今の現場は元々工程が短い関係で、順調に進んでいてもまるで火がついた現場並に常に追い込まれた状態で仕事しておりますw
もう残業残業また残業。
まったく心が休まる時がありませんw
まぁそんな状態で仕事しているので、本日は無理矢理お花見サイクリングに出かけました。
初期不良で調子悪かった前輪が、TREKから対策部品が届いた事で完全になおった…と思われるので、それのテストライドも兼ねて乗ってきました。
途中、小雨に降られて…というか降られたおかげで人の出も少なく
安全に走れたのがとても良かったです。
桜は、今週末が一番の見ごろだったんでしょうね。
来週になると、もう散りはじめて葉桜になってしまっていたでしょうね。
葉桜も好きなんで、来週もちょこっとで良いのでライドに行けたらなぁ…
TREKさんからのご厚意で、まずはエンデューロ製のZEROセラミックベアリングが届きました。
グレード3という、まぁ私はよくわかんないですが自転車用などに使うならほぼ最高品質の精度を持つベアリングボールを使った製品みたいです。
お値段も高価で、TREKのRSL62に関する製品ページでオプションとして選べる純正指定商品で、TREKのHPから発注すると税込みでざっくりひとつ8000円の品。
うっひょーたけぇw
グレード3って事でむっちゃ凄そうだけど、スチールベアリング<セラミックベアリングなのはわかるけど、セラミックベアリング製品の中でもグレード3じゃない品<グレード3とかあるの?
なんて漠然と考えていました。
手持ちのホイールでTNiのセラミックベアリングを組み込んであるBontrager Aeolus comp5リムを使った手組ホイールを久しぶりに乗ってみて、その滑らかさと速度が上がって空気抵抗が占める割合が増えてくるフィーリングを確かめながらペダルを踏んでいると、忘れかけていた「滑らかに進む」という感触を、Aeolus comp5改ホイールで取り戻しまして、今回の整備後の試走が楽しみでした。
どう感じたかといいますと…
あれ?脚の重みだけで巡航ができてしまうぞ?
と、まずは単純に驚きました。
次にあまりに滑らかに走るのも関係あるのかも知れませんが、コーナリングの時のフィーリングも良くなってました。
ひとつ、ゴリってたりそういう振動を増やす?要素が減ったので、すっきりとタイヤグリップの様子などを乗り手が感じ取りやすくなってるんでしょうか?
なんかよくわかんないですけど、とてもそっち方面も良くなってます。
最後に、やっぱりな!と確信すると共に最も驚いたのが加速ですね。
ここのところは、まともなライドに行けてないので身体が鈍り気味な私。
安全なところで、思い切りスプリントしてみました。
すると、25km/hくらいまでは前輪のベアリングが少しゴリってた時とあまり変わらない印象。
25km/hから35km/hの間で「ん?」と驚く。
35km/hから45km/hの間であまりにもスルスルと速度が上乗せされていくので「おぉ!!」と驚く。
50km/hを軽く超えてしまって、小雨の影響で路面も濡れているのでそこでスプリントストップ。
安全なところ…と言っても、猫が飛び出してきたりして急ブレーキから後輪ロックなどして滑って、万が一落車とかに繋がったら最悪ですからねw
まだまだ速度伸びていきそうな雰囲気もありました。
速度を出せば出すほど、速度をさらに加速させたり速度を維持したまま巡航するにせよ、空力による損失が占める割合が増えていくので回転系の抵抗の多さは割と忘れられがちですけど、今回の経験をもって再認識しました。
回転系の抵抗も決して馬鹿にできない。
特に私のような貧脚サンデーライダーならなおさら無視できないw
とある自転車店の店長が、ユーザーがホイールのベアリングをセラミックベアリングに変えたいと相談したところ「レースで3位とか上位に食い込める人なら意味があるんですけどね、そうじゃなければ費用対効果があまり良くないし、鉄製のベアリングで十分ですよ」と言って組んでくれないそうです。
まぁ、確かにそれは一字一句その通りなんですよ。
間違った事は言ってません。
でも、我々は趣味でロードバイクに乗っているんですよ。
競技目指して、成績も残せずに…それでもあきらめられずにしがみついて乗ってる…とかいうスポ魂漫画ばりの状況で上記の店長のようなアドバイス?言われるならまだわかるんですよw
イニシャルコストだけでなく、維持費も考えてベストなアドバイスなんでしょうけれど、趣味で乗る以上はこの優れたフィーリングを「楽しみたい」と願うのはダメなんでしょうかw
そういう理屈で物事を全て語るなら、私の目線で言わせてもらうと…
万が一ですけど、私より車の運転がヘタクソな場合は公共交通機関のみで移動していただきたい。
だって性能使えてないし危ないじゃん。
限界挙動のいくつ知ってる?
