カーセンサーネットやグーネットなどに、もう最近の相場が出ている車種もありますが…

様々な事情で、高額な車ほど狙い目な時期が来ています。

 

ロータスなどの普段からあまり動かない系の車種は、相変わらず高値安定の相場を形成しています。

それは買い取り価格がそのまま売値へ反映されるから(業者も損したくない。当たり前だけど)

新しい方の車種であるエキシージSやエリーゼでもS3と言われる2012年以降のモデルは、若干ガンガン相場下がっている雰囲気が出だしています。

なのでここ一か月~どこまで続くかわかりませんが、数か月が見ものです。

 

私も乗るマカンS

これ、ポルシェ系全般に言える事なんですけど、ボクスターにしろケイマンにしろ911にしろ、カイエンにしろ、パナメーラにしろ。

要するに全部やんけw

って話しなんですが、素のモデル(ベーシックモデル)が一番値落ち率が低く常に高値安定。

維持費が安いという幻想と、控えめなスペックでありながら車重もそのモデルで一番「軽い」というのが様々な幻想を抱かせるのでしょう。

(↑追記。「素」のモデルでも、万が一エンジン壊した。とかなると981ボクスターの最も廉価なモデルである2700ccのNAエンジンでさえ、積み替えとなるとエンジン単体で260万円です。「S」のエンジンとお値段そう変わりません。

6MTの場合、ミッション一基で160万円。PDKと言われるDCT形式のATの場合、AT一基で230万円…だったかな…。

「素」のモデルは新車価格約600万円でがんばれば手が届くモデルですが、壊れたら上位グレードと同じく1000万円クラスの車と同じ修理代が来ます。

まぁこれはBMWも一緒ですけどね。318isという5MT搭載した1800ccNAの直列4気筒でたかが120馬力くらいのエンジン積んだモデルが過去にありましたが、これの5MTが曲者。今どきのロドスタの6MTですら15万円wという安さは驚きですが、たった120馬力受けてるだけの5MTがゲドラグ製で60万円です。1800ccの車ですよ。私が過去に乗っていた280馬力に最大トルク42kg・mでかつAWDな為に常に過酷なストレスにさらされる(トラクションが良い為に駆動力が逃げずに常に負担がかかる)インプレッサSTIの6MT。そんなタフな6速MTと価格が同等っていうねw

輸入車は本当にそういう価値観でモノを見るとアホらしい作りな上に「性能マージンなんでそんな純正状態ギリギリやねん」とも言いたくなる作りしてます。…が、確かに乗ると良い味してんですよね。そこが唯一の擁護ポイントか…)

確かに、ボクスター・ケイマンと911などのスポーツカーは「素」のモデルでしか味わえない良い世界があるのは事実です。

それはさておき。

それよりも高性能版の「S」は値落ち率が一番高い。

最近のポルシェで商売上手だなwと思わせるハイエンドモデルとの中間グレードである「GTS」は、「S」より若干パワーアップと、人気オプションをいくつかセットで(他モデルも価格に見合った標準装備にしてくれよwという話しはありますが)価格も少しだけ抑えめにして「買い得感」を高めている人気グレードがあります。

ここではっきりと書けない事情も含めて、991型911に関しては前期GT3というド級ハイエンドモデルとヘタすっと中古価格で逆転現象までおきるほど、「GTS」は人気。

 

簡単にまとめると中古で狙うなら、これくらい値段落ち切った時期に「S」を狙うと非常にお買い得です。

こっから先の値落ち率は全くなくなることはもちろん無いんですけど、グッとおとなしくなってよほど過走行になるまで乗りまくらない限りは、楽しんだ分だけ値下がりして買った時のお値段の約-120万円くらいの価値がほぼ貯金みたいに残る。

という魔法みたいなウマミがある時期になります。

上手く売れたら…の話しですけどねw

そんな上手い話しばかりじゃないのが世知辛い世界ですが。

 

なんでこんな話をしているかと言うと…

まさに今がそうなんです。

 

冒頭くらいの書き出しに戻りますがw

私が乗るマカンS

これの相場って走行3万kmくらいで4~5年オチで、ざっくり「600万円」だったんですね。

中古車屋で並ぶ車両本体価格の相場として。

ここから、人気ボディカラーとか人気オプションの装着数、外観の程度と走行距離が少ないほどもちろん価格も上昇します。

実質、無茶な条件外れが無い限りは560~640万円前後がマカンSの相場なんです。

 

そういう相場が今年の3月から4月くらいまではギリ保ってました。

5月頃からその相場マイナス100万円くらいまで一気に下がって…

今は走行2.8万kmで395.5万円という個体まで現れる始末!!(まぁ6年オチとなって私が買った時期より1年落ちてますけれど)

 

でも、面白い事に検索で出てくる個体のうち約半数は最初に挙げた560万円前後の相場を保っています。

もうちょい値ごろ感出たので480万円前後(ただし走行は4万kmオーバー~5万km台、ヘタすっと6万km←年式相応の走行距離とも言えます)

この辺は恐らくですけど3月前後の買い取り車両なんですよ。恐らく。

現在驚いている相場まで下がっちゃってる395.5万円の個体や、それ前後の400万円台前半までの個体はここ最近の買い取り車だと思うんですよ。

 

おわかりでしょうか。

高い車で新車の頃に人気あって台数出てる車は、今後数か月が狙い時です。

911もお値段下がり出すという情報をゲットしています。

それも複数から。

なんでお値段下がるのかという情報は書けませんけど、効けば「なるほど」とポンと手を叩く理由です。

事故車とか塩カリで下回り錆びてるとか、そんな理由で下がっているワケじゃあありません。

でも、きちんとその辺は普通に買う時と同様にしっかり見て買わないといけませんけどね。

相場が下がる事情があって下がっているんです。

相場をいたずらに下げない様に頑張っておられる方もいらっしゃると思うんですけど、大きな流れには逆らえません。

 

わかりやすいポルシェで例えを挙げましたが(私が現在、そういう情報を得やすい為)他メーカーの車種でも高嶺の花だったモデルがガンガン安くなるでしょう。

みんな苦しい時期ですが、苦しい時ほどこういうの頑張って買うと後々幸せになれます。

 

私は…現在動けないのが悲しい。

ドグマ代もあったし、すぐに動けません。

マカンも売りたくないですしw

 

という事で、買い替えを考えておられた方。

今がチャンスです!

ベンツのGLC220dとかびっくりする程落ちてますよ。

Eクラスとかも狙い目です。

この辺の元がお高いモデルは、買ってから何かあった時にくる修理代は「新車価格相当のお値段」で見積もり出るんで、買う時100数十万円でも修理代で200~300万円とか、ザラです。壊れる箇所にもよりますけど。

なので、避けるべきキーワードをご紹介。

 

・エアサス

(他は年代モデル毎に地雷に近いOPとかありますが、書き出すとキリがないので…

有名なのは991・981モデルのスポーツクロノ。特に前期モデルたる2012~2015?あたりまでのは有名。

何が一番ネックになるかと言うと、磁性体を盛り込む事で可能になった電子制御で堅さが可変するエンジンマウント(991)やミッションマウント(981)です。これが片方ずつ別のタイミングで飛ぶ(=壊れる)延長保証に入っておれば無償で交換だが、延長保証自体が年間あたりどんどん高価になっていく。どこも壊れなければ保証に入る方が負担になる程の金額。その辺、やっぱり新車でポンとこの手の車を買える収入帯じゃないと結局乗れないのか?という話しにも繋がる。個人的に言わすと「壊れないように作ってくれよw」と思うところですが)

あと、PDKというDCT機構のATは基本的に頑丈で他メーカーの同様な機構と比較してとても信頼できます。

BMWなどは…げふんげふんw

悪くないですけどね、比較するとね。

あとローンチスタートするだけで保証外れるとかねw

ポルシェは確かローンチ使っても保証は簡単には外れなかったはず…。

それはさておき、PDKも991世代になってかなり安定しているんですけどハズレの個体を引くと大変。

OH出来るところが無いのでアッシー交換になります。

アッシーになると…恐ろしい金額に。具体的にはオプションてんこもりの軽ターボのハイト系ワゴンが新車で即金で買える。)

 

まぁコレ避けてたら大丈夫?かな。

だから上級車種よりベーシックモデルが中古車価格下がらないのがわかりますよね。

高い修理代とリスクを抑えようと思ったら、どんどんオプション少ない個体探しになるワケです。

そういう意味では、オプションによる「ポルシェ商法」と揶揄される事が多いポルシェですが、高額なオプション付いてない個体を探しやすいです。

そんで基本がきっちりと出来ているので2012年以降の当たり年、要するに勢いのある出来の良いモデルが多い最近の水冷を買えば実際に私が経験していますが、とても良い乗り味と操縦性です。

PASMに代表される電子制御のアダプティブサスペンションを搭載していない「素のサスペンション」でも!です。

エアサス付いてたらよりリッチかつ素晴らしい経験をもたらしてくれますが、故障したらこえぇw

というリスクを避けて標準サスを選んでも、下手なクルマの電子制御サスより良い仕事しています。

いま、脂が乗り切っているベンツも一部のモデルを除けば正にその状態。

ベンツも良いですね~。

アウディは最近のモデルが良いですね~。

2000年代とか2010年頃までは地雷モデルもあるのでご注意。

中古車市場で消えてるグレードが正にソレです。

ATに鬼門あり。

簡単にブッ潰れます(日本の道路事情にあってない。欧州だと評価高いんですけど)

そういう目で中古車を調べると新車の時とか提灯記事みたいなインプレッション記事でベタ褒めしていた車種やグレードが日本市場から消えてたりして、気付いたら面白いですよw

気付いてググってみたら…とても気の毒ですけどオーナーさんとかの阿鼻叫喚の世界が見れたりして…(ご愁傷さまです。手放しでほめまくってる提灯記事がいけない。本当に。)

 

と、狙う車種によってはとてもアツい時期が訪れた。

1000万円クラスの車でも、程度悪くないのに安くなっちまってるモデルだったら200万円も出せば買える時代がもうやってきてます。

 

ただし、買う時は調べてから買ってください。

マカンSみたいな人気もあるし、メンテさえしてたらトラブルも昔の輸入車と比じゃないくらい全く無く乗れる車でさえ395.5万円まで落ちている…とは言え、やっぱ400万円してるんだ!というのがヒントですが…

それでもベンツとかで300万円付近で買える相場まで落ちている車種のいくつかはお宝の山です。

まぁそんな値段じゃ普通は買えません。

中には200万円前後のも。

 

という事で興味もった方はググってみてください。

なかなか良い暇つぶしになりますよ。