私はゲームも好きですが、車も好きです。
それも、相当好きです。
ゲームすんな!と言われてゲームは我慢できる。きっと。
でも、車の運転禁止!って言われて強制的に車に触れる事ができなくなったら…
それはノイローゼになるかも知れないw
つい最近までの私の中で絶対的存在は第二世代GT-Rだった。
それは今もそうかも知れない。
ただ、現実的に乗れない生活環境になりつつあるので、第二世代GT-Rにはできればもう一度所有してみたいが、それは現実的ではない。
GT-Rの影響が濃かったから、それ以降も興味があるのは必然的にターボ車でありAWD車だった。
ただ、GT-Rを失った後に乗ったR32スカイライン タイプMのおかげで後輪駆動車も、なんて楽しいんだ!といい意味で考え方が拡がりました。
その後、初めてのFF車となるAK12マーチを結婚を機に購入。
ずっとヘビー級のターボ車を多く乗り継いでた為に「軽さ」と「小ささ」になんとなく憧れていた。
AK12は良くできたホットハッチと比較すれば弱点の無い車ではない。
でも、私にとっては飽きない乗っていて明るく楽しい気持ちになれる不思議な車だった。
今も街中を元気よく走るAK12マーチを見ると、微笑ましく思うし買い直してもいっかなー?
くらい考えてしまうのがホンネである。
カタチも好きなんだな、と自分でも思う。
そしてGDB型のインプレッサSTIを買う。
これでフルタイムAWDの良くできた車はなんて運転が楽しいんだと、改めて勉強する。
これは本当に良くできた車だった。
カタチはセダンだったが、今思えばかなりスパルタンでセダンらしい使い方はちょっと厳しいw
というユニークな車だった。
それにしても代えがたい魅力を持った、純正のデフで四輪ドリフトもお手の物な自在なハンドリングはまさに絶品の一言だった。
今ほど電子制御が深く根を差すような車づくりがなされる一歩手前の車だったので、今思えば非常に貴重な、人間味のある車だったなと思います。
メガーヌRSという車に乗り換えて、これまたいろんな面で勉強になった。
とっても速いFFのターボ車なのに、トルクステアなどの問題も多々含むハイパワーFF車において、エンジニアリング的な要素でそれらネガを徹底的に潰してある上で、非常に尖ったエボリューション的な車なのに、普通に乗る分には安楽ささえ覚える程の運転のしやすさと刺激の無さ。
あまりの「普通」っぷりに最初は勘違いするほど。
ああ、つまんねぇ車かも…って。
しかし、ひとたび踏み込むとガラッと豹変する。
しっかりと熱い血潮が流れる歴然としたホットハッチなのだ。
しかも、横滑り制御装置などの安全制御系のスイッチをオフにした時の方が喜々として走る。
さらに、メカニカルな面で突き詰めた上で電子制御を加味しているんだろう。
怖いところが全くない。
とても良くできた車だったなぁ、と思います。
これも、もうだいぶ年式が古くなってるとは言え、最近販売された車の中では唯一古典的な、本当の意味で電子制御なんてイランよ!とオーナーの意志で完全にカットできるあたりまで含めて、貴重な車だなと今も思います。
そして現在乗ってる981ボクスター。
これは、PSMという横滑り制御を「スイッチ長押しでOFF」には表面上できますが、制御が入る閾値が低くなるだけで最終的には電子制御が介入してきます。
それが余計なおせっかいとも言えますし、後ろが重たいリアミッドシップな車で安易にケツ流れてそのまま「ドーン!」なんて行かない様に安心を得ている…とも言えます。
介入してくる以上はちょっとウザいんですけど、それでも「ストレスマッハだぜ!」と思う程ではないのは、制御の仕方が絶妙なのが素晴らしい。
また、PSMが最終的に入ってきて姿勢を保つ部分も含めてのシャシーセッティングなのかも知れませんが、PSMが最終的に介入してこないだろう全OFFモードで乗ったとしても大丈夫であろうと思える、素晴らしいサスペンションとセッティング。
サスペンションはメガーヌRSの様に単純にストラットと言っても、一言でストラット…と片づけるには勿体ないほど凝ったジオメトリーを持つ、本当の意味での「ストラット式サスペンション」です。
細かいハナシは割愛しますが、メガーヌRSの様なストラットなのにWウィッシュボーン的なフィーリングを持つ設計ジオメトリーを持ち、まず機械的な見地で優れている。
そして、それら基本要素を上手く活かした上で無用な緊張感なども皆無な操安性と乗り味を醸し出している絶妙なセッティングにより、街中からサーキット場までストレスなんて全くなく、どの速度域で運転していても気持ち良く、楽しい乗り味になってるのが本当に凄いと思います。
これらの経験から、ポルシェを所有するまでは色んな車に興味を持つ事が出来ました。
…が、981ボクスターを手に入れてからは、空冷911に興味持ったり、現行の911に興味持ったり、GT3などに興味持ったりはするものの、他のスポーツカーやスポーツグレードはなんかどうでも良くなってしまった…というのがホンネです。
ただ、マツダのロードスターは死ぬまでに一度、所有したい。
それと、スズキの車は嫁さんの実家で乗せてもらって以来、むっちゃくちゃ見直してます。
スズキの車は、軽のNAだってしっかり作ってある。廉価モデルではないのが素晴らしい。
スズキの車も、死ぬまでに一台か二台は所有してみたいと思ってます。
…こんな感じで、今の私にとって幸か不幸か興味を持てる車がほとんどなくなってしまってます。
今後はかえって安くつくカーライフかも知れませんw