とうとうデビューするんですね。

新型シビックタイプR


まだ当然乗った事がないですが、その姿を公にあらわしました。


雑誌関係では、私自身が最も信頼しているAutoCARという雑誌(日本版は残念ながらオンライン記事オンリーとなってしまって、紙媒体の方は廃刊されてしまってます。)の試乗記が早速UPされていたので読んでみました。


概ね、予想通りの記事でした。


ただし、この雑誌。

ちょーっとだけイギリス車贔屓なところがあるのは玉に瑕ですが、日本のアホ評論家(失礼w)みたいに「輸入車(主にドイツ車)ならなんでもベタ褒め」っていう読む気すらさらさらおきないボケ記事と違って、非常に公平に(と言いつつ、イギリス車には甘いけどw)アカン車に対してはアカン!と偏見ない記事を書いているので非常に好きです。

私自身、いろんな車を実際に体験させていただいて、雑誌でベタ褒めだった車に実際に乗って運転してみて「あれ?w」「なんだこれw」とか思っちゃったりしちゃった事っていっぱいあります。

実際、インプレッサSTIから某輸入車に買い替えようと実際に商談+試乗に出かけた際に、妻がハネ付いた改造車っぽいセダンよりも、そういうエグゼクティブかつ、ブランド的にも定評のある皆が憧れる車に乗りたいという願望が強かった為、私なんかよりも妻の方が乗り気なくらいでした。


にも関わらず、さらに言えば車にもあまり詳しくも無い妻が、その憧れの車に実際に乗って

「あれ?何、コレw」って言ってました。

これで650万円以上も値段が張る車なの?wとか言っちゃって、試乗はしたが買わなかったという事もありました。


それ以来ですね、雑誌の提灯記事なんて何の役にも立たねぇなwって思ったのは。


その車種に関して、唯一ベタ褒めじゃなく良いところは認めつつも、今となっては少しだけ時代遅れと言えば言いすぎですが、洗練さが他メーカーと比較してちょっと遅れている。

このクラスでこの駆動方式では長らくベンチマークだったメーカーかつ車種のトップグレードにも関わらず、そういう事をちゃんと真摯に書いていたのがAutoCARくらいだったんです。


他のボケ雑誌はベタ褒めでしたけどねw

その600万以上する車に対してwwwwwww


前置きが長くなりました。

それだけ私が信頼している雑誌の記事で新型タイプRは「確実なる速さ。それは真実」とは書いてましたが、乗り味が歴代タイプRと比較して「ファンではない」「情熱的さを少し失っている」

そして、MIRAサーキットという場所でのテスト走行で、ドライ・気温も他車種と比較して比較的に涼しい時期でのテストなのに新型シビックタイプRはメガーヌRS 275トロフィーRとセアト レオンと比較してラップタイムで1秒劣っていたという結果も書かれてました。


ニュルブルクリンクに焦点を当てすぎて、そういう少し小さい所は苦手なのかも知れません。

(逆を言えば、セアトもルノーもニュルで結果出しつつそういうとこでも結果を出すというのは非常に素晴らしいと思います)


ぽっと出たてのニューモデル。

これからの熟成に期待…と言ったところでしょうか。

FD2でしたっけ。

最後の純粋なタイプR(フィットベースは私はシビックタイプRだとは思ってないw)

あのころからですよね、ホンダの迷走が始まったのは。

純粋にタイプRらしかったのはEP3までだったんじゃないでしょうか。

EP3は非常に優れたクルマでした。

乗り味も良いし、乗り心地も存外に素晴らしかったし、何もかもがバランス良く大変良い車でした。

多少ラップタイムで劣っても良いんですよ。本当に。

大事なのは、普段乗る機会も距離も多い一般道での乗り味・操縦性・楽しさだと思います。


新型タイプRは、掲げた目標が高すぎたが故に…

また、実際にその高い目標を実現させたが故に…

ほんの少しだけ、ボタンを掛け違えているのかも知れないですね。


試乗する機会があるか無いかわかりませんけれども、乗る機会に恵まれたら実際にどういう感じなのか、じっくりと楽しんでみたいなぁと思います。


ただ、ルックスが…

いい加減、日本車もそろそろこういうガンダムちっくなデザインから脱却してほしいですよね。


それこそが、日本車らしさなのかも知れませんが、価格が価格だけにもう若造(失礼w)では簡単にぽいぽいと買える値段の車ではありません。

じゃあ、どんな層の人が買うの?

その価格帯でこんなかなりカルト的な(とっても良い意味で)車を買う人たちって、もう何歳かな?

なんでそういう発想になれないんでしょうか。


ホンダさんは最近マツダの勢いに押されてイマイチぱっとしませんが、まともな車を作れる大変良いメーカーさんです。

普通の車種こそ光る。(タイプRじゃなく)

そんな真面目なメーカー。

先を行き過ぎて世間では受け入れられずに売れなかったHR-Vの初代3ドアなんてちょっと乗って転がすだけで「おお、すげぇw」って感嘆したほど、フツーかつ乗りやすい上に快適な車でした。

(この場合のフツーってのが難しい上に、それを実現できている車種は輸入車でも最近は少ない。

わかりやすい「スポーティw」を表現する為にハンドルちょっと切ったらどばーwwww(しかもこれが痛い演出。限界が高いわけでは無い。いや、限界は高いかも知れませんが、リニアでファンな感触では絶対に無い。)って曲がったり、今までそんな事してなかったよねwっていう真面目なメーカーさんですら、そういう傾向なのが残念)


いろいろ書きましたが、組織が大きくなりすぎて色々難しい面もあるかとは思うんですけど、ホンダさんにはそろそろ原点回帰していただきたい。

そんな凄い性能無くてもいい。

まずはステキなフツー車を以前みたいに作り続けて欲しい。

そう思います。


まずは、新型シビックタイプR


雑誌記事通りなのか、自分の目で、手で確かめてみたいなぁと思いました。