思い付きで組んでもらいたいと考えたホイールです。
現在は単身赴任先に持ち込んでいるエモンダSL5に装着しております。
理由はタフなので赴任先で距離乗っても壊れたりしないだろうというのが大きな理由です。
赴任先にもコンセプトストアがあるのですが、いまいちわたしの肌に合わなかったというか商売っ気が強い割にちょっと…
なところがあって、付き合いするのを止めましたw
面倒でも何かあったら輪行で持ち帰って大阪でメンテしてもらっています(一度、落車しましてそのメンテなどの際に)
細かい話題はここでは割愛させてもらいます。
そのお店の看板に傷がついたらアカンと思いますので。
そのお店と相性よくて良いお付き合いをされている方もいらっしゃると思うので。
この手組ホイールなんですが、痩せたとは言えまだ重量級のわたし(現在83kg←また少しだけ痩せましたw)
そういう特徴がある事を踏まえて読んでください。
みんな同じ効果になるとは限らないので…
そんなわたしが、このエモンダSL5にRacing ZEROを組んだ状態と、このAeolus Comp5リムを流用した手組ホイールと交互に装着して幾度か同じ峠を走っております。
地元に居る時に最も行きやすくて数を走った清滝峠です。(それと北摂の一庫ダム周辺など)
リム重量だけで言えば、レーゼロよりボントレの方が重いです。
なので普通なら登りはレーゼロの方が速いはずです。
乗った体感も、はっきりと登りはレーゼロの方が「楽」です。
楽なんですけれど、ガーミンなどできっちりストラバで記録取ると不思議と登りのタイムはレーゼロとこの手組ホイールは変わらないんです!
下りと平坦も乗っていて爽快感や安定性含めてレーゼロとこの手組ホイールは共に変わらないのですが、不思議とこの手組ホイールの方が若干速い。
特に平坦巡航がブルぺ師匠に「今年中にradius君もブルぺ走るぞゴルァ!!」つって引き連れ回されている時の巡航速度が高い状況では、この手組ホイールの方が楽で速いです。
ただし、市中のストップ&ゴーが増えるとレーゼロの方が楽。
巡航速度に達するまでの加速もレーゼロの方が少し速いというか速度乗せるまでの加速はレーゼロの方が楽。
と、レーゼロと比肩するほどの性能に化けました。
元々の純正状態でもお値段の割に良く走るホイールなのがAeolus Comp5なんですけれどね。
さらにひと皮剥けたというか、そんな感じです。
スポークにSapim CX-RAYを使っているのですけれど、スポークでここまでフィーリング良くなるのかと驚きました。
ハブもそれの底上げに貢献しているんだと思います。
フロントはリムの孔数に合わなかったのでDTSWISSの350s(350sは20Hから)を諦めて、TNiのウイングハブです。
セラミックベアリングを組んでるモデル。
安い割に良く回ります。
ただベアリング外径が軽量化の為か径が小さい=ベアリング容量が小さい為、カセット式ベアリングの寿命は短いそうです。
まだゴリったりしてませんけれど、時々手で回したりして確認はしております。
乗ってると慣性の法則で割と良く回るので気付きにくい初期症状時期があるそうなので。
リアハブはDTSWISSの350sを使用しています。
こちらは割り切って純正のスチールベアリングのままですが、割と回転性能悪くないですw
それよりもスターラチェットの掛かりが良くて走り心地は良いです。
ただ、36Tだったかな…それが最初から入ってるAeolus RSL37 TLRの方がより掛かりが良かったのは印象的です。
リムが重いのでリムが重いなりのフィーリングですが、リムが重くても楽しく気持ち良く走れるようになるカスタムとして、少しお金は掛かりますけれどこういうのが好きな人には良いカスタムじゃないかなと思いますが…誰にでも勧められる仕様ではないのは確かですw
Comp5の価格は前後合わせて10万円ですが、リムだけ買う事ができるんですけれどリムの価格が49000円ですw
ほとんどリム代金かよ…というくらい思いのほか高いので、リムを新品で購入してカスタムすると…驚きの約18万円ほどになっちまいます。
18万円も出すなら完組でとても良いホイールが今は多数揃っています。
なので余計におススメできませんw
私の場合は前輪がComp5の前身であるAura5のほとんど新品の中古品があって、お世話になっているショップのご厚意で無料で譲ってもらう事ができまして、後輪リムだけ購入してからの手組だったのでまだやってみようかなという気になりました。
ただ、単身赴任先でふいにこちらに突っ込んでくる方がいらっしゃって、それを避ける為に急な操作をして落車してしまい…
前輪リムが逝くという事があって、今は前輪も新品になっちまっているんですけれどw
(お互いに当たらずに済んで良かったです。そして怪我もなかったのが不幸中の幸いでした)
この手組ホイールはわたしの経験の中で良い経験になりました。
軽さはとても大事だけれど、軽さだけじゃない世界を味わったので。
マドンも軽量系バイクと比較すれば初速のノリだとか様々なシーンで物足りないと感じる方もいらっしゃると思うのですが、そこから上の世界はマドンのみの世界です。
これ本当に自転車か?
と思わず考えちゃうほどの空力。
現実世界での空力モンスター。
そして重量が嵩む原因になっちゃってますけれど、ISOspeed
どんなにパワーのある選手でも、どんなに剛性が高いロードバイクでも路面のアンジュレーションを拾ってタイヤが跳ねた瞬間はパワーはゼロです。
駆動効率もクソもなくゼロです。
そんなゼロになる瞬間が他のロードよりは確実に少ない。
乗り手への疲労も抑えてくれる。
それも貧脚なので引き出しきれないですけれど、こんな貧脚でもレーシングスピード並の良さを味合わせてくれる、またはそんな世界を垣間見せてくれる純然たるレーシングバイクとして売られているマドンは、今回のモデルで廃版が決定しているようです…。
今後、こういうバイクは二度と出てこないかも知れません。
それぞれに一長一短あって、自分にとって合ってるバイクに乗るのが趣味で乗る以上はそれが一番ですけれど
マドンに乗っていろんな経験をして、今後のロードバイクを楽しむ為の大事なモノサシとして自分の身体に刻みたいなと思っています。