いろんな記事などを読み歩くと、一般的にロードバイクの各消耗品の寿命などが書かれています。
それによると、タイヤのグレードにもよるんですけど
ざっくりタイヤは約5000km
これはタイヤのパフォーマンス(絶対性能)により、何を目的に開発されているのか?
という商品自体の特性にも大きく左右されますし、どの様な乗り方をしたのかにも左右されます。
最もイカンのはブレーキを掛け過ぎて、ロックしてしまってフラットスポットができてしまえば、自動車のタイヤを同じくロードバイクのタイヤも一瞬でオシャカ。
ハイグレードなレース用のかなり薄肉(薄く作るとヒステリシスロスを抑える事に繋がり、ゴム変形による熱になってエネルギーが逃げる損失を抑えられると言われている)な上にグリップ力も担保した上で、転がり抵抗も極限まで減らし、軽量化にも余念がない…
そんな高級な「競技志向」なタイヤだと、一般的に言われている様な走行距離は絶対に持たないでしょう。
とりあえず、私が現在使っているタイヤはBontrager R3というタイヤ。
これも一般的には約5000kmは持つ。と言われている商品です。
そろそろ5000kmに達しようとしています。
タイヤの摩耗状態や触った感じだと、5000kmを多少超えても使えそうですがパンクしてリムを痛めても嫌なので、ここはあまりセコらずに交換したいと思います。
先日書いた通り、28cのタイヤをRacing Zeroの17cリムに適用したらどのようなプロフィールになるのか調べて悪くなさそうなら、フロントのまだ減り切ってない25cのタイヤが少しもったいない気もしますが、次回の交換は28cを試してみようと思います。
(外した25cのタイヤはAllez sprintのリアタイヤの予備として置いておこうかなと思っておりますw)
そして、もうひとつ。
チェーンの寿命も一般的に約5000kmと言われています。
タイヤと同じく、チェーンもそろそろ…といった感じの走行距離に達しようとしています。
チェーン単体だと、ホイール交換やタイヤ交換など経ている為に既に5000kmは突破している可能性がありますが…
マメにメンテしているせいか、伸びたり痛んだりしている印象がないんですよね。
105のチェーンですけど、変速もスムーズですし、どういう症状というかフィーリングが出だすと寿命に近いのかがまだわかりません。
もしかすると、症状が出る頃には手遅れなのかも知れません。
この辺は、一緒に走っている諸先輩方やショップの店長などに相談して教えていただこうかな?と思います。
チェーンに関しては、一般的な流通価格をネットでググると105で2700円台。
アルテグラで3400円くらい?
デュラエースで4400円くらい
約2000円変わるかどうかという実売価格差。
SUS素材をチェーンに贅沢に使って、高寿命を謳うConnexというメーカーが自身の製品の寿命をアピールする為に、耐久テストを実施した記事を読みました。
それによると、Connex『11SX』という製品は圧倒的高寿命を誇り、そのテスト方式(テスト内容は割愛します)で187時間の耐久性を実現。
そのテスト方式ですと、距離にして約6695kmになるようです。
同じテスト結果で
・デュラエース:87時間(約3115km)
・アルテグラ :70時間(約2506km)
・105 :67時間(約2399km)
となっています。
概ねカンパニョーロのチェーンは耐久性においてシマノのチェーンより少し高い結果になってました。
Connexが一番耐久性が高い結果でしたけれども。
このテストは機械で回しているチェーンに対し、水やオイルや砂を掛けながら回すという過酷なテストで、実際にメンテしながら乗るのと比較して厳しい使用環境なんじゃないかなぁ?って個人的には感じました。
実際、私の105は多少の伸びは発生しているでしょうけれど、変速不具合とかそういった現象は出ていない為、現実には倍までいかないにしても、1.6倍近い寿命を各製品は発揮するんじゃないかな?と思います。
それにしても、105とアルテグラの寿命は1.6倍しても171kmしか寿命が変わらないっていう現実を見ると、105のコスパが高いのがうかがえますね。
私自身はアルテグラのチェーンを長時間使った事がないから想像(妄想)でしかありませんけど。
シマノの製品はきっちりとグレード毎に使用感も変わってくる様に作られているので、アルテグラのチェーンがそんなに105に肉薄しているとは思えませんけれど。
そして順当にデュラエースのチェーンは価格相応以上に耐久性も高いですね。
105との価格差は二倍近いですけれど、このテスト結果の距離に1.6倍掛けた数字で比較すると1000kmも寿命差があります。
それでいて、ネット記事によると変速フィーリングなども含めてデュラエースはかなり良いらしいのと、摩擦による抵抗もシルテック加工とシマノが発表している加工がチェーンを構成する部品全てにデュラエースは施されているので、自分の脚で感じる差以上に製品自体の差は大きい可能性があります。
そこまで考えると、チェーンに限って言えばデュラエースのチェーンは安いと言えると個人的に思うのと同時に、チェーンが伸びる原因というのは主に隙間などに入ったゴミなどで摩耗して各部クリアランスが拡がる事により「伸びる」そうなので、どんなに良いデュラエースのチェーンと言えども、105よりも長期間使えるという事はそれだけ常に適切なメンテを施さなければ価格差分の高寿命という恩恵も受けられないという事実です。
やっぱりメンテはとても大事!
ってのがわかる調査でした。
今日は、妻が通勤用に使っているemonda ALR5とAllez sprintのチェーンや駆動系廻りを丹念に洗浄しておこうと思いましたw
(妻のSLRと私のSLは先週末にメンテ済み)
ロードに乗り出して一年ちょいが経過し、そろそろメンテ費用も掛かる様になってきてますが…
自動車でサーキット走ったりする趣味を思えば、あれだけ毎週思い切り楽しんだ割に維持費は劇的に安いなぁ。
って思いますw
それにしても、ロードバイクって本当に楽しい。
山を登るのは辛いけど、登っている時間はずっと一心不乱にペダルを踏んでます。
大人になってから、ひとつの事にこれだけずっと一生懸命になってやる事ってほとんどなくなりました(仕事は別ですよw)
そう思うと、ロードバイクって本当に良い趣味だなぁと思います。
山を登ればご褒美のダウンヒル。
気持ち良いッス(*^_^*)
良い空気と山の草木の香りを感じながら思い切り漕ぐ。
楽しいですね~。
一生辞められないと思います。