以前はロードバイクに興味があっても、ちょっと高いお値段に躊躇する…

とは言っても、25万円がひとつのボーダーラインでしたが25万円前後のモデルを買えば

 

・とりあえず「105」(中にはメイン105で一部MIXコンポ構成な完成車もありましたが)

・まぁまぁ…どころか、結構性能が良いフレームが買える

 

という大変お得な完成車が「今思い返せば」たくさんありました…

2020年くらいが最後の黄金時代だったかも知れません…

 

悪くない構成で10万円切ってるモデルもありましたしね(一部のJAMISなど)

 

それがいまや、2020年頃の「25万円」前後の完成車と同じ完成度を持つモデルを買おうとすると最低でも35万円からですよ。

とてつもなく高くなりました。

そして、今後は紐のコンポ生産をどんどん中止していくという噂(ホントかな…)

初心者や興味持った人がとっつきにくい価格帯や構成に編成しちゃうロード界隈って大丈夫かいな!!

 

と、勝手に心配するワタシですが

以前と同じか、見方を変えれば以前よりも楽しい選択肢で「2020年頃と同じような予算でロードバイクを始められそう」なジャンルがあるじゃないですか。

 

それが、グラベルロードです。

KONAとかJAMISあたりのクロモリで製作されたグラベルロードは、アンダー20万円でも買えます。

やってみないとハマるかどうかわからない。

って方にとっては、とっつきやすい価格じゃないでしょうか。

ただ、JAMISのRENEGADE S5などの13万円くらいで売ってる(日本仕様だけフレームがレイノルズ520(ひとつ上位モデルと同じ鋼管)を使っているという贅沢仕様ですが)んですけど、メインコンポがSORAなんですよね。

機械式ディスクブレーキなんです。

これ、初心者の方が維持するのはちょっとムズイかも知れない。

そういう意味では、油圧ディスクなモデルを買った方が良いかも知れませんがRENEGADE S5は元値が13万円なのでブレーキキャリパーだけ紐で操作するけどキャリパー本体が油圧ユニットという社外品もあるので(前後で3万円くらい)それに交換して乗ってみるってのも手ですが、まずはそのまま乗っても良いんじゃないでしょうか。

ハマらない人は機械式ディスクのパッド出寸法を調整しないといけない距離(ざっくり100~200kmくらい)を走るかどうかですからね、きっと。

我々はどっぷりハマっちゃって、それくらいの距離はヘタすると一日乗るか二日乗ると走り切っちゃうので「そんな頻繁に調整されるかな?」なんて心配になりますが、普通の人はそうじゃない…と思うのでw

 

最初からシマノGRXやスラムRIVALあたりで組まれているグラベルロードを買うと、その辺全てクリアしている状態で組まれているのでとりあえず乗るには後悔しない組合せだと思います。

 

そんで、大事なポイントですけど

GRXで組まれていたら、本人がその気になった時に後々アップグレードしやすい環境だという事実です。

最初から良いグレードで構成されている完成車を買っても良いんですけど、ハマるかどうかわからない状態で買うのでこういう要素をは大事だと思います。

 

それと、どこまでどっぷりグラベルにハマるか?

という要素も大事で、どちらかというとロードバイク的に乗る…事の方が多いんだろうと思います。

そういう方は最初から650B規格のホイールで組まれている完成車は避けた方が良いかもです。

700cも使えるフレームなら、後からホイールを700c規格で買えば良い。

とも割り切れますけどね。

ハマるとスグに欲しくなる・試したくなるのが最初より良いホイールなんでw

 

GRXのコンポは600番台(ロード用コンポでいうと105グレード)しか乗った事がないですが、割と変速もヌルヌルで気持ち良く切り替わりますし(体感的にはR8000アルテグラと良い勝負かも知れない…と思えるほど)普通に乗る分でも割とおススメです。

ロード用のコンポよりは少し重いですけれどね。

グラベル走行を想定して、ちょっと頑丈に作ってあるんでしょうね。

 

ロードバイクそのものに、まずは乗ってみたい。

という人に純然たるロードバイクとは少しジャンルが違うけれど、おすすめなんじゃないかと思った次第です。

 

タイヤが太くて乗り心地が良い分だけ、初心者にも向いてるんじゃないかと思うところもあります。

激坂もグラベル向けの低いギア比構成なので速いか遅いかで言えば、ちょっとゆったりと走る方向にはなりますが坂道もなんのそので登れますし。

 

それにしても、どうしてこうなったw

そのうち、社会情勢が落ち着いたら値段が下がる事を祈る。