近しいお値段まで到達しています。
…あ、最近はずっとPirelliのタイヤ使っているのでP ZEROなどの話題として読んでください。すみません。
P ZERO ROADで12000円くらい。今のお値段知らないんですけど、昨年見かけたお値段はそれくらい。
P ZERO RACE TLRで15000円。
これは本日装着してもらった時のお値段なので、各店舗で多少の値付けの差はあってもそう大きくは違わないと思います。
お値段の差、3000円
標準のチューブ(一本110gくらいのブチルチューブ)なら、定価買いで950円くらい?でしょうか。
Bontragerのライトウェイトチューブ(一本550gのブチルチューブ)だと、私が最後に購入した昨年9月くらいの時のお値段で一本1480円だったでしょうか。
今は随分と値上がりしているみたいですが、1500円とします。
もっと軽い軽量チューブだと(一度膨らむと戻らなくなるあのチューブはなんだったかなw)一本、5500円とかします。
そうなると、チューブレスと変わらないかクリンチャーの方がチューブ込みで高い。
そんな事に今はなってます。
じゃあ、ちょっとチューブレス体験してみても良いんじゃないか!
って思えるようになったんですよね。
純然たるロードバイクの方でも。
本日、マドンにPirelli P ZERO RACE TLRを組んでもらってお店から自宅まで帰っただけですが…
正確にはあまりにもフィーリングが良かったので寄り道してますけどw
とても良かったんですよ。
今までチューブレスの経験がマウンテンとグラベル以外なかったか?と言われると少しだけご厚意でちょい乗りさせてもらってある事はあるんですけど、やっぱり勝手知ったるマイバイクでの比較とは違いますねー。
明らかに変わりました。
乗り心地が良いのは間違いないです。
ただ、乗り心地が良いのは結果論であってそんなに重要ではない…というと、誤解を招きそうですけどそれ以上に大事な要素としてしなやかにグリップします。
グリップ力が半端ないような気がします。
街中走行なので速度出せないし、出さないので絶対的なところはわかりませんけど、なんかそんなフィーリングに満ち溢れてます。
副次的な効果として乗り心地が良くなってます。
乗り心地は絶対的に悪いよりは良い方が良いのは間違いないんですけど。
そして、交差点などでコーナリングした時に鼻血が出るかと思うほど良かったです。
しなやかなのに横剛性が高い。
文字にすると何いってんだコイツ。って感じで意味不明なんですけど語彙力がなくてすみません。
ヒルクライムとダウンヒルを含んだライドに行って体験しないとなんとも言えないんですけど、ちょい乗りした時の印象はこんな感じです。
耐パンク性能や実際にどうなのか?
というのを含めて運用してみて、今後はロードバイクもチューブレスにするかどうかを判断していきたいと思います。
そして、乗ると楽しいですけど出番が減りつつある…
休みがもっと取れたらいいだけなんですけどねw
エモンダにはクリンチャーをそのまま使おうと思います。
時々、乗り比べる事で違いをよりはっきりと体感できたらなー…なんて思います。
フレームもホイールも違うから厳密な事はわからないにしてもですけれどw
チューブレスタイヤは維持・管理でクリンチャーと比較してひと手間増えますけど、今のところはメリットの方が大きいと感じています。
チューブレス導入してみたいなー…でも、どうしようかな?
なんて悩んでる人の参考になれば幸いです。