その時に間違いなく対処できる?
軽のターボでも最近のはそんな遅くないからダメ。危険。
軽のNAでも、その車両の限界性能引き出せないだろ?
じゃあ、軽のNAも乗ったらアカン勿体ないて。
とかいうキチガイじみた極論まで酷い例ではないですけど、まぁぶっちゃけユーザーが組んでみたい言うてんねんから組んでみても良いやんw
それの次からユーザーが「やっぱ鉄製ベアリングで良いですわ!勉強になりました」と言えばそれだけの話しですよ。
話しが逸れましたが、こういう愚痴を言いたくなるほどエンデューロ製のセラミックベアリングはむちゃくちゃ良かったです。
TNiのセラミックベアリングもコストの割に優れたフィーリングと耐久性も安い割に持っていてとても優れていると思いますけど、やっぱり価格なりの差はあるのかな…厳密に乗り比べてどっちがどうか言え!
みたいな意地悪な事試されてもわかる自信はもちろん無いですけど、それでもこんなに感動したのは久しぶりかも知れません。
※追記
セラミックベアリングの相談したのに、組んでもらえなかったのは私ではなくブルぺなどで実績も残しておられる先輩ローディです。
元々おせわになっていたお店で相談すれば、すぐに組んでくれたと思うのですけれど別のお店のお世話になろうとしてらっしゃって、次にお世話になろうとしている某有名店でその先輩ローディが相談してお店から「気持ちはわかるけれどコスト的にもったいないよ」と言われた一連の流れで上記のようなアドバイスもいただいたそうです。
記事中でも書いていますけど、その店長がおっしゃっている事は間違いではないです。
非接触式ならスチールベアリングでも割と良い回転しますし、非接触式だとベアリングの寿命も割と短いのでこまめに良い状態を保つ為にベアリング交換を考えるなら、ひとつ数百円のスチール製ベアリングをマメに交換して初期性能保った方が…という一連の流れです。
その言われた先輩が納得していたら何とも思わないんですけど、納得している風で「こういう事を言われたんですよねー」とライド中に相談じゃないですけど、そういうお話しを聞かされて…
納得できてないなら、納得いくように自分ですれば良いんじゃないのかな…と正直思った次第です。
でも、そのお店でお世話になるなら…勝手な事をすると怒りはるのかな?
そのお店と先輩との関係を私は知らないので微妙な問題だなぁ…ユーザーがやってみたいと言ってるのだから、やってみても良いんじゃないのかな…と思った次第です。
元々、その先輩はカンパニョーロのシャマルウルトラを使っておられて、USBの回転性能を知ってる方なのです。
そのお店で手組ホイールを組んでもらったみたいなのですが、使ってるハブがTNiのスチールベアリングが組んであるハブを使った手組ホイールなのです。
個人的には、回転性能うんぬん…と先輩はおっしゃっていますけれど、バランスのとれた優れた手組ホイールで、非接触式スチールベアリングが組んであるハブならば、思い込みのイメージだけでそんなに回転性能悪くないと思うんですけど、本人が「回転性能イマイチで少し物足りない」的な事をおっしゃっていたので、ちょっと気になっていた次第です。
その時も、組んで間ナシのホイールだったんで「最初はバランス取れていても当たりが付くまで初期は回転が少し渋い場合がありますよ、距離走ると徐々に本来の回転性能が出てきますよ!」とはお伝えはしました。
ROVALもBontragerのリム使った手組ホイールも、乗った一番最初は回転性能が悪いワケではなかったですが、驚くほど良かったわけでもなかったのを覚えているので。
200kmを迎えるあたりから徐々に「おっ!」と嬉しくなる抵抗の少なさを感じ、200kmを超えていくと「なるほど~!!」と感心するくらいには回っていました。
Bontragerのリムを使った手組ホイールはTNiのセラミックベアリングを使っていて今もなお滑らかな回転性能を提供してくれています。
走行距離が嵩んできたので、もう1000kmあたり走ったら様子みながらメンテでしょうか。
ROVALも初期の回転性能が失われつつあるのかなー…というフィーリングになってきたので、ROVALはそろそろベアリング交換時期だと思われます。(ホイール外して直接シャフトを手で回すとゴリってはないけど、最初ほど回らない雰囲気です)
色々な見方が物事にはあるので、一概にドレが正解とは言えないんですけどね~!