981ボクスターを手に入れてから、代車や試乗をさせていただくというご厚意もありまして、良い経験をいろいろさせていただきました。
そういった経験を通じて、実際に所有はしてないものの歴代911の中で一番買い得なのはどのモデルなのか?
簡単にまとめたいと思います。
※買えそう…じゃないか!?と思えるモデル。
スタイルの好き嫌いで抵抗がないのであれば、ダントツで996が最高の買い時です。
特に、ティプトロ(トルコンAT)に抵抗ないのであれば、走行少な目でも200万円前後から買える!
という、高値安定の911の中でもダントツのコスパ。
恐らく今が底値だと思います。
次期モデルの992と言われるモデルでも、ポルシェが世間の期待を裏切らない出来をキープしたまま、991で樹立した驚くべき記録の数々を再び992で塗り替えていく…という偉業を成し遂げると、恐らく歴代911の中古車としての価値はじわじわと高騰し、様々な人が触れる事で電子制御化があまり進んでない、だけどモダン化している996のいわゆる素晴らしいバランスに目を付けて、指名買いする人が増えると思いますので、996が特に酷い相場なので、今後は996がグンと相場が上がって安定(ATモデルでも300~400万前後)するのでは?
と素人ながらに予想しておりますw
いわゆる「ポルシェバブル」はまだ続くのではないだろうか、と懸念しておるわけです。
そういう意味では現在底値の996は大注目株じゃないか?と思います。
○996を手に入れる上で注意するべき点
・ウォーターポンプなどの消耗品交換済みかどうか。
・キーシリンダーが弱いので、納車時にユニットごと新品へ交換してもらっておいた方が吉。
・年式によってはインターミディエイトシャフトのトラブルがあります。サービスキャンペーンでエンジン積み替え済みならOK
そうでないならサービスキャンペーンに期限はないので、お近くのポルシェセンターで積み替え可能か確認してから購入すれば
エンジン新品で安心。(今どきそんな個体はもう残ってないとは思われますが、念のために調べた方が吉です)
・後期型になるほど、オイル漏れや滲みといったトラブル対策品へ(主にバルブ回りとか)変わっているが、一番良いのは
997前期型の完全対策部品へ入れ替わっているエンジンだと完璧。
ですが、そんな個体に当たる可能性は…低いと思われるので、オイル漏れや滲みに注意して購入すると吉。
これで、えっ!?ポルシェ911なのにカローラの新車買うより安い値段で買えるの!?という驚くべき成果をあげる事ができます。
ちょっと内装とか安っぽいですけど、乗ると電子制御が進んだモデルより「濃い味」が味わえますよ。
※993、964のティプトロモデル
ここ数か月で急に値段上がってきてるので、おすすめするのはどうか…と、悩んだのですが一般的にまだまだ500万円前後で買えるチャンスのある「空冷」という事で挙げたいと思います。
スポーツカーである以上は、MTで乗る方がより濃い体験ができます。
ですが、ATでも911特有のRRらしさ(MTほどの濃い荷重移動とかできないにしても)とか、重心の低さとか、空冷の鼓動を感じる。
などの濃い体験ができます。
今どきの味気ない車になれちゃった体でこれらのATモデルに乗ると「( ゚д゚)ハッ!!」とします。
忘れていた何かを思い出せますw
ブレーキ一発踏むにしても「( ゚д゚)ハッ!!」としますw
良いモノ感が満載で、3600ccの太いトルクに身を任せて、ゆったりと街中を走ってるだけでも素敵です。
むしろ、代車で借りて開眼したんですけど、空冷でATって逆に大アリやん!?と思ったんですよ。
感激したんですよ。
MTほどの車との濃い対話はできないけれど、良いモノ感満載の乗り味をATで楽チンに、高速をズドーン!と走る(あくまで法定速度)
だけでも気分は高揚。
海岸沿いの潮風気持ちいい道を、窓開けて走ってるだけでも気持ちいい。
それは普通の車でも気持ちいいんですけどw
空冷911だと、もっと気持ちいいんですよね。エンジンのビートも相まって。
走行距離や、個体ごとのコンディションなどまちまちで一概に言えないんですけど、根気よく探せばしっかりとメンテの行き届いた、乗り出しすぐにトラブル心配するような個体を避けながら、500万前後で手に入る「可能性のある」空冷が、これらATの空冷です。
私は死ぬまでに一度、所有したいと真剣に考えております。
やっぱポルシェはMTだよな!
と思う事はありますけど、コレに限って言えばマジありなんちゃうかwと思います。
長くなったんでこの辺で。
続きはまた次回書きます。