いろいろ葛藤しております。

 

空冷911は、実際にティプトロ(AT)の993を代車として借りて乗ったりして、想像していたよりもATの空冷って素敵な乗り物じゃないか!

ものすごくオシャレさんで大人な乗り物なんだな!

なんて大感心しまして、空冷乗るならATもアリだなぁ…なんて思っていたんですけれど、いざ買えるとなると迷いが生じるのが人間でして…(;^_^A アセアセ・・・

 

近場にMTの良い出物もあったんですよね。

ただし、ATの993の方はもうオーラも漂っているかのようなバリもんの程度極上品。

MTの993の方は経過年数を考えれば、十分以上に美品なんですけどバリもんの極上品を見たあとだと、やっぱり年式相応に少しヤレている。

ヤレているけど、ATの個体よりも150万円も高い。(走行距離も5万kmほどより多く走っている)

走行距離に関しては、多少走っていても空冷の頃の車の作り方だったら、あんまり関係ないと言える。

でも、どうしようっかな~…

なんて悩んでおります。

どうも、ピンと来ないんです。

ティプトロの方の個体には、ビンビン来てるんですけど。

ただ、私の性格上、実際に乗ると間違いなくサーキットに行きたくなるんじゃないか?

そうであれば、MTで乗ってる方が間違いがないんですけど…いかんせん、MTの方の個体を見るとどうもピンとくるものがない。

こういう勘と言いますか、第一印象ってたいがい間違ってないんですよね。

なんか問題抱えている個体じゃなければ良いんですけど…。

 

なので、ちょっと急いで結論出すのは控えて、今は頭を冷やしているところです。

頭を冷やしついでに、いつもお世話になっている自転車のショップさんが開催しているツーリングに参加してきました。

ツーリングに参加後、お店でわいわい盛り上がっていると年末セールをやってます!と。

ありがたい情報をいただき、今後の事も考えてパンクした時に備えて予備のチューブと空気入れるガス充填式の空気入れ(非常にコンパクトで軽量です!)や、タイヤを外すのに使うヘラや簡単な工具などもまとめて購入。

かなり安く揃える事ができました。

 

その際に…

天井から吊り下げられているホイールに気付きました。

…なんと!

アルミホイールも年末セールの対象なのかよ…!と。

 

買っちゃいましたw

フルクラムのレーシングゼロというアルミホイールです。

アルミホイールであれば、最高峰のホイールだそうです。

これ以上の性能狙うなら、カーボンホイールに行った方が効率が良いと教えてくださいました。

(コスト的にも、体感できるパフォーマンス的にもそうらしいです。)

これより高いアルミホイールがあって、それで体感できる差はコスト差の割に小さい…というのが理由だそうです。

どうしてもアルミじゃなきゃダメなんだ!という理由がない限りは、次の性能目指すならカーボンホイールに行く方が幸せだと、そういう事らしいです。

さて、自転車という乗り物は構成する部品点数が少ないだけに、また自分の足で漕ぐ乗り物だけに非常にセンシティブです。

ちょっとパーツ変えるだけで、かなり変わったりします。

そういう意味では、ホイールもただ軽けりゃ良いってモンじゃないらしく、ひとつのアルミホイールをとりあげるだけでも賛否両論です。

乗り手の体格や漕ぐ力の強さや、ライドする際のスタイルによっても最適なホイールというのは変わるそうです。

私は経験がまだまだ不足しているので、そういう世界なんだな!程度でまだあまりわかってませんw

それはさておき、私が購入したモデル(完成車)に標準でついていたホイールはよくネットや記事などで「鉄下駄」と揶揄される事が多かったんですが、それを今回のホイール交換で「身を持って体験しましたw」

 

こういう本格的なロードバイクに乗る事自体が初体験だったので、純正品状態で既に異次元感覚の乗りやすさと速さだったんですけど、フルクラムのレーシングゼロに変えて乗ってみると、これまた違った乗り味で非常に楽しい。

そう、楽しさが際立つのです。

コントロール性も抜群。

登坂も楽です。

そして、こういうホイール買うまでネットでいろいろ情報を漁っていて不安を覚えた記事が「巡航性能」に関してです。

軽くなる事で加速性やいろいろメリットもあるのですが、一度速度を上げた状態で巡航になった際に「それを維持する性能」が厳しくなる、というヤツです。

それは軽さとのトレードオフなんだそうです。

 

で、実際はどうだったのか。

写真三枚目で良く分かりますけど、フルクラムが開発したセラミック製のベアリング?か何かで転がり抵抗が非常に少なくなっているとの事です。

TREKのemonda SL5の完成車についてるホイールは、価格設定がなく後から純正品を買いたくても買えない設定となっております。

優れたフレームと、シマノの105というコンポーネンツをフル搭載して現実的なお値段に設定する為に割り切った製品なんでしょうね。

それでもぶっちゃけ壊滅的にダメかと言えば、上の製品知っちゃった人たちからすれば「ダメw」なんでしょうけれど、こういう世界を知らない人(←俺)だったら、まずその門戸を開く必要があると思うんですよ。

そういう意味では、ソレで乗っても大感動を覚える乗り味だったので、必要にして十分。

そんな性能だったんでしょうね。

話しがちょっと逸れましたが、そういう鉄下駄のいい意味での「重さ」が作用して、確かによくよく思い出して比較すれば鉄下駄の方が一度スピードを上げたらいつまでもソレに近い速度を保って楽ちんできていたと思うのですけれど、レーシングゼロでも心配していたよりはよく転がる。悪く無いと思いました。

ソレが写真三枚目のベアリング性能の差である、抵抗の違いであんまり気にならなくなってんのかな?

と、素人ながらに思いました。

まぁぶっちゃけあまり偉そうな事言えませんw

それくらいしか経験ないんでw

 

それにしても、偉大です。

自転車って知る前は「あんなのに高額な金額払って理解できない」という考え方だったんですが、今なら言えます。

凄い。と。

そんで私自身も、もっと自分自身を鍛えてより高い走りを出来るようになったら、自転車自体もグレードアップしてみたいと思うようになりました。

それくらい、実際に乗っていい製品に触れると「良い機械に触れるヨロコビ」に満ち溢れているんですよ。

とても良いクルマに乗るのとイコールだと言いきってもイイかも知れません。

 

まぁこんな長文書いてしまうくらいには、気持ちが高揚しておりますw

そして、このヨロコビを一人でも多くの人に伝わればいいなぁ…なんて思いました。

 

 

妻のチャリも、ホイールをアップグレードしました。

妻のにも、レーシングゼロを考えたんですけれど、ショップの方に「体重の軽い女性には不向きなホイールなんですよ」と教えていただき、それではどのホイールが良いんでしょうか…とお聞きしておススメいただいたのが写真のホイールです。

ただ、純正で採用されている25Cのタイヤが使えないちょっと細幅のリムなのでタイヤは23Cに変わっています。

タイヤを変更する際に、サイドウォールにボディカラーとマッチングするカラーが塗られているタイヤに変更しました。

その結果、見た目は私の以上に派手になりw

実物を見るとすっげぇ走ってる感(ガチ勢気味)に見えるバイクになりましたw