クイックリリースの時も、そういう精度差はあったんだろうと思いますが

クイックリリースの時は機構自体に逃げ?というかクリアランス的なものがあるのでスコッとはまります。

 

…主にメンテで触っているのは、妻が最初に買ったEmonda ALR5(2017)と私のEmonda SL5(2018)と、妻のEmonda SLR(2018)くらいしか主に触った事がないので他のモデルは知らないんですけれど…w

 

んで、スルーアクスルに改められたディスクブレーキモデル各種。

 

私が触った事があるのは、所有していたAllez sprint comp disc(2019)や、Pinarello DOGMA F12 DISK(2020)や、TREK Madone SLR(2020)などです。

洗浄・注油などの簡易なメンテくらいしか経験ないですけれど。

あと、ディスクキャリパーのセンター出し程度。

スプロケの交換やディスクローターの交換なども地味にできるようになりましたw(要するに非常に簡単なメンテのみw)

※妻のグラベルロードのJAMIS S5は、まだホイール脱着してまでメンテしてないので後述する精度はまだ知りません。

 …書いてて気になったんで帰宅後にちょっと触ってみっか(社畜

 

その時に感心するのが、スルーアクスルを緩めて抜いてホイールを外し…各所清掃・洗浄・注油やグリスアップを行う。

そんでホイールを戻す時。

リアディレイラーのゲージを手でクイッと移動させてスプロケのトップギアにチェーンをかましつつ、ストンとホイールをリアアクスル部にはめる。

もう、何の抵抗もなくスコンとはまります。

そんで、スルーアクスルをスルッと差しこんで、スルスルと締め付けます。

何の引っかかりもなく、抵抗もなくスルッと入ります。

 

これ、当たり前だと思っていたんですね。

 

偶然なんですけど、所有しているモデル以外のモデルでホイール交換の手伝い(主にキャリパーのセンター出し)を手伝う機会があって、ツールを私は持っているので私自身も場数踏む事で練習に繋がるので作業を買って出て手伝っていたんですよ。

そしたら…

抜く時はスコッと抜けるんですけど、ホイールを装着する時にリアアクスル部にスコッとホイールがセットされるまでは順調。

 

問題はスルーアクスルを差しこむ時です。

 

スレッド部手前まではスコンとハマります。

モデルによってはその手前の入口で少しこじらないと入らないケースもあって、そこでまずは驚きました。

(要するにリアハブ入口でリアアクスルの孔とハブの孔位置にほんの少しですけどズレが発生していた)

そんなに多く経験してないんですけど、大抵はスレッド部まではスコンと入ります。

 

そんでスレッド部にねじ込む為に締めてもスルーアクスルが入っていかない。

 

ちょっと車体を軽く持ち上げたり、ホイールをほんのり微妙にちょっぴりだけ(強調して書いておきます。㎜もズラしてないです)ゆすったりしながらねじ込んで…やっと締り出す。

 

そんなモデルが意外と多いのに驚き。

 

まぁまぁなお値段のモデルでもソレがありました。

個体差なのか、製造段階からズレがあるのかまでは把握なんて勿論できません。

落車などでわずかに歪んでしまった…などの後天的な理由も考えられるので。

ただ、いくつかのモデルは明らかに買いたてで、落車や転倒(撮影時などで風による影響での軽い転倒など)の経験が明らかにないモデルもあったので、製造時の精度の問題なモデルもあるにはあるみたいです。

 

スルッと入ってスルスルと締められるのが当たり前だと思っていた、思えたのが逆にスゴかった(偶然もあるにせよ)という事に気付けたのが良い経験?知見を得る事ができました。

 

そういう目線で考えると、DOGMA F12とMadone SLRはさすがだなーと納得。

まぁお値段も張りますし、そこの精度甘かったらレースシーンで…どんだけ影響あんのかわからんですけどw

精度甘いよりはきっちりゼロ精度で仕上がっている方が望ましいのは確かですよね。

 

逆に驚いたのがAllez sprint comp discです。

当時の完成車価格で248000円のこのモデルが、そこまでの精度を持っていたのがちょっと嬉しいと共に驚き。

…まぁ、King zydeco迎え入れる為に超悩みましたが手放してしまったんですけどね。

Allez sprint comp discも、上位モデルと同様にスルーアクスルのフランジ…と言えばいいんでしょうか。

ネジの頭部分にテーパー加工されていて、締め込むとセンターが出て面一になるように作られているので最初から精度良いんだろうとは思います。(さすがSpecialized)

逆に、そんな凝った加工してないTREKでも同様になんのひっかかりも抵抗もなくスコッとはまってスルスル締められるのはさすが。

いや、最初に書いたけどお値段考えたらソレが当たり前か。

 

Allez sprint comp discも、私が所有していた個体しか知らないので個体差によってはスルッとはまって…とはいかない個体もあるかも知れません。

 

こんなところの精度、拘ってもしゃーない。

のかも知れませんけれど、一度知ってしまうと気になるw

のは人間の性でしょうか。