年の瀬も迫ってきているこの忙しい時期。
みなさま、いかがお過ごしですか。
私は久しぶりに休み。
…という程でもないなw
今行ってる現場は忙しいのは忙しいですが、ここ最近続いた変テコな現場と比較して、まだ普通の人間として暮らせている方ですねw(こういう事書いてる時点でおかしいよなぁ、この業界w)
で、前日の土曜日は忘年会だったんで日曜日でも大抵早起きする私としては珍しく寝坊。
妻も夕方から用事があって出かける予定だったんで、中途半端に溶けて終わりそうになっていた日曜日。
どうやって充実させようかな?と考えた時、頭をよぎったんがルノーさんです。
ルノーディーラーの営業の方は、一か月に一回か二か月に一回程度ですけど、熱心にご連絡をくださります。
お車の調子はどうですか?とか、今度こういうイベントやるんで気が向いたらお越しくださいとか。
商売っ気丸出しなんじゃなく、営業的には売り上げに繋がらないだろうに
「メガーヌの左H正規モデルは貴重なので、できれば長く乗っていただきたいです」
と本音をおっしゃってくださる方です。
なので、余計にこちらも嬉しくなるんですよね。
それはさておき、そういったコミュニケーションを時々取れる関係で、ルノーのキャプチャーって車に興味を持っていた事など伝えてました。
その流れで、「試乗車いつでもあるので、ご都合のよい時に是非遊びに来て乗ってみてください」
とおっしゃってくださってました。
こういういきさつがあったんで、昨日はお昼後にディーラーへ電話してみて「OK」との事だったので、試乗に行ったという流れです。
乗せていただいたキャプチャーはこちら。
廉価グレードのZENではなく、いっこ上のインテンスというトリムグレード。
標準は16インチだそうですが、これは17インチのアルミ履いてました。
ベースとなるのはクリオ。日本名ルーテシアという車です。
どういうグレードかと言うと、日本で言えばマーチとかヴィッツクラスです。
こういうコンパクトカーなのにデカいホイール履いてるなぁ…という印象でした。
マーチとかヴィッツクラスなのに、車幅は1780mmもあり、もはやコンパクトカーというにはどうなの?w
って言いたくなる大きさですが、実物はちっさく見えます。
(ウチのメガーヌRSも1850mmも幅あるのにちっさく見えますw)
ベースが5ナンバーで、引っ込むところがキュッと引っ込んでるんで、ボテっと見えないんでしょうね。
乗った感じもベースのルーテシアよろしく、室内は狭苦しくないですが広くはなかったです。
無理なく乗れる。そんな感じでした。
車内からドアミラーを介してリアフェンダーを見ると結構もっこりとパワフルなフェンダーだなwと感じるほど出ているように見えるんですが、外からみるとそれほどもっこり出てないように見えるのが不思議w
車幅の成分1780mmのウチ、ベースとなる車体は1690mmほどで、残りの90mmはフェンダーのはずです。
なので片側45mmのブリスターフェンダーw
インプレッサSTIでもこんなにマッチョなブリスターじゃなかったよ、ママンw
って感じですが、それをさりげなく綺麗な面構成でまとめてあるあたりがニクイ。
写真じゃマッチョな感じが出ないんですよねぇ。
割ともっこり出ているのですが。
それにしても綺麗な色ですね。
おしりはこんな感じ。
乗ってみた感想として、自動車ヒョーロンカでも何でもない身分の私としては、他の様々な競合車と比較して乗り比べたりできる身分じゃないので、私の中でのモノサシになってしまいますが、非常に良くできた車だと思います。
文章で綴ると伝わりにくいのかな…と思うので箇条書きにまとめますと…
・タウンスピードでゆっくり走ってる限り、静か。快適。
・路面のギャップも綺麗にやり過ごす。16インチモデルならもっといいんじゃないでしょうか。
・ボディがしっかりしている。
・ハンドルもブレーキも違和感がなく、フツーにいきなりスッと乗れてしまう素直さ。
・変なロール出ない。割と堅い足入ってるっぽい感じで、昔のフランス車が好きな人にはちょっと…
という足回りなのかも知れません。ドイツ車ちっくになってます。
かと言って完全なドイツ車のゴツさとも違うので私は好き。
・踏み込むと割と速い。必要にして十分な速さ。(でも期待しすぎて不満を覚える方も居るかも)
・DCTはクリープ弱めですがあります。これも変な癖がなく、非常に乗りやすい。
全般的にとっても優れた実用車。
そしてちょっとオシャレ。
乗り味も操安性も良くできたFF車のソレ。
DCTだからもっとスポーティとか期待しちゃってる人は、あまりに大人しいので肩透かしを喰らって期待外れとなり、落胆される方もいらっしゃると思いますが、これあくまで実用車なんでw
シフトショックも無く、綺麗に全ての走りが繋がってます。
バランス良いと思います。
ベースとなった車種(ルーテシア)からの車高上げ版という事で、レガシィのアウトバック的な良さがあります。
ストラットサスペンションの弱点というかシンプルが故の欠点というか、ロアアームの角度が水平もしくはバンザイ方向に動いた先の逆ジャッキ特性などが、純正状態で車高が上がってるが故にさらに出にくくなった、サスペンションのバネレートをいたずらに上げずとも機械的なロール剛性が高まっているので、鷹揚な乗り味になる、重心が上がってる事があまりデメリットに感じられない、感じにくい良い意味での乗り味になってます。
キャプチャーは、もうちょっと足しっかりしてますが。
(思ったよりもロールが小さかった)
かと言って、ギャップを拾った時に跳ねまくったりもしません。
上手くいなしてます。
なんて言ったらいいんだろう…
初めて乗るのに乗りにくさだとか違和感が全く無かった。
素晴らしい性能。
アクセル踏んだら脳みそがズレて後ろに置き去りになるんじゃないかと錯覚するほどのドッカーーーン!!とターボが効いてバカッ速w
だとか
ブレーキ踏むと目ん玉飛び出るんじゃないかと思えるほどの異次元ブレーキ
だとか
ハンドル切ると肋骨が横Gで折れるんじゃないか!?と思えるほどのコーナリングスピード
だとか。
そんな試乗した上での飛び道具的な面白さや、目立つ特徴って一切ないんです。
乗ると、フツー。
凄く、フツー。
フツー過ぎて書くことが無いw
ってくらいにフツーなんですが、そういうフツーな車って…
むっちゃ貴重じゃないすか?
最近、新車で売ってる車の多くは乗ると大抵なんらかの「?」マークで頭いっぱいになりますよw
なんで?って。
そんな事が一切なかった。
それが素晴らしいと思いました。
メガーヌRSから乗り換えるなら、キャプチャーはアリかも知れない。
こういうフツーの車に長く乗る。というのにも憧れているんですよねぇ、私w
そしてカングーの4AT、NAモデルも乗らせていただきました。
キャプチャーの記事で長くなったんで細かい話は割愛しますが、非常に素晴らしい車でした。
トルコンATでこんなに走りやすい車って、そんなにないでしょう。本当に。
非力だし、上り坂では「おおw」て思うくらい進まないですが、逆にこういう背高い車でガンガン行けてもアレでしょうw
とってもいいんじゃないか…と思いました。
後席も快適でした。
日本でのルノーの販売実績としてカングーが一番売れているってのも納得。
乗れば納得です。
こういうの乗って育った家庭って羨ましいですね~。
足回りも車体もしっかりしてました。
そして、右Hに切り替わってしまったメガーヌRSの後期モデル。
これにもご厚意で乗らせていただきました。
簡単に感じた違いを書くと。
・ペダル類が手前に来てる。
・ペダル類が右にちょっと寄ってる。(でも一時期のBMWとかアウディの右H仕様より遥かにマシw)
・この関係でアクセルペダルとブレーキペダルの間隔が左H仕様より狭いので私は乗りにくかった。
(けれども、逆にトゥアンドトゥになっちゃうけどやりやすいかも)
・電動パワステがリファインされていて、さらに自然というかしっかりとした手応えに
(これは羨ましかった)
・左のレイアウトのまま、右H化しているっぽかったのでそのリンクの取り回しの関係かクラッチペダルが
少し重かった。
・ブレーキはそういう組み方しているのに違和感なかった。(これはさすが!)
・ボディは明らかに前期モデルよりも後期モデルの方が少しカッチリと補強?カイゼンされている。
やっぱりメガーヌRS、いいぜぇ!いいねぇ!
という感想になりますw
簡潔に書くと。
それにしても、濃い一日となって有意義に過ごせました。
楽しかったなぁ。
ルノーのフツーの実用車、ステキだったなぁ。
VWの車も、最近のモデルは非常に素晴らしいので近いウチに試乗に行って乗り比べしてみたいと思います。
歳取ったんか、ゴルフもいいなぁ…
なんて最近思うんです。
それもGTIじゃなく、フツーの1.2TSIあたり。
こういうフツーの車で、さらっと長い期間乗って過ごしてみたい。
そんな欲求が最近芽生えてますw
でも、NA6気筒のボクスター(981)にも乗っておきたいんだよなぁ…
悩ましいところ。
あ、こんな事ばかり書いてますが…
もっと悩ましいのは、メガーヌRSを手放す気に全くなれない事です。
こういう他の車に憧れたりはしても、メガーヌRSは乗れば乗るほど飽きることなく好きになれる、私にとってはBCNR33以来の珍しい車なので(GDBインプレッサもそうだったなぁ。)
できればメガーヌRSを長く乗りたい。
増車できれば良いんですけどね…
ウチの近所、どこも駐車場代が超馬鹿らしい程に高いんですよね…
駐車場代でローン組めるもんなぁwwwww
引っ越すか?w