新年あけまして おめでとうございます
今年も拙い初心者丸出しの記事ばかり書きますが、よろしくお願いいたします。
新しいホイールでのシェイクダウン時の印象を年末に上げました。
新年明けてからも、二日に分けて清滝峠を中心に二回ほど登ってきたのでその印象を中心に印象をまとめたいと思います。
まずはホイールの構成から。
フロントホイールです。
スポークのアップを撮ろうとしてピンボケしちゃってます。すみません。
リムはBontragerのAura5の中古リムをご厚意でタダで譲っていただきましたw
ハブは本当はDTSWissのハブを使いたかったのですが、Aura5のスポーク本数に対応した商品が無かった為、TNiのハブにしました。
ベアリングは信頼と実績のTNi製セラミックベアリングで組んでいただいています。
ちょっとだけ中央が絞ってあり、若干空気抵抗減らすのに貢献しているかな?という形状。
カンパのWTOやROVALのCLXの様な劇的な絞り込み形状ではありません。
スポークはsapimのCX-RAYで組んでいただきました。
組み方は写真で見た通り、左右ともにラジアル組みで組んでくださいました。
ラジアル組みのメリットとデメリットは簡単にあげると以下の通り。
・スポークが短く組めるので、軽量化に貢献(わずかにですがw)
・スポークが短く組めるのでたて方向への剛性が若干有利。
・空気抵抗を減らせられる。
×クロス組みと比較して横方向の剛性は少し劣る。
フロントホイールという事で、その特性を選んでくださったようです。
アルミホイールの最高峰であるレーゼロもフロントホイールはラジアル組みです。
アルミスポークという材質の関係か、ステンレススポークのCX-RAYより太いのが印象的です。
レーゼロのスポークも扁平になるよう加工してあり、エアロを意識したスポークとなっています。
リアホイールの写真です。
リムはBontragerのAeolus comp5のリムを新たに購入しました。
ハブはDT SWissの350です。
このハブはスターラチェットと言われる優れた構造を持っており、以前から憧れていました。
これの上位モデルである「240」と基本的に同じ構造となっております。
350と240の差は材料置換による軽量化による材質の違いです。
ベアリングは350はノーマルはステンレスベアリングの為、そのままでも良いかな?と思いましたがショップのキャンペーンでセラミックベアリングへアップデートするのが前後セットだと単独で購入する場合と比較してお得な金額に設定されていたので、この際だからとリアもTNiのセラミックベアリングへ最初から交換していただいております。
スポークはフロントと同じくsapimのCX-RAYで組んでいただいていますが、店長も悩んでおられたんですが私の体重や乗り方を見て左右共にクロス組みで組んでいただきました。
クロス組みの特徴はラジアル組みとほぼ真反対の特性で横剛性が高い代わりに縦剛性は少し不利。
スポークが長くなる事で若干の重量増があり、空気抵抗の面でも少し不利。という特性となります。
が、基本的にその違いは目くじらたてて感じるほどの差はないでしょうけれども、横剛性の高さはどんぴしゃでした。
これで走ってみて感じた感想を思いつくままに書きますと…
※登りはやっぱり苦手
レーゼロ以外は純正鉄下駄しか知らないので、レーゼロとの比較になりますがw
レーゼロって楽なホイールだったんだなw
というのが正直な感想です。
重いwので有名なアルミ+カーボンラミネートなリムを持つホイールの特徴ですが、やっぱり重さは隠せなかった。
レーゼロと比較して峠を登るとはっきりと疲れます。疲弊度合いはこちらが上。
…なんですけど…
ストラバで計測すると不思議とレーゼロと清滝峠を登るタイムが変わらず、こちらのホイールでもきっちりと20分切ります。
(普通に登れる人からすると、清滝峠を20分( ´,_ゝ`)プッって感じでしょうけれど、本人は必死ですのであしからずw)
登り切った時の体力の消耗具合ははっきりとこちらのホイールの方が消耗しているんですけど、不思議と進むホイールです。
清滝峠を懸命にアタック!!って乗り方じゃなく、いつもと変わらぬその後走る清滝峠よりも運動強度の高いコースを走る為に、淡々と乗ってこの結果です。
そう考えると凄いです。
※平坦はいわずもがな
25km/hあたりから、明らかにレーゼロよりクランク回す力は減ります。
30km/hあたりから「ん?」と思う程度に楽です。
35km/hを超えるあたりはさすがにしんどいですけど、レーゼロより伸びます。
やっぱりディープリムという事で、効いているんでしょうか。
プラシーボじゃないか、今度レーゼロ履いて同じコース走ってみようと思いますが、風向きが一緒かまではわからないんであくまで印象による感想にはなってしまうと思います…。
※下りは怖いくらい伸びる。
清滝峠を登った裏の下り程度の勾配でも、ノーブレーキだと70km/hくらいまで伸びますよw
クランク回さなくても。
ディスクブレーキが欲しくなるくらい加速します。
そういう意味ではディープリムって効いているんだろうと思います。
あと、TNiのセラミックベアリングは価格がお求めやすい設定の割に性能が高い証拠でもあると思います。
ただ、USBの方が回る印象なのは正直に書いておきます。
このホイールにUSB組んだらもっと加速伸びるんじゃないかと思います。
フランジ形状が特殊過ぎて組めないけど。
もっと単純にこのホイールの感想をまとめると…
・静か。
・グリップが逃げない、良く喰いつく(タイヤはレーゼロと同じボントレのR3。チューブも同じ)
・乗り心地がレーゼロより良い。(スポークの組み方と特性の違いだろうと思われます)
・コーナリングがとても安定していて速く曲がれる。気持ちいい。
・登りはしんどいw
・とても進む
という矛盾も含む感想となりますw
CX-RAYというスポークは靭性に非常に優れたスポークらしく、手で90度くらい曲げても「びよ~ん」と戻るくらい柔らかいバネ的な要素も持ったスポークだそうです。
その為、首折れしにくい機械的性質らしくとても高いテンションでホイールを組めるそうです。
ホイールの剛性を出すのにスポーク自体に堅さは必要ない。というのを証明するかの様なスポークです。
そういうスポークで、写真の様に組んでいただいた結果、クランク回した力が逃げずに路面に伝わる一方でレーゼロだとホイールがガチガチ過ぎて跳ねてクランク回してもさほど進まない様な場所でも、このホイールだとさほど跳ねずに進む。という感触も、プラシーボじゃなくて、なんとなく納得できるし体感できるのです。不思議です。
横風の影響は受けますが、噂で聞くほど酷い影響は受けません。
これは私の体重が影響していると思われますw
以上の結果から、個人的には思ったより面白いホイールができたんじゃないかと思います。
後はこのホイールに見合った脚力と体力を身に付けるべく、鍛えていこうと思いました。
それと同時に、リムハイトに拘らずに軽くて、現在流行りのワイドリム形状の単品売りしている良いリムが見つかれば、ワイドリムによりタイヤ形状が変わって横風の影響を受けにくくなるらしいので、軽くて走りやすいけれどコスパの良い+メンテ性も良い一生モンのホイールが作れるんじゃないだろうか?
それもディスクブレーキモデルならリムがブレーキにより摩耗しないんで、メンテさえすれば末永く使えるホイールになるんじゃないだろうか?
なんて妄想を抱きました。
手組ホイールも面白いですね。
そして、自転車は本当に奥が深い。
それにしても、CX-RAYというスポークには本当に驚かされました。
スポークだけじゃないでしょうけれども、今回のホイールは本当に乗っていて面白かったです。
今後も大事にしながら乗っていこうと思いました。