年末セールでお得な割引価格で買わせていただいたアルミクリンチャーホイールのフルクラム製 レーシングゼロというホイール。

フルクラムというブランドは、カンパニョーロという有名なメーカーが作ったブランドです。

今やフルクラム自体も有名ですけどw

 

ホイール単体重量で前後合わせて1510g

もっと上位グレードにあたるカーボンホイールと比較するとタイヤ+チューブ込みの重量で向こうは前後で1600g前後なので、ちょうどタイヤとチューブを除けば重量だけで見ればいい勝負w

そんな世界まで迫っているのがレーシングゼロというアルミクリンチャーホイールです。

アルミでカーボンに迫る…そこまで軽量化しているのに剛性が犠牲になっているかと言えば、逆に剛性バリバリなのがこのホイールの特徴です。(これ以外にはemonda SL5純正の通称「鉄下駄」ホイールしか経験ないから比較対象が貧弱ですがw)

ホイールの剛性ってここまで強くできるんだw

て今は実感しております。

もうマジで凄い。

 

自動車で例えるなら、まぁコストなりだよねw

っていうメーカー純正の鋳物ホイール(スバル インプレッサSTIの純正ホイールなどに代表されるアルミ鋳物ホイールは、重量はそこそこ重かったですが強度と剛性で言えば鋳物ホイールなの?これ?wっていうくらい立派な剛性感、ありました。なので、そういう本気モデルの純正鋳物ホイールに関してはここであげる例から除きます)から、RAYSに代表される本当に軽くて製作精度も高くて剛性のあるホイールに変えた時と同様のヨロコビと言えば、四輪の方でそういう体験した事のある人ならご理解いただけると思います。

下手なサスペンションに入れ替えるよりも乗りやすく、加速も減速もバランス良くよくなるのが軽量ホイールの特徴ですよね。

R35GT-R開発で有名な水野さんの某記事で、車両の各挙動毎におけるそのインチ数で平均的な重量のホイールとRAYSに代表される軽量剛性ホイールで発生するホイールの上下動Gとステアの操作量などの比較数値が挙げられてましたが、無視できない差が生まれてました。

 

レーシングゼロは、そういう効果を私にもたらしてくれました。

はっきりと各種コントロール性が向上しております。

わかりやすく言えば乗っていてとても気持ちいい。

気持ち良くて楽しいんです。

 

ただ、自動車と違って直接駆動するのは自分の身体ですw

体格や筋量などによって、自転車の場合はホイールも軽けりゃ軽いほど良い…とか、強けりゃ強いほど良い。

という世界ではないそうです。

あまりに自分の体格などにトゥーマッチなホイールを選ぶと、かえってホイールにパワーを喰われて掛けたコストの割に効果が見込めないどころか乗り手の脚を奪ってスタミナロスが増えたり…などのデメリットもはっきりと出るのが特徴だそうです。

 

その点、店長の見込み通り私にとってレーシングゼロはちょうどピッタリなホイールでした。

 

コーナリングもより鋭く曲がれるようになってますし、登坂も以前よりも遥かに楽。

同じ斜度ならギアを1枚~2枚上げれる感じ。

私の体格と体重だと、ホイールもいたずらに堅いという雰囲気では無く、頼もしい剛性感たっぷりなライド感覚なのに、だからといって無骨にゴツゴツ来る乗り心地でもないのがとても素晴らしい。

それとTREKのフレームジオメトリー上、元々持っている特徴もあるでしょうけれども、タイヤが接地している方向に重心が集まるようにバランスするので乗っていて非常にラク。

ちょっと路面荒れていたり、いろんなシチュエーションで「うわっ!怖い!」と思うところが無いです。

レーシングゼロというホイールがそういう特性をさらに引き出していると思います。

 

ただ、コーナリング始めがとても機敏に曲がれる機動性を得た半面、ハンドル取られるほどのアンジュレーションを拾った時に、以前の鉄下駄ほど無防備に通れるいい意味での「鈍感さ」はだいぶなくなり、その辺は以前よりも気を付けて乗らないといけません。

 

また、emonda SLに純正で装着されていたR1という規格のタイヤ+レーシングゼロの組合せでダウンヒルしている際に感じた、そういう敏感さからくる怖さは、年末に思い切って入れ替えたR3という規格のタイヤのおかげで、そういう怖さはなくなりました。

やっぱりバランスって大事ですね。

 

年末ホイール替えてから+タイヤもR3に変えてから…の合計で200kmくらい?

それは言い過ぎかw

100kmちょいくらい走った後の感想です。

 

もっと距離伸ばせばまた印象変わるかもですけれど、とりあえず今感じている印象をまとめました。

 

自転車がますます楽しくなってきました。

もっともっと難易度の高い峠などの道へチャレンジしたいな、と思います。