最近の材料不足とか生産キャパの関係が大いにあるとは思います。
ホイールの話題です。
ハイエンドモデル系…に限らず、まずは最初のオーナーである事と正規代理店で買っている方が有利であるのは間違いないですが、各メーカーの保証によって、一年ないしは二年の間はメーカーが定める規定内の故障の仕方だったら万が一ホイールが破損しても保証されます。
私が実際にその恩恵に授かりました。(Bontrager(TREK)ありがたいです!)
その保証期間を過ぎる、ないしはメーカーが定める保証内容以外の方法で運悪く破損した場合は自己責任で補修ないしは買い替えとなりますができれば修理して使えるなら使いたいですよね。
そんな時に、例えば最近は市場戦略的に買い求めやすいミドルグレード系があるじゃないですか。
カーボンホイールなのに、ハイエンドと似た構造や同じような考え方で設計・生産されていて価格の割に性能が高い。
確かにハイエンド系と比べると価格なりに性能は落ちているんですけど、見方によっては(製品によっては)スポーク比重が高まっていて(=重くはなっている)乗る人の条件にもよるんですけど、逆にバランスが良くなっている。
そんなモデルもあるので、一概にハイエンドだからえらい!ミドルグレードはダメ!
となっていない所も大いに面白い。
そんな百花繚乱な市場ですが、そういう魅力的なミドルグレード全般ではないでしょうけれど…
一部のモデルなのか、はたまた今は大半がそうなのか。
そこまではリサーチできてないんですけど、気になるお話を耳にしました。
とあるミドルグレードのホイール。
なかなか優れた作りをしていて価格もこなれていて魅力的。
気に入って乗っていたが、運悪くリムを破損。
さらに、メーカー保証期間をちょっと過ぎてしまっていたw
でも、新規価格の二割引きだったか三割引きだったかで買える(補修部品も対象。ホイールそのものも、対象)から、破損したリムの代わりに補修用新品リムと、何本かダメになったスポークを交換して修理して乗りたい。
そう願ったユーザーがお店に訪れてそう伝える。
お店の方は注文に忠実に対応しようとメーカーに問い合わせする。
なんと!
ハイエンドモデルは補修用リムがメーカーから部品として出ますが、ミドルグレードは補修用パーツとしてリムの設定がないと!
そのホイールを再び使うなら割引制度があるので新品ホイールを買いなおすか、他のグレードのホイールはいかがですか?
という話になったそうです。
私はこういう経験ないですけど、図らずしもAeolus comp5というホイールに興味があって、お店に偶然程度の良い中古リムがありご厚意でむっちゃ安く譲ってもらってCX-RAYとDTのハブなどで手組してもらったのです。
そのホイール使って単身赴任先で楽しんでいた時、ご老人夫婦が道を塞ぐように二人並んで歩いている。
右側の脇があいているので、ゆっくりと徐行しながら追い越す前に「すみません、右側通りますね~」と優しく声を掛けたらおばあさんが驚いて私の方へ飛び掛かる…というと言い方悪いですけどw
でも、私が吹っ飛ばされてこけたことがあります。
その時に、ご厚意で譲ってもらったComp5リムも逝ってしまったんですね。
後で気付いたので個人的にどうにかするしかなかったですけど。
そして、comp5は補修用リム設定があったのでお店にお願いして取り寄せてもらったんですよ。
すると、前後輪セットで10万円(当時)のホイールなのにリム一本で49000円ですよ!?w
てことはリムを前後輪分買うと98000円。
comp5の新品ホイール代金とほとんど変わらない。
(しかも補修用部品扱いの新品リムには、ホイールロゴステッカーが貼られていないw)
スポークとハブはほぼタダなのかい?w
このホイールの正体はリムだったのか!?w
という冗談はさておき、それくらいリム単体で買うと「そんなに安くないです」
たぶん、他のホイールもそう大して変わらないでしょう。
安いホイールほど、こういう「補修するには割に合わない」率が高まると思います。
私は直しましたけどねw
修理より新しいのを買った方が安いでしょうきっと。
でも、なんか違うんですよね。
リム変わったらホイールほとんど前のと関係ないやん。とも考えられますけど、なんか使っていて愛着わいてくるので直して使いたいっておもいもあるんですよね。
そこで、私が聞いたお話の結末はお店が展示車(ワケあり)がそのまま売れない。
その展示車に装着しているホイールが、偶然にもリム破損して困っているお客さんと同じホイールだった。
それを激安で譲って修理して、余った部品はお店の補修用パーツ(予備)として置くことにした。
という、結果的には良いお話し(お店がちょっと持ち出し…)なんですけど、これを聞いて思ったのがミドルグレード買うときはちょっと気を付けないといけないなという事実です。
汎用スポーク(Sapimなり、DTなり)使える商品なら、お世話になるとかお世話になれる「直せる技術を持ってるショップ」とのお付き合いが大事になりますけど、補修がまだ容易かどうか構造的に設計的に調べれるなら調べておいた方が良いような気がしました。
そういう意味では、ツイッターで教わって知って興味を持ち買うことができたKingzydecoに装着しているSCOPEのホイールはCX-SPRINT使っているのでスポークがダメになっても交換ききそうです。
ハブはDTと似た構造を持つダイヤモンドラチェットというスターラチェットみたいなハブついていますw
これは逝ったら別のハブで組みなおすのも良いかもですね。
でも、思ったより回るんですよねこのハブ。
DTと似た構造ならDTっぽい回り方すると思ったんですけど、心なしかスターラチェットより若干回転が良いような気がする。
スターラチェットは全部で三つか四つしか個体経験ないですけど個体差ほぼなくどれも似た回転でした。
カンパのUSB程は回らないにしても、耐久性ほかを考えるとここまで回転して耐久性あるなら悪くないどころか良いやん。
と思える回転性能を示します(普通の鉄ベアリング)
SCOPEのホイール(ハブ)も、エクストラコスト払わない限りは純正は鉄ベアリングです。
その鉄ベアリングでも回転良いです。
ていうか、後輪は特に鉄ベアリングでも良いかもですね~。
って話が逸れ過ぎてますけど。
そういう感じで何らか補修ができる道筋は確認しておいた方が良いかもしれません。
リムが逝くと大抵はアウトですけれどね…
普通に使っていて不運がなければ、リムが逝く頃ってのはもう新しいホイール買った方が良いって時期かもしれないので難しいところですね…。