のむラボさんの啓発活動(?)のおかげで、ROVALはヌルいと世間でも定着しつつあるようです。
実際に私もRapide CL50discを通じて、いろいろ経験してからBontrager Aeolus RSL62やRSL37なども経験して(試乗とかじゃわかりにくい世界もあるので、試乗したケースは除いて所有モデルだけで書いています)わかる事があります。
私のような貧脚サンデーライダーにとっては、ROVALはユルいホイールではありません。
ですが、重量級の私でもROVALがちょっとユルいんかもなーという領域は、その体重のおかげwで引き出せますwwwww
ダウンヒル時に感じるフィーリングと実際のパフォーマンスで素人の私でも「あ、この事かな」とうっすら感づけます。
そのあと、もっと優れたホイールは他にもあるでしょうけれども、Bontrager Aeolus RSL62やRSL37を経験した事で
「なるほど、こんなにも違うのか!」
と気付けた世界があります。
主に体重のおかげでw
その体重もあるワタシの場合、Aeolus RSL62のワイドリムの恩恵を享受しやすいようです。
ロードバイクに乗ってスポーツ走行するのに適した体重が軽いひとびとと比較して…と、素人なりに思います。
もう本当に乗りやすい。
ワイドリムのおかげで転がり抵抗が本当に減っているからなんでしょうけれど、あんなにリムハイトがあるホイールでリム重量も490gと決して軽い部類ではないのに一発目のゴロンが非常に軽いです。
これは不思議な感触ですw
そんな話題はとりあえずおいといて…
そのヌルいと言われるROVALですが、以前の記事でも書きましたが試着ホイールとして最近ロードを始めたちょっと速い若い人のEmonda SL5(現行モデル)に貸してあげたんですよね。
その方が清滝峠をCL50disc(ノーマルスポークの方)でアタックされたんですよ。
すると、ノーマル鉄下駄との比較になるんですけど、CL50discを買ってスグの頃の私と同じように、彼も3分40秒くらいタイムアップして13分5秒で清滝を登り切ったんですね。
私もアレスプのノーマル鉄下駄からCL50discへ変えた時に同じくらいタイムアップしました。
フレーム違うから比較は難しいですが、ヌルいダメなホイールでそこまでタイム向上しますかね?
という疑問です。
要するに、あのホイールがヌルいとおっしゃってる方々は恐らく実業団レースに出場されているような、本当にパワーのある人たちじゃないのかなと思うワケです。
一方、我々サンデーライダー組みはあんな凄い方たちと比べてそんなにパワー出せませんw
なので、ホイールとして評価した場合に欠点があるホイールだとしても、リム重量や空力性能などの方面で優位性が発揮されて良い結果に繋がっているのではないだろうか…と思わなくもないなーと。
ただ、私は体重のおかげでROVALのヌルいと言われるフィーリングは主にダウンヒル時に感じれましたけどw
そして、その若い子にROVALの感想を聞きました。
ROVAL試着した後、新型のアルテグラホイールをショップから貸与してもらって試着した後のハナシなので比較対象が増えてその人の感想に幅が拡がってよりわかりやすい表現をされていました。
・アルテグラの方が乗り味が優しい(=乗り心地が良い)
・ROVAL(CL50disc)とアルテグラを比較するとROVALの方がカタイと感じました。
・40km/hに近づくほど、もしくはそこを超えてまだ速度を乗せていく時はROVALの方が軽かった(速かった)です。
・ただ、アルテグラは私と非常に相性が良いみたいで脚当たりが優しく疲れない乗り味でした。
・そういう意味では走る距離が増えれば増えるほど、トータルで速いのはアルテグラの方だと思います。
スポーク交換後のROVALだと、その若い子の印象はまた違った印象になるでしょうね。
ノーマルスポーク(DTコンペティションレース)より、剛性とバランスが良くなっているので。
私より体重軽いけど、パワーのある若い子の感想として意外にも「ROVALはちょっとカタかった」という感想ですよ。
これが本当に意外でした。
でも、まぁ今のところの感想ですからねw
まだなんとも言えないのは確かです。
これから他のホイールもいろいろ経験されて比較対象が増えたら、また意見が違ってくる可能性はありますが
ヌルいと言われているホイールで「乗るとカタかった」という印象を受けるのは意外でした。
私はそのヌルさが功を奏してか、ノーマルのCL50discは長距離走っても疲れにくい良いホイールでした。
なので当時の私はスペシャのフレームは特にエスワになるとカタいフレームが多い(印象)のでROVALで敢えて少しヤワめにして、我々素人が乗るのに適したチューニングしてんのかな~程度にぼんやりと妄想していた時がありますw
プロがレースで使っているCLXは、のむラボさんが指摘する弱点を補う形でスポークを番手変えて張りなおしている可能性、十分にありますものね。
クルマのレースでも実際にあるんですけど、チームのエースには…ってヤツです。
話しが逸れまくって申し訳ないんですが、何が言いたいかというと
乗る人の体型や身長や筋力や体力など、それらによって感じる感想が違うのが非常に興味深いなー…というお話しでした